猫田ジャレの 『 天然!にゃー語 』

~ 見ネコ聞くネコ言うネコの とびきり天然な日常 ~

弥勒菩薩様に逢いに・・・

2017年03月23日 | お出かけ、レジャー、イベント等
 クラコンの興奮さめやらぬ、明けて3月13日、

と、ある所へまず参りまして (次の項目で書きます)


その後は京都へ。



あいにくの曇り空でしたが


京都駅前からバスに乗り、こちらへ行きました。



 太秦(うずまさ) 広隆寺。


広隆寺には、大好きな 弥勒菩薩(半跏思惟像)様 がいらっしゃるのです。



実は幼稚園の頃、
我が家に 『広隆寺の弥勒菩薩・仏頭』(石膏でできた美術の先生の制作物であったらしいが謎) が来て (※注)、私の部屋の隣にずっと飾ってあり、日夜拝んで大きくなったことから
(ちなみに偶然ではあるが幼稚園は仏教系、中学の時にはお寺主催の2泊三日の禅道会に毎年参加、中高の修学旅行で奈良、京都を尋ねて寺や仏像に夢中になったので、大学は万葉集ゼミ、その後も全くの偶然だが4年間お寺に勤務するなど、なぜか不思議と仏教とのえにしがある)

『広隆寺の弥勒菩薩』 というのは長い間の憧れ (中学の修学旅行で訪れたのは、弥勒菩薩でも中宮寺だったのでなおのこと) だったので・・・(二つ上の姉にとってもそうであったようだ)


2010年、平常遷都1300年の時、友人と奈良・京都の旅をした際、初めて長年の憧れ 『広隆寺の弥勒菩薩様』 にお会いできた時は本当に嬉しく、たいそう感激したものです。

