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猫田ジャレの 『 天然!にゃー語 』

~ 見ネコ聞くネコ言うネコの とびきり天然な日常 ~

緊急速報!!

2015年03月03日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)



 昨年NHKBSプレミアムにて全国放送され好評だった、
ドラマ 『木曽オリオン』 が、アンコール放送 されます 

3月 6日(金)【NHK総合】後7:30~8:28 <長野県域>

長野県限定というのが大いに残念ですが、初めての地上波放送。
大いに期待できますね。 
この機会に、見逃した方、見られなかった方は、ぜひどうぞ  




◆木曽オリオン~長野発地域ドラマ~ アンコール(BSP 14/1/22)

3月 6日(金)【総合】後7:30~8:28<長野県域>

全国一平均標高が高い長野県。なかでも、山深い谷間にあり、市街地の光が届きにくい木曽町には、“日本一美しい”ともいわれる星空が広がります。
その木曽町で平凡な毎日を過ごしていた主婦、征矢秀子。少々暇をもてあましていたところ、町の中心から車で30分ほどのところにある天文観測所で「まかない」の仕事をしてほしいという話が舞い込みます。
これまで一度も訪れたことがなかった観測所。そこで出会ったのは、世界で初めて「ショックブレイクアウト(超新星爆発の瞬間)」を捉えようと、夜ごと観測を行う若き天文学者や、望遠鏡のメンテナンスなどを行う、いつも一緒の3人組など、ちょっと変わった面々。
秀子は初めての観測所の仕事に戸惑いながらも、研究者たちとの、奇妙でそこはかとなく楽しい交流の中で、普段の生活に少しずつ変化が生まれていきます。
“人生がちょっと豊かになるヒントは、意外と自分のすぐ近くになるかもしれない”。
番組では、そんなテーマを、平凡な主婦・秀子と天文観測所の研究者たちとの交流を通じて描きます。

【出演】和久井映見、大東駿介、田中要次、梶原善、皆川猿時、秋野太作、相島一之、林マヤ ほか

( 写真は、サイトのものを写真に撮らせていただきました。ドラマ説明文等も、サイトのものをお借りしました。
深くお詫び申し上げます。  )



 また、本日の情報では、

THE ALFEE 40th Anniversary Film (ライブ・シネマ・ドキュメンタリー)
THE LAST GENESIS  ~40年の軌跡と奇跡~

109シネマズ名古屋 での上映が、 3月13日まで延長されました 


 上映時間は以下の通り。

3/7  14:25~  18:50~
3/8 14:25~
3/9~3/11  12:20~  19:30~
3/12、13  12:10~  14:35~ 

です。 
(劇場に問い合わせたものなので確かな情報です。 ※一部掲載ミスがありすみませんでした今頃訂正) 

ヤッタァ~   バンザイ               

13日近くになれば、ひょっとしたら行かれるかもしれません。(その頃になってみないとわかりませんけどね)

しかも、全日昼の部があるので、ほんとによかったです。 (夜の部だけだと、電車がなくなるので延長になっても結局行かれないことになるので  )

お近くの方はこの機会にぜひ、是非、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。 


 他にも 延長上映確定映画館が続出中 

詳しくは、各劇場へお問い合わせください。




 おまけ 



NHK 大河ドラマ 『花燃ゆ』

先週の分だけ、まだ録画を見てないですが、毎週、感動の涙を流してます。  

大好きな吉田松陰 の妹 杉文(すぎふみ) が主人公の、大好きな “幕末ドラマ”  


文と、のちに若き志士となる、松下村塾塾生たち。    うーん、青春若者群像、いいなぁ~   

なんといっても  
大沢たかお演じる小田村伊之助(下の写真左)、伊勢谷友介演じる吉田松陰(同右)が、とてもカッコよくて人物像的にもすんごい魅力的で素敵、  
また、二人の熱き友情が抜群にいいです。  



いつか、くわしくご紹介したいとは思っていますが・・・

みなさんも、ぜひ見てくださいね  



※ 写真は、『NHK大河ドラマストーリー』 掲載のものを写真に撮らせていただきました。






NHK連続テレビ小説 『花子とアン』 の世界、そして私。

2014年10月11日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)



4月から半年間楽しんだ、通称 “朝ドラ” 『花子とアン』 が、ついに9月27日をもちまして感動のフィナーレを迎えました。

後半のドラマは10月1日からと決まっているので、なんとなく 『花子とアン』 は、9月30日までやるのかな、と思っていたので、

9月22日月曜日のテロップに (最終週) の添え書きを見て、え゛ー、もぉ終わっちゃうのぉ~   

と思っては泣き、   

9月27日のテロップの 「最終回」 の文字を見つけて、ああ、いょいょ今夜限りなんだわ、と思ってはまた泣き、     

このドラマ、

ほぼ90パーセント、 “毎晩”泣きながら見ていました。 
               


( 朝に弱いので “さわやかな朝ドラ” を録画で 「深夜」 に見ていたため   
 それだけではなく、何度も言うが、朝に弱くなくとも、TVでもラジオでも、家族が寝静まり誰にも邪魔されない状態で、ひとり真剣に、そのものに集中して見聞きするのが好きなので、ちゃんと見聞きしたいものは録画 (録音) で楽しむのが自分の鉄則です。 ) 

まあね、3年前 (平成23年) にハマった 『おひさま』 のように、夫も見たい、といえば一緒に夕飯の時に見てもよかったんであるが、第一回目の時に 「これこれこういう話だけど見る?」 と聞いたら 「見ない」 というので、なんでこんなに面白い話を見ないかなぁーとちょっと憤慨しつつも、それならいいや、と一人で見るに至ったわけです。

( 夫にとって見るかどうかの決め手がどこにあるのかは、ナゾ・笑。 )



本ドラマは、

カナダのプリンスエドワード島の美しい自然を背景に、
赤毛でそばかすだらけでやせっぽち、おまけに癇癪 (かんしゃく) 持ちで、そのうえ孤児だったことから、
想像力だけはたくましく育った 主人公 「アン・シャーリー」 と、彼女を取り巻く人々との愛と友情、笑いと涙を生き生きと描いた

『赤毛のアン』(原作者はL.M.モンゴメリ) に代表される 
“アン・ブックス(又は「赤毛のアン」シリーズ)” を日本中に広めた、

同著を翻訳し、日本の生みの親といっても過言ではない 「翻訳家 村岡花子」 の半生 を描いた作品。

( ドラマ原作:『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』 村岡恵理(花子の孫)  脚本:中園ミホ ) 


高校から大学にかけて “アン・ブックス” にはまり、
まさに アンのように生きたいと願っていた “自称・夢見る少女” だった私にとって、 
   

その “生みの親” である 「村岡花子の生涯」 は、知りたくてたまらない世界 であった。



「アン」 を世に広めた “村岡花子” の話ではあるのだが、たぶん、脚本を書いた中園さんが 『赤毛のアン』 を意識したのだろう。

花子の女学校時代の話などは、まさに 『赤毛のアン』 の中のアンと同じ “事件”  が花子の身に起きたりして、
これは ファンにとっては 堪(こた)えられない。       

また、村岡花子の生い立ちや性格が、『赤毛のアン』 の主人公である 「アン・シャーリー」 によく似ている点が多いので、
これまた、ファンにとっては堪えられない   



村岡花子 (旧姓:安東はな) は、山梨の貧しい小作農家に生まれたが、
幼いころから本がものすごく好きだったために、父の計らいで兄妹の誰も行けなかった小学校に、一番下の妹の子守をしながら、みんなより数年遅れて入学、

その後、当時の田舎の貧しい家の者としては珍しく学があり、そのうえハイカラで革新的な考えの持ち主 (悪く言えば破天荒で自由気まま) である父の勧めで 「給付生」 として寮生活をしながら東京の秀和女学校に転入、

そこで初めて触れた 「英語の世界」 にとまどい、四苦八苦しながらも、
持ち前の努力家で負けず嫌い、好奇心旺盛な性格から、しだいにめきめきと英語を習得。

卒業後は、親のことを想い “後ろ髪引かれる思い” で郷里に戻って、そこで6年間母校の小学校の教員を務める。

その後、夢を捨てきれなかった花子は再び上京して、出版社に勤めながら次第に翻訳の仕事をもらうようになる。

女学校時代に、前出の出版社でバイトをしていた時に、印刷会社の息子として出入りしていたことから知り合い、窮地を救ったお礼として 「英語の辞書」 をプレゼントしてくれた村岡栄治と、色々あるのだが、やがて結婚。

「花子さんの、素直でわかり易い翻訳が一番好き。
もしもあと3日でこの世が終わるのなら、最後の1日は、ずっと花子さんの訳した童話を読んで過ごしたい。」
( きゃー、言ってくれますなぁ~    )

というほどの、花子のよき理解者である、優しい夫 栄治に支えられながら、
関東大震災、4歳前の一人息子を疫痢で突然失う、太平洋戦争などの困難を乗り越え、

ついに、女学校時代の恩師 ミス・スコット が戦時下に母国カナダに帰国する際に託した 
『 Anne of Green Gables 』 (アン・オブ・グリーンゲイブルス-緑の切妻屋根のアン、『赤毛のアン』の原題) を翻訳、
苦難の末出版する。


まっ、実際の花子の生家、安中家は山梨県甲府市で葉茶屋を営んでおり (つまりは裕福)、
その長女として生まれた花子は、文学好きでクリスチャンだった父の希望で2歳で洗礼を受け、5歳の時に一家で上京、翌年品川の城南尋常小学校に入学。 (いつまでも山梨に生家はないし、女学校卒業後に山梨東洋英和女学校に教員として赴任したが、それは親のためではない)
など、10歳で東洋英和 (ドラマ中では秀和) 女学校に編入しているという以外は、かなりドラマと実際とは違ってはいますが・・・ 


そこは、ドラマとして見るので、

私には、貧しい田舎の子どもが東京の女学校 (しかもハイカラで富裕層の多いミッションスクール) に編入する気持ち、

東京に残りたかったのに、4人兄妹で一人だけ学校を出させてもらい、しかも10歳で離れた親のために郷里に戻ったりする気持などは、
自分も似たようなところがあったので痛いほどわかったし、  


赴任先の小学校で、東京帰りで、やたら英語にかぶれた 「女」 の教師ということで、男性教員から疎まれたり、
のちに (東京に戻り結婚してからだが) 「ラジオのおばさん」 としてニュースを読むようになると、女だから、とか、秀和女学校出だから 「ごきげんよう」 を使いたがるのだ、と妙な難癖をつけられたり、

そういう、時代の風潮の中で頑張る花子の気持ちもよくわかったし、


やがて山梨から、東京の出版社に晴れて就職できるのだが、自分でも童話を書いたり翻訳の仕事を任されるようになる傍ら、
当時売れっ子だった女流作家、宇田川満代に、出版社の社員として気を遣ったり、
「所詮 『ミミズの女王』 よ」 と言ってはバカにされるくだり、
( 『ミミズ-』 は、花子が初めて書いた童話のタイトルで、それが入選した、その祝いの席に同じく賞を取った宇田川もいたのだが、当時から才能があり筆1本で生きていこうとする宇田川は、花子のことをいつも 「あまっちょろい」 といっては小ばかにしてきた。 )

日本中の子ども達に夢や希望のある物語を沢山届けたい、との思いから、
出版社を上げて力を込めて、新しい児童雑誌を創刊するくだりや、

次第に翻訳家としての仕事が認められ、ついに花子の訳した 『王子と乞食』 が初めて本として出版されるあたりなどは、

翻訳と創作の違いはあれども、まさに、同じように文学を志している自分にとって、
出版社、作家、翻訳、原稿、など、色々と身につまされ、 共感できる部分が実に多いドラマ であった。


そしてなんといっても、恩師である ミス・スコットから、 
『 Anne of Green Gables 』(『赤毛のアン』の原作) を託されるところ、  つ、ついに出たっ  ・・・ 

戦時下の空襲の時に、焼夷弾と火の海の中を、
花子にとって、命にも代えがたいほど大切なもの、 『 Anne of Green Gables 』 の本と女学校時代からずっと傍らに置いてきた、栄治にもらった 「英語の辞書」 とをかかえ、
娘の美里 (みさと-妹の子で一人息子を失った後に養女として迎えた) の手を引き、必死で逃げていくくだり、  まさに、ドラマチック 

震災で失われたため、自宅の離れで印刷会社を再出発させたものの、戦争で閉鎖されていた栄治の印刷会社も復活、

花子が勤めていたところではないが、再建をかけた別の出版社から翻訳原稿の出版を依頼され、ひとつは出版されるものの、『 Anne of Green Gables 』 の出版は、原作者が無名だという理由で断られてしまう。  

だが、あきらめきれなかった花子は、6年もの間それを暖め、

次にその出版社から話が来たときに、おもむろに原稿を出す・・・。

そこからはもう、私の大好きだった 『アン・ブックス』 が、まさに世に出ていこうとしている、 
わくわくとした気持ちでいっぱいになる。      

私の大好きな 『赤毛のアン』 は、こんな風にして世に出たのね。 
   うるっ。


村岡花子さん、
アンを訳してくれて あきらめずに出版してくれて ありがとう    

               

( 翻訳された本のタイトルが直訳ではなく、 『赤毛のアン』 に決定するまでのいきさつも興味深かった。 )


と、ゆーワケで、メデタシ、メデタシなのだが、

その出版祝賀会で、栄治から既に贈られていながらも、 『赤毛のアン』 が出版されるまでは読まない、と自らに課していた 『アンの続編の本』 を晴れて再び手渡された花子は、いてもたってもいられなくなり、

祝賀スピーチを話し終えるや否や会場を飛び出し、一目散に我が家へと駆け込み、

栄治からもらった分厚くて大きな英語の辞書をめくっては、新しい続編の本に読みふけるのであった。


まるで女学校時代に、わからない英語の単語を見つけるたびに、廊下を走っては図書室に駆け込み、辞書で意味を調べないと気が済まなかった、あの頃みたいに。


花子の英語と翻訳、物語を生み出すことへの情熱と、そして青春は終わらないのであった。




村岡花子



ドラマ中、これはちょっとな、みたいな部分が全くなかったわけではないが、おおむねよくできていると思ったし、


 なんといっても、主役の花子を演じだ吉高(よしたか)由里子が、彼女は現代的で不思議ちゃんなところが好きな女優さんだったのだが、
うって変わって、古風な奥ゆかしさと初々しさの残る清潔で可愛らしい、そしてその中でも新しい時代の波を感じる力強くてたくましい花子を、実に魅力的に演じており、好感が持てた。

( 『花子とアン』 は、初回から最終回までの期間平均視聴率が、関東地区で22・6%(関西地区21・6%)で、人気の 「あまちゃん」「梅ちゃん先生」などを上回り、過去10年間で最高を記録した。
そんな人気をふまえて、吉高は今年の紅白歌合戦の紅組司会に大抜擢されたのです  )


また、花子のことをよく理解してくれる優しい 「おじいやん」(石橋蓮司)、心が広くてあったかい 「おかあ」(室井滋)、
どこか憎めない、かわいらしい 「おとう」(井原剛志が好演、サイコー だった)、 
兄やん(賀来賢人-かくけんと、女優賀来千香子の甥)、妹の かよ(黒木華-はる) と もも(土屋太鳳-たお)。 
( 私も大好きだった、おじいやんと、のちにおとうが亡くなるシーンでは、号泣。 )

幼馴染で花子のことをずっと好きで、何くれとなく世話を焼き力になる朝市(あさいち-窪田正孝)、

ブラック・バーン校長をはじめとする、花子に道を説く女学校の先生たち、

生涯の腹心の友となる 連さま (連子、歌人の白蓮。仲間由起恵が気位の高い華族の令嬢から恋に生きる一途で可憐な女性を好演)
醍醐さん(高梨 臨-りん。結婚を夢見るだけだったお嬢様が次第に職業婦人となり書くことに命を燃やし、遂には兄やんを追って甲府の家に押しかけ女房をするという仰天な展開を熱演)

花子の夫の栄治 (清潔感溢れる鈴木亮平が、朴訥ながら爽やかでなかなか素敵であった) や、
かよの勤めるカフェーの常連客で都会的な紳士だと思っていたら実は栄治の父であり村岡印刷社長だったという、いい味を出していた平祐(へいすけ-中原丈雄)、

栄治の弟で印刷会社を手伝う天真爛漫、天使のようにいい人で、かよにプロポーズした直後に関東大震災の犠牲となる郁弥 (町田啓太-しかもほんとは嬉しかったのに、恥ずかしさのあまりかよに断られてしまい、茫然としたままで。あ、あんまりだ・・・号泣を超えて超嗚咽状態  郁哉を失った後のかよもつらくて見ていられなかった・涙)

連子の夫で九州の石炭王、豪快な中にも実は男気と人間味あふれる人物だった嘉納伝助 (吉田鋼太郎)や、
駆け落ちの相手でのちの夫となる宮本龍一(理論家でクールなのだがややまぬけな、純粋で一途な帝大生を中島歩-あゆむ が好演) など、

家族をはじめとする登場人物の魅力にもあふれ、

また、全体的にどことなくユーモアあふれるところ (特に甲府の地主親子、徳丸甚之介-とくまるじんのすけ&武-たけし親子(カンニング竹山、矢本悠馬)などはサイコーにおもろかった) なども、ドラマに温かみと花を添えた。



10月になり、毎日の楽しみだった、 『花子とアン』、 
そして日曜夜のお楽しみ、大好きなタカミーの魅力が全開だった KinKi Kids 司会のバラエティー音楽長寿番組 『新・堂本兄弟』 の、
2つの大好きなテレビ番組が同時期に終わってしまい、

なんとなく寂しい、秋の夜長である。      



ドラマは、録画したものを消すことができず、すべてとってある。 (見返すことはないとしても 『宝物』 なのです)


ご興味を持たれた方は、NHKオンデマンドでご覧になるか、そのうち出るであろうDVDを購入されるか、いづれ再放送するかもしれないので、こまめに情報チェックされるか、してください。    




     * * *   * * *   * * *   * * *   * * * 






 ハマッたのは高校~大学にかけてであるが、小学生の時に 「リライト版」 (読者対象の子供に合わせて簡易な言葉にしたり、多少短く編集しなおしたもの) を買ってもらって読んでいた。

少女世界文学全集 (偕成社) より 『赤毛のアン』 (モンゴメリー・村岡花子訳) 昭和43年5月20日発行、定価330円

いつごろ買ってもらったかの記憶は定かではないが、昭和43年当時はまだ小2なので、もう少し大きくなってから読んだのではあるまいか。

イラスト入りだったのが逆に災いして、そばかすだらけでやせっぽち、ちっともきれいじゃないという主人公の 「アン」 (しかも癇癪持ちで想像ばかりしてる変な子みたいだったし) が、
きれいなお姫様やお金持ちのお嬢様と、その暮らしにあこがれていた私には、それほど魅力的に感じなかったのが難点。

でも、けっこうおもしろかったのは確かで、


沢山出てくるお菓子や食べ物のシーンや、
憧れていた流行の 「膨らんだ袖」 のドレスをマシューにプレゼントされて喜ぶシーンなどは特に大好きだった。



巻末に載っていた、訳者である村岡花子の作品解説。
花子は 1893年(明治26年)6月21日生まれで、 1968年(昭和43年)10月 25日に亡くなっていることから、この解説は亡くなる少し前に書かれたものである。

  
解説中に載っていた 原作者 ルーシー・モード・モンゴメリ の写真。

よく、作者と似た人が主人公になるものだが、モンゴメリはアンと違って美しく、膨らんだ袖のお洒落なドレスを着ているのだなぁと思った。

また、白黒の小さいものではあったが、そこに載っていた 『赤毛のアン』 のモデルとなった 「家」 や、
想像に反して美しい、外国のお姫様のもののような夢いっぱいの 「寝室」 などは、幼い私にはドキドキして眺めていたものだった。

 




 こちらが、高校時代にハマって、大学にかけて全巻をそろえた、新潮文庫の “アン・ブックス” シリーズ、全10冊。

ちなみに、 第一巻である 『赤毛のアン』 は、昭和29年7月28日に初版発行、
昭和51年10月15日、第49刷、というものを購入していて、280円也。 高校一年くらいの時ですね。
  


ですが、多分読んだのは、手前の6冊くらいで、

・赤毛のアン(アンの子供時代)
・アンの青春(女学院から大学に入るまで)
・アンの愛情(大学時代から、卒業して幼馴染のギルバートへの真実の愛に気づき、求婚を受けるまで)
・アンの友達(読んでみたらアンの話ではなく、その周辺の人物の話だったのでつまらなくなって、途中でやめてしまった・笑)
・アンの幸福(ギルバートの求婚を受け、愛を確かめ合った二人だが、ギルバートは医学生で、アンは違う村の中学校で教えていたため、二人はすぐに結婚せず、3年間手紙のやり取りをしていた、その手紙として物語が展開。)
・アンの夢の家(いよいよ結婚したアンとギルバートの、楽しい夢のような日々)


まだ若かったので、アンが自分と同世代だった頃の最初の3冊くらいを夢中で読み、自分の生きる指針としていた。

このころは、子供のころ、ちょっと変わった子でそれほど魅力を感じなかったアンの性格、
想像力や感性が豊かなところ、感情の起伏が激しいところなどが、だんだん自分と似ているような気にさえなった。

そしてアンの生き方、信念、学びたい気持ちなどに共感を覚え、アンのように生きたいものだと思ったりした。

特に、
 「あたしは、自分がこの世に生きているために ほかの人たちが、一層たのしく、暮らせるというようにしたいの・・・
どんな小さな喜びでも幸福な思いでも、もしもあたしが、なかったら味わえなかったというものを世の中へ贈りたいの。」
( 定かではないのだがおそらく 『アンの愛情』 より、原文まま )

という箇所がお気に入りで、アンの言葉は、そのまま作者であるモンゴメリの信念であり生き方なのだ、と思い、
自分も将来物を書くようになったら、そのようにして生きたいものだ、と高校時代から思っていた。


以下、
・炉辺荘(イングルサイド)のアン(夢の家から引っ越し、炉辺荘へ移ってからの生活を書いたもので、だんだん自分とアンとの生活がかけ離れてきたため途中までしか読んでいないと思う)

以下、アンをめぐる人々、アンの娘リラ、虹の谷のアン は、もうアンの話ではなくなったので、まったく読んでいない。




左は、花子の孫である 村岡恵理 さんの書いた、ドラマの原作ともなった 『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』(新潮文庫) で今回ドラマ化が決定されてから買ったもの。

右は、同じく新潮文庫の 『赤毛のアンの世界-作者モンゴメリの生きた日々』 M・ギレン著、中村妙子訳
で、『赤毛のアン』 の舞台となった、カナダのプリンス・エドワード島や、緑の切妻屋根の家(モンゴメリの生家) 、作者モンゴメリゆかりの品などをカラー写真で紹介している本で、ファンにはたまらない一冊と思う。

昭和61年6月25日発行、平成3年2月20日、第16刷のものを、多分そのころに購入していると思う。




今回新たに買ったもので、
左は、私が大学のころから出ている絵本や童話の雑誌、 「月刊 MOE(モエ)」(きゃー、まだあったんですねぇ~)※注 の、
『赤毛のアン』と村岡花子の特集号、

右は、 奥田実紀著 『赤毛のアン』(河出書房新社) で、どちらもカラー写真がふんだんの、プリンスエドワード島、グリーンゲイブルス、などを紹介した本。

特に後者は、物語に頻繁に出てくるお料理やお菓子の写真や解説が載っていて、うれしい。


アンにあこがれていた時代、アンの故郷である、カナダの美しい島、「プリンスエドワード島」 はぜひとも行ってみたい場所だったし、

物語に出てくる、おいしそうなお料理やお菓子は一体どんなものなのだろうと想像しては楽しんでいた。

大学時代か社会人になったころだと思うが、 『赤毛のアンのお料理読本』、『赤毛のアンのお菓子の本』 というような名前の、カラー写真で、アンの物語に登場する食べ物の作り方を書いた料理本が出て (確か文化出版) 買い、大切にしていた。

今回探してみたのだが、ついに見つからなかったので、
おそらくもう少し大人になり、もうアンは卒業した、夢見るお年頃でもないわ、と思い、古本屋に売ったか図書室に寄付したか、どちらかだと思う。


『花子とアン』 を見て、“アン・ブックス” は、やっぱり自分の原点の一つなのだなぁ、と再認識したので、
今になって思うと、大変惜しいことをした。 (ネットの古本でも探してみようかしら)





※注 月刊『MOE』

1979年に偕成社から「絵本とおはなし」として創刊され、1983年に月刊『MOE』(モエ)と改称。MOE出版を経て、1992年4月号から版元は白泉社に移った。
人気絵本・人気キャラクターをテーマとした巻頭特集を中心とし、その他、アート・映画・旅・ハンドメイド雑貨・スイーツなど、旬の情報のページも組まれている。また、絵本作家を支援するグランプリやイラスト・絵本スクールを開講している。
MOE出版時代には、月刊絵本とおはなし新人賞、月刊MOE童話大賞、MOEコミック大賞などがあり、新人発掘にも寄与した。2008年からは毎年その年に最も支持された絵本30冊を選定する「絵本屋さん大賞」がある。(以上、ウィキペディアより)

発売当初は、当時流行りの “アダルト・ファンタジー”(大人向けの童話や絵本) を扱っていたので、中島(なかしま)潔、葉 祥明(よう しょうめい) など、当時、女性に大人気だったイラストレーターを使っていたと記憶する。

和光大児文研・文学パートでは、リアリズム偏重主義的なところがあり、児童文学 (あくまで「童話」ではない)は “子供のためのものであって大人向けのものではない” との主張から、アダルト・ファンタジーを毛嫌いする傾向にあった。
なので、『MOE』などは論外であり、もともと私はそういうのが好きだったんだけど、だんだん影響されていったと思う・笑。 




※ 冒頭写真は、NHK出版より刊行されたドラマガイド 『花子とアン』1と2です。 






こんな感想も・・・ ドラマ 『木曽オリオン』 Part2.

2014年01月29日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)



『木曽オリオン』 を見てくれた仲の良い友人が、以下のようなメールをくれました。

その子は、私がほぼ全面的に信頼している人なので (← そこがミソ。信頼してない人から言われたら、このぉっ  って思うけど ) 
ほほぉーーー!!! と思いました。 

ナルホド。 

以下、許可を得て、掲載させていただきます。( 絵文字も含め、原文ママ )

本人はさらっと、と言ってたけど とてもいい文章なので そっくり載せます。 (^_-)☆
(私のコメントつきです。)



 1通目
Monday, January 27, 2014 1:00 PM
Subject: 返信遅くなりました…

>なんやかんやで忙しい~汗

>体調はどうですか?大丈夫?ブログ頑張ったのね~!!加筆の方が多いのでは?^^;
ソラシロちゃんにも癒されましたよ(=⌒ー⌒=)

 この頃、ちょっと多忙続きで暮れにも出た膀胱炎になってた (疲労が続くとたまに出る持病?みたいなものなのでご安心を。今はかなり回復) のと、たまたまその日昼にすごい腹痛が襲い、胃だかお腹がちょー気持ち悪く (痛く) て、その上なんだか異様にダルくて眠くて、
でも、這ってでもブログ (加筆訂正分) は書くっ!!  とかいうスゴイ  メールを、でも決意と裏腹に半分寝ながら彼女に送っていた経緯があったので、それを受けた返信なのです。あはは・・・  ( 後日、月の来訪者が来て原因が判明。)

>『木曽オリオン』やっと見れました。面白かったよ!
きれいな町だなぁ~と。
車で走ってた道は、ジャレも通る道かしら?なんて思って見てました。

 えっと、旧M村の山(奥)の方なのでなので、全く行ったことないです。
したがって、普段通ることはないです。
地元ですがしばらく離れていたし、親戚はないし、親が店が忙しくてあまりどこかへ連れて行ってくれなかったので、Kのことを住んでいるところ意外あまり知りません・汗。

>相島さんは、見ないクールが無いくらい、色んなドラマに出てる名脇役だよ。
 そーなんだぁ。  知らなかったわぁ~。 ハズカシイ・・・ 
何しろ、TV見られるのが深夜のスポーツニュースからだから、ゴールデン枠や、ドラマをほぼ見ていません。   
東京時代は、同期のFが一時期勤めていたこともあり 『ザ・テレビジョン』 の愛読者で、好きなドラマは必ず録画して欠かさず見るほどの “TVドラマ大好き人間” だったのに。 

最も、最近の主流は同世代ではなく自分より若い子になるので共感を呼びにくく、渋い役者が出ていて、いいドラマを作っているNHKがいいなぁーと思います。 
( 流行りの医者、刑事ものは人が死んだりするから好きじゃない。 )


※ 以下、私がちょっと   だと思った箇所について書いていた部分に対して。

>私は2週間って、別に短くは無いと思ったけど。
3日間の短期バイトでも、すごく話せた人もいたし、教育実習も2週間で、結構色々話して仲良くなれたから。

むしろ、ずっと居ない人だからこそ、話せる事もあるのかも。
なので、ごく自然に見れました。

 そーなんだぁ、そんな見方もあるのね。   がび~~~ん。   
 

>2時間ドラマなら、もう少し展開があったのかもしれないね。  彼女もテレビっ子

故郷が東京の私には、少し羨ましくも思えたドラマでした(^-^)

 


 2通目
Tuesday, January 28, 2014 6:47 PM
Subject: 若い子にはわからないかな?

>面白く思えないのは、共感出来る部分が無いからなんだろうねぇ。淡々としたドラマだったし(^^;)

 知人の子ども二人が見ていて、おもしろくないねぇーって言った話をしてあったので、それを受けて。
確かに私もそれは思うのだ。たぶん、同世代以上の、オバサンもしくは主婦にならないとわからないかなっていう気はする、この気持ち。  

>自信なくさないで~(^^;)
感じかたは千差万別なんだから、色んな意見があって当然じゃない。共感出来る出来ないも、その人の経験上、同じように感じた事があるか無いかで変わるわけだしね。

 私が、自分の書いたことに自信なくしちゃったよ、と言ったことに対して。  
共感しにくかったという感じで後から書き加えた部分は、両方読んだ人ならわかると思うけど、最初は詳しく中身を書いていなかった箇所。

私はブログ等を書くとき、検索に引っかかったりして何かの拍子に、もしも間違ってご本人が読んでしまった場合でも、その方が気分を害さないことを前提に、言葉を選び慎重に、責任を持って書くことを信条としているので・・・
できるならば悪いことは書きたくないし、褒めまくって終わりたいのですが、
でも、気になったので、そしてやっぱり嘘はつけないなぁと思って書いちゃいました。
岡田さん、いくら大学の先輩で(知った以上こだわる体育会系σ(^^;))、プロで、ヒット作を連発する一流の脚本家だとしても・・・。
ごめんなさい。 

そしたら・・・  


>私がそれほど突拍子もないとは思わなかっただけで。

普段話し相手も無くて星だけを見てて、ゴールが見えないような研究を続けていれば、思い悩む事もあるだろうなと思うの。
そんな時に、久しぶりに話した好奇心旺盛なおばさんの一言に、背中を押される事もあるかもな?なんて。

彼女も普段会話の無い家にいて、ややもすると自分の存在価値を失いそうな時に、他人に喜んでもらえた事で、また前向きになれて、自分の環境や故郷が、改めて好きだと思えたのかも。

それこそ、きっかけなんて、どこにでもあるよ、回りを見渡してごらん、って言ってもらえた気がするドラマでした。


お、おーーーーーっっっ          

ワンダホー  

すんばらすぃぃぃいっ~~~          


そして、以下のようなオチがついてました。   


>あ~久しぶりに長い感想文書いた(^^ゞ
たいした感想じゃないので、こんな意見もありましたよ、程度にさらっと書いてね、さらっと(^^;)



て、言われたけど、とてもいいことを書いているので、全文載せちゃいまス。  




ドラマを見られた皆さんは、どう思われましたか?

ちなにみに、前出の若い子以外の、私の聞いた限りの同世代、もしくはそれ以上のドラマを見た人たち (家族と数人の店の客だけ、ですが) の中で、
不自然を感じた、話がうますぎる、などと言った人は一人もいませんでしたけどね。  

と、ゆーワケなので、
大学のいっこ上の先輩で、プロの一流脚本家で、ヒット作を多く出している岡田恵和さん、ごめんなさい、デシタ。 
( とはいっても、私が感じたのは事実なので書き換えるわけにもいきませんけど。  )

Kを舞台にした素晴らしいドラマを書いてくださって、どうもありがとうございました。  


『 木曽オリオン 』、 今度は一人で、じっくりと見直してみますね。  
見てなかった 『ちゅらさん』 も見てみたいなぁ。

岡田さん、これからも注目しています。    頑張ってくださいね。 

大学のいっこ下の後輩で、名もなき自称 “物書き” のはしくれの、つもりのネコタより。 





 【 付記 】

ブログに載せたけど、訂正箇所があったら言ってね (但し却下の場合もあり・笑) とメールを出しておいたら、
昨日、ブログを読んだ友人から、以下のような返信がありました。

Sent: Thursday, January 30, 2014 12:06 AM
Subject: 全部じゃんO(><;)(;><)O

>名前出してないからいいけど、私のメール解説になってるよ(^^;)
それは大丈夫なの??

 解説になってるって何!? 
エラそうとかそういうこと? 別にエラそうじゃないし、素直な感想だけど、いいとこをついていて奥が深いと私は思ったので、いいと思うよ。
と返信したら・・・本日の返信 

>ブログについてはね、いつもジャレが色んな作品を紹介する時みたいに、私のメールを解説してるから、ただのメールなのになって…
気恥ずかしいやら、申し訳ないやらって気持ちで、いいの?って書いたの。

だってさ。 
この「付記」のことは詳しく載せたとか書いてないので、たぶん彼女は読んでないと思うんだけど・・・   
そーだったんだぁ~。なんていい子なの? 
と、思ったので書き加えます。(^_-)b☆
彼女、これ見たら、もっと赤面しちゃうかも。ゴメンネ。  
 

>そういえば、岡田さんて、私の先輩でもあるわけだ!! 何年で中退したのかな~?ま、すれ違った事はおそらく無いだろうけど。○○君 (彼女のファンの人) のドラマも2~3作品書いてたんだよ~(≧∀≦)

私はチュラさん(注:『ちゅらさん』のこと)は見てなかったんだけど、調べてみたら、結構色々好きだったドラマが岡田さんの脚本でした(*^_^*) 
改めて、凄い人なんだと感心!!

 もらった!!載せるよ~。→載せました。 
昨日も書いたけど、私以上にTVっ子でドラマ好き。ご主人の影響でアニメにも詳しい。OA機器にも詳しく、私からしたら、スーパー・レディーですっ!!!
でも、そんな感じは見た目全然しなくて、すごぉーく優しくていい子なの。大好き。  

ここまで書いたらメールの主、わかる人にはわかるカモ、ですが。






ありふれた日常の中にある小さな幸せ ( ドラマ『木曽オリオン』を見て )

2014年01月25日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)



ちょっと遅くなっちゃいまシタが・・・

皆さま、『木曽オリオン』 見てくださいましたか? 

ネコタも録画しておいて、時間の都合で、水、木と分けて夜、夫と見ました。

おおむね面白かったですね。



 まず、主演の和久井映見ちゃんが、本人は真面目で悪気もないんだけど、まっすぐで純粋なだけに周囲から見ると少し抜けていて、ちょっととぼけた感のある、
ごくフツーの平凡な主婦・征矢秀子を実にうまく演じていて、好感が持てました。


和久井映見ちゃん、初めてみたのは1989年秋にTV学園ドラマ 『愛しあってるかい!』(フジ) に高校生役で出ていた頃で、その頃彼女自身も高校を出るかでないかの年齢、

役どころもちょっとイケメンな先生 (バービーボーイズのコンタ) に恋するピュアな少女役で、すごぉ~くカワイクて、
当時は東京にいたんですが、まだ夫にはなっていなかった夫と、録画しておいたものをお休みの日とかに一緒に見てたんですが、 (このドラマ、陣内孝則とキョン2が先生役ですごぉ~くオモシロかったです。夫が、なんでも 『ちょうちん』 に出てた頃の陣内にそっくりと言われたとかで、ホントに似てるかはともかく、いわゆる “トレンディ・ドラマ” 全盛期だったこの頃、その代表格の一人だった陣内の出ていたドラマを軒並み二人でよく見ていました) 

私は当時キョン2がけっこう好きだったんだけど、この時に知った映見ちゃんもカワイイなぁ~って思っていて、夫もお気に入りで、以来けっこう好きな女優さんだったんです。

その後、私生活で結婚、出産、離婚を経て、以前の面影とはだいぶ様変わりした彼女を再びTVで見たときはちょっとびっくりしたんですけど (大変失礼なこといってます、ごめんなさい)

またこうやって、きれいで可愛いナイスミドル・レディーになってTVで見られて嬉しかったです。 (天然ぽい所はきっと、彼女の持ち味なんですね)


 特に面白かったのは、脚本の岡田さんは男性なのに、よく40代後半くらい (秀子の娘は20代中ごろから後半と思われ、その年代からするとたぶん) の主婦、おばさんの心理や行動をとらえてるなぁーって思うところです。

・若者と違い、ケータイは肌身離さず持ってなくて、どこかへ置いておくので、かかってきたときに探す。
・スマホではなくてガラケーに、ストラップを付けている。
・電話がかかってくると、取る前にハイハイ、と返事をしながら出る。
・電話では、やたらハイテンションで愛想よく、感情たっぷりに大袈裟にしゃべる。
・電話しながらお辞儀をする。
・「誰かに感謝されることなんて、ないもんねー」 と思わせぶりに(含みを持たせて)家族に言う。

などなど。

そのほか、
・「あなたも飲む? ついでに。」 とか、いい顔をしている外と、日常の家族に対する顔が違う。(夫にはあいそがない、さっぱりしている)
・ワイングラスでなく、コップで飲んでいる。 ( 私は一応、足のついてないタンブラー式だけど、ちゃんとワイングラスで飲んでますが。)

などというのも、主婦の日常や心理をよくとらえている。


なので、そーそー    と思いながら、けっこう大笑いしながら見てました。

時折、夫の方を見ると、夫もニヤニヤ笑ってたんで、面白かったんだと思う。

この辺の面白さは、連続テレビ小説 『おひさま』 で実証済みなので、期待してましたが、さすが岡田さんですね。
( 他、見てなかったけど、同シリーズで一大旋風を巻き起こしたヒット作 『ちゅらさん』 も岡田さん脚本です。 )



 あと、秀子の舅役の秋野大作さん (写真、後列左端) が、久しぶりに見たら白髪ですっかり老けていて(失礼) びっくりしたけど、ボソッという一言がおもしろくて、とてもいい味を出していたこと、

そしてそれよりさらに素晴らしかったのが、夫役の相島一之(あいじまかずゆき、写真後列左から2番目)さん。 

三谷幸喜率いる  劇団 「東京サンシャインボーイズ」 出身(同ドラマ技術者役の一人、梶原善さん-写真後列真ん中、も同じ) のようですが、自分は初めてみた気がするんですが、

ほぼ、台詞がないのですよ。 

それなのに、顔の表情や動作だけでもって、
外に働きに出るようになり、急に生き生きとし出す妻を、最初はいつもと同じで無関心だったのに、
舅のけしかけもあり次第に心配しだし、そわそわオロオロするという夫の心理状態を巧みに表し、
そしてそれが面白いのなんのって。 

役者だなぁー、と思います。

この、舅と夫が、ほぼ喋らずにいるだけなのに、実にいい味と雰囲気を作り出し、ドラマを暖かいものにしています。

技術者役の一人田中要次さんも、言葉少ないのだけど、いい味を出していたと思います。

秀子にはわけのわからない専門用語を連発しては盛り上がっている、という技術者3人組も、面白かったですね。

( ドラマに出てくる、秀子演じるまかないのおばちゃん、科学者、技術屋の3人組、などは、実際にそういう人たちが天文台にいたらしく、奥田さんが取材して話を聞きながらああいうストーリーを思いついたそうです。)



 難を言えば、ショックブレイクアウトの発見に情熱をかける若きイケメン科学者、伊坂輝夫(大東駿介) の役どころ(扱い方) がちょっと・・・な感じはあり、おしいなぁと思います。

あと、所々、話が唐突だったり、上手くいきすぎたり、これはありえんてぃーでしょ、みたいなところも正直チラホラありまして、

たとえば、主人公は、代役のピンチヒッターとして、2週間だけ 「まかない」 の仕事を引き受けるのだが、人が2週間であれだけ心を許しあうようになるとはあまり思えないので、せめて1か月の設定にしてほしかったなぁ、とか、

男が、知り合って間もない、しかもほんの少しの時間しか触れ合うことのないまかないのおばちゃんに、仕事の悩みなどいきなり打ち明けるものだろうか、しかもシラフで、とか

その仕事の悩みさえ、そういう地道で気長なことと知りつつ、それも含めて好きなのだから、あるいはそれだからこそ情熱に駆り立てられてやっているのではないかな? それは悩みなのだろうか、とか (ま、たまには、やんなることもあるだろうけど)

そして、自分の生涯をかけてつかまえようとしている、そんな大事なことを、秀子のちょっとした一言でやる気に変えたり、発表の記者会見 (いきなり飛躍しすぎ) でのスピーチに用いよう、と思うこと自体もありえんわなぁ、とか

あれ   

けっこう、物語の中核になる部分が、  じゃん。  


でも、そこに疑問を抱くと、TV全体が楽しめなくなってしまうので、つとめてさらりと、好意的に見るように心がけたので
( なんたって、脚本の岡田恵和さんはW大の先輩だし、『おひさま』 面白かったし、せっかくKのこと取り上げてくださるというので、昨年から多大なる期待をして放送を待ちわびていたんだから、なおのことよく思いたいではないですか。
たぶんストーリー的に、一時間ドラマで制約があったから、難しかったのだと思います。私には到底、書けませんしね。)


ドラマ最後の方で秀子が、Kの降るような満天の星空を見上げながら、かかってきたケータイでドイツに行っている娘に

 「たまにはKに帰っておいでよ。
Kは、いいところだよ。・・・ お母さん、ますます好きになっちゃった。」 


とつぶややき、 向こうの方には舅と夫が優しくそれを聞いている、という見せ場の場面では、ちょっと心配してたことなんですけど、涙が出ちゃいました。



 この手のドラマにありがちな、過疎や若者の流失など、山間部が抱える問題とか、都会との比較ではなく、
そこに暮らす人々の、ごくありふれた、普通の日常を描きたかった。

そしてそこに生きる人々の、日常にある幸せ、    

大切なものは、ちょっと目先を変えるだけで実は、普段は気が付かない自分の足元にあるんだよ、ということ。
そして、自分の住んでいる場所がもっと好きになる、   

そんなことを描きたかったという、脚本家岡田恵和さんと制作したNHK長野の、ドラマ・コンセプトは、

ドラマを見る前に読んで、これはちょっとヤバイでしょ、みたいな、身につまされるものを感じていたんですが、

予感、的中 


つまりは、この涙とは、 「感激した」 とかいう、単純なものではないということ。

ぶっちゃけた話、大好きでもあり、嫌いなところもあるのが我がふるさと。

そこで暮らしている人たちでないとわからないことでもあり、
暮らしていても、感じる人といない人がいるだろうな、とも思うことでもある。


夜空にまたたく、降るような満天の星。         


Kに戻ったころには感激していた風景も、いつしか当たり前になり、
近頃は星を見ることすらしていなかったな。 (星がきれいだと言われる冬なんて、外で見てたら凍っちまうぜ~  

で、このドラマを見たからと言って、これから急に星空を見上げることになるとは思えないけど・笑、

何かを考えさせてくれるきっかけには、なったかもしれません。



NHK長野で初めて製作したという割にはよかったという評判ですし、
全国的にどのくらいの方が見てくださったかはわからないけれど、

少しでも K (あるいは信州) はいいところだなぁとか、行ってみたいなぁ、とか思ってくださった方がいるといいなぁと思います。   




 写真冒頭は、『NHKステラ・特別版』(見開きで4ページのリーフレット) 表紙。
うちによく来る電気屋さんに、宣伝用に店に来たものだと言って、放送終了後にもらいました。

以下、中身。 



『おひさま』 でお世話になった信州の人たちに少しでも恩返しがしたい、との思いで岡田さんは脚本を書いてくださったようですが、
ドラマ制作は、 NHK長野が推進している 「星空プロジェクト」 が計画、依頼したものかもしれませんね?

星空の特にきれいで、東京大学の天文台があるというので、Kが舞台となったのだと思います。



 【 付記 】

 東京大木曽観測所 
東京大学大学院理学系研究科附属 天文学教育研究センター (略して東京大学天文センター) の「観測所」として、1974年に長野県木曽郡木曽町(当時は木曽郡三岳村)に開設された。
日本最大の105cmシュミットカメラを運用しており、このクラスの大型望遠鏡は世界でも3台しかないと言われている。
学外の観測者にも共同観測に利用されている。

< 一般公開 >
木曽観測所は、「銀河学校」として高校生を対象にした教室を開催している。
またサイエンス・パートナーシッププログラムの一環として「星の教室」と呼ばれる講座が中学高校生を対象として開催している。
・特別公開は8月上旬に実施しており、隣接する名古屋大学太陽地球環境研究所木曽太陽風観測所との共同開催。
・木曽観測所の 「一般見学」 は、年末年始を除いて、構内見学は自由。
観測所の施設内は、ドーム観覧者室、展示室などの見学が、冬季(12月~3月)を除いて自由に見学が可能。おおむね、午後0時~午後4時 (夏季は、午後5時まで)まで。

▼住所:〒397-0101 長野県木曽郡木曽町三岳10762-30
東京大学大学院理学系研究科附属 天文学教育研究センター 木曽観測所
TEL:0264-52-3360 FAX:0264-52-3361
▼アクセス
- 自家用車:国道19号線「元橋」T字路より約20分。
- タクシー:JR中央西線木曽福島駅、あるいは上松駅から約30分(4000円〜)。
- バス:それぞれ1日数本ですので御注意下さい。
・JR木曽福島駅前から、おんたけ交通バス「王滝」「赤岩巣」「木曽温泉」「御岳ロープーウェイ」行き乗車「橋渡(はしど)」停留所下車、徒歩6km
・JR上松駅からおんたけ交通バス「焼笹」行き乗車「焼笹」停留所下車、徒歩5km

※ 以上、ウィキペディア、上記リーフレット、木曽観測所HP等を参考にさせていただきました。



 ネコタが中学2年の時にできたみたいですが (あら!? アルフィーと同い年!!)、 未だかつて、一度も足を踏み入れたこと、ないです。  

テレビでは、道路の途中に 「関係者以外立ち入り禁止」 の札がかかってましたし、ほんとにそういう場所はちゃんとあるみたいですが、ルートが違うのか、自由に見学できるみたいですね。
いつか行ってみたいです。 
ドラマの舞台になったので、興味のある方たちにぜひ尋ねてみてくださいねって言いたいけど、
星の観測ができるとこだから、かなり奥の、不便なとこ  と思います。

現在は木曽町、となっていますが、開設当時は隣の村だったところなので、麓の街に住んでいる秀子が簡単に通勤できるようなところではないような・・・


 ちなみに、TVで高いところから見下ろした街並み (町の全景) がチラッと映っていましたが、あれが旧木曽福島 (現在のK町) 、ネコタの現在住んでいる町です。  きゃー、本邦、初  コクハク  

なぜ伏字にしているかというと、観光とか遠方よりの客を対象としていない町のごくフツーの店なので、特に店の宣伝をしていないのと、
とりあえず、普通の一個人として、個人情報保護のため (明らかにわかるのであんまり意味ないかも、ですが・笑) で、決して田舎で恥ずかしいとか、そんなんではないです。
( 信州の他の地名はすべて伏字にしていないのと、対外的には 「Kのネコタ、あるいは○○屋です」、と場所を明確に伝えています。店関係は居城地区を言うのは常識。個人的にはそう告げると、みんな、Kから“わざわざ”来てくれたとか言って、大事にしてくれます・笑