この次お会いできるのはいつだろう・・・   

そんなことを思いながら小雨けぶる晩秋の広隆寺をあとにしたものであるが、 


特急と新幹線でkから2時間もあれば行かれるのに、京都及び奈良は自分にとって特別なので、

ふらりと立ち寄る場所ではなく、何か特別なときに、特別な思いで出かける場所であり・・・

行く機会を逃していた。


今回、人生2度目の大阪へ行くこととなり、めったに行かない関西方面に行くのだから、せっかくだからついでにどこか立ち寄ろう

まずは、2日目の昼間に、あそこだな。


3日目の帰る日には・・・

途中下車ができるなら、京都で降りよう。

自分、色々で疲れていたので癒されたい、

お寺や仏像を見てのんびりしたいな。


時間なさそうだから京都駅近くのお寺にしよう、と思って探したのだが、イマイチピンとこない。


そうだ  

ちょっと遠いけど弥勒菩薩様に逢いに行こう・・・     きらん


何かを成し遂げたとか、何か自分にとって特別なときにでなければ逢いに行ってはいけないような気がしていたけれど、

今、一番お逢いしたい仏様に、逢いたければ逢ってもいいではないか・・・


弥勒菩薩様に逢いたい     

逢って静かに向き合い、清らかな気持ちになりたい。救われたい。


という感じでした。








仁王様のいらっしゃる桜門をくぐり


講堂や太子殿を抜けて



梅の花? がほころび、

久しぶりに感じる境内の、穏やかな時間の流れに身をまかせると開放的な気分に。



弥勒菩薩様のいらっしゃる 「霊宝殿」 前は、心なしか神聖な静寂が漂います。




いよいよ、この階段を上った向こうに・・・


薄暗い殿の中には他の何体もの仏像が祭られており、弥勒菩薩様の反対側には大きな薬師如来像が三体。

はやる気持ちを抑えてそちら側から見ているうちに、もうじきお逢いできるのだと思うと感極まって涙がじわり。


そのせいか、実際お会いした時には、ゼッタイ泣いちゃうと思っていたのに涙は出ず、

ウルウルする瞳とこころで、じっと弥勒菩薩様と対話をさせていただきました。



慈愛に満ちたそのお姿を見ていると、不思議と清らかで素直な気持ちになれるのです。



何事にも代えがたい、弥勒菩薩様だけが持つ厳かで柔らかな空気。



最後にもう一度振り返って、次にお逢いできるのはいつだろうと思いながら霊宝殿を後にしました。






2010年に尋ねたときにいただいた 「ご朱印」 と、買い求めた2種類の絵葉書の中から、お気に入りの一枚を額に入れ、書斎に飾ってあります。





ちょうどパソコンのあるところの正面の本棚には、弥勒菩薩様のお顔写真、奈良・興福寺の阿修羅像お写真とミニ阿修羅像(立体)ほか、

自由の女神、鎌倉の大仏などの実像、アルフィー関連などこの数倍以上のスペースにゴチャゴチャと(笑)、尊敬するもの、好きなものが飾ってあります。


いつかここに、弥勒菩薩様の実像を飾るのが夢です。    

( どうせならちゃんとしたものがほしいので、ネットでも探しているのですが中々ないのと、あってもとても高価なので、時期をうかがっているところです。 )   


今回は、額に入れて飾ってしまったため、 「ご朱印帳」 に貼るためのご朱印をいただいて帰りました。

( 行くことがわかっていたのに、なぜに忘れるご朱印帳。直接書いてもらった方が重みが違うのに残念です。
あと、前回初めてお尋ねした時に、外の売店ではなく、弥勒菩薩様の御前に並べられて売られていたお守りを買って帰り大切にしていたのですが・・・
それを持ってきて、新しいものに買い替えてもよかったかもしれない、と後になって思いました。
残念ですが、今持っているお守りを大切にもう少しいていただくことにします。  )






帰りは京都市内を行きかう路面電車など電車を乗り継いで行ったのですが・・・




「太秦広隆寺駅」



駅のホームのすぐ向こうにお店や民家が建っている不思議な光景がありました。






駅のベンチに座っていた、イケメンの外国人と一緒の、昨日大学を卒業したばかりという可愛らしいお嬢さんに、京都に行きたいのだけれど、この電車の、こっち方面であってますか? と尋ねたところ、

「私たちもちょうど京都に行くんです。」 と、とても愛そうよく答えてくれたので・・・


お若い方に余り話しかけてもウザイおばさんと思われてもやだなぁと思い、距離を置きつつも、2回乗り換えがあって近くにいたため、時々また聞いたりしながら、結局京都まで、つかず離れず? ご一緒していただいちゃいました。

お嬢さんがお一人だったらずっとお話ししていたかもですが、私は英語がわからないし、彼は日本語がわからないようだったので、
私と彼女が話していると彼に悪いと思ったのもあり・・・。    


そういいながらも、聞くところによると、

お嬢さんは大阪生まれの大阪育ち、私が長野県から来たと告げると、長野にスキーによく行きますよ、とか、

日本に来て一年ほどの彼とはSNSを通じて知り合い、大学もそのような勉強をしていたので、卒業後は本当は旅行関係の仕事につきたかったのだが、
母が心配したので郵便局に就職する、3か月は研修がありその後どこに配属されるか、たぶん家から通える範囲だと思うがまだわからない、とのこと。

でも、本当はまだ旅行関係の仕事に未練があるのだとも。

私のような通りすがりのオバサンがあまり差し出がましいことを言うのも何なので、なんてお応えしたかはっきりとは思いだせないのだけど・・・

まずは今の仕事を頑張ってみて、でも夢を捨てずに頑張ってね、とかなんとか言ってお別れしたように思います。    


外国人の彼氏がいるくらいなので英語も堪能だし、明るく愛想もよく、好奇心旺盛で親切な人だったので、ツアコンとか通訳とか向いていそうかな、と思いました。

ほんとに、今どき珍しいくらい感じの良い子だったので、もっとお話ししていたいくらいでした。    


太秦へは 「映画村」 を見に行ってきて、今日はこれから京都で 「水族館」 に行くのだと言ってましたが・・・

若いっていいな       





夕方4時過ぎに、京都駅構内でやっとお昼。

柴漬けやちりめんじゃこ、大葉や削り節などの乗った和風の梅肉パスタでしたが・・・

思ったよりバターがきつくて(それもバターではなくマーガリンのような味)余りさっぱりしてなくて、ちょっとたんまりしたのと

なんと、大根おろしを載せてあった大葉が、おろしを外してみたら黒かった(腐っていたのだと思う)    

ので、残そうかと思ったけど、大葉は大好きなので、腐ってるものをお客に出すはずはないから、もしかしたら私が知らないだけでこれは食べれるのかしら (特に京都では) と思って食べてみたけど  

やっぱり苦かったです。(ちなみに家では絶対に食べません 


ものすごく損した気分になったのと、     
やっぱり 
「これってもしかして腐ってませんか? 私は家では黒くなった大葉は絶対食べませんけど、こちら(京都またはこの店)では食べても大丈夫なものなんでしょうか? それともこれは飾りで食べないものなんでしょうか? 私大葉大好きなので、食べたいし悪いけど替えてもらえませんか?」 と言って替えてもらうべきだったと、後で凄く後悔しました。

おまけに、
おろしを外せばわかるものなのに、腐ったものを出したということはわからない客だと甘く見られたのかしら?

それとも、あら、あの客腐った大葉食べたのね、よく食べられたわね、とあきれられてないかしら、と余計なことまで想像して、すごく悔しかったです。


最後にきてとても残念な思いをしましたが・・・   




京都、めったに行かないのと、せっかく行ったのだからと、
そして二泊もしたので悪いからと 「京土産」 もたくさん買って帰り、楽しい旅行でした。

( でも両親には、どこかへ行くと必ずデパ地下グルメのお惣菜や駅弁などを買って帰るため、夕飯になるので期待していたみたいで、お菓子よりそっちのほうがよかったかも、と、後で後悔しました。
ちなみに「赤福」は伊勢名物ですが親の大好物で京都にもあったので。 )



帰りは新幹線でたった30分で名古屋につき、ちょうど運よく5分の接続で特急しなのが来たため7時半頃にはもう店について? しまいました。

Kからたったの2時間。

京都って近いわぁ~。(とーきょよりも・・・  


ただし、早くついてしまったので(笑)、 疲れていたけど閉店まで店にいて少し仕事をしなくちゃならなかったので、
ちょっと損した気に。


( そして、エスカレーターで歩く人を通してあげるために止まって乗っている人が右側に立っていたり-信州や東京は左側に寄って立つので-、なんとなく馴染めない関西方面に、ちょっぴり東京が恋しくなった私です。 )



でも、とっても楽しい タカミークラコン & 関西の旅でしたよ~     


またいつか、必ず行きたいです。 





※ 注



幼稚園の頃に家に来た 『広隆寺・弥勒菩薩仏頭』。

なんでも美術の先生 (家は中学と高校の近所なのでどちらのかは不明) が広隆寺に行き、弥勒菩薩像に直接石膏をかけて固めて取ったものだからホンモノだ、と言ったそうですが・・・

子供心にそれはすごい  と思ったけど、
よく考えたら国宝の仏像に指一本触れられないものを石膏をかけるなんてできるわけはないので、たぶんその先生のデマ? と思われますが・・・

かなり良くできていると思います。

そしてこの仏頭は、二階にある私の部屋の隣の柱に飾られていたので、じっと見ていると厳かな気持ちになったり、何かあると拝んだりお祈りをして育ちました。

そしていつか、本物の弥勒菩薩様に逢ってみたいものだ、とずっと思っていました。

今でもそれは同じところに飾られています。


家は商売をしていて色んな人が出入りしていたのと、父が絵や飾るものが好きで、おまけに人が良く騙されるのか? あまり価値もわからず妙なものを買い込んでは二階の座敷の床の間を中心に別の部屋や中には押入れ行きのものなど、たくさん飾られていました。   

( 美術工芸品などの高価なものではなく、住んでるとこが山なのでタヌキやリス、鳥の剥製、木の切り株を磨いたもの、熊やカモシカの毛皮の敷物、知人が趣味で描いた油絵、どう見てもまがい品のような妙なもの、などです。 )    













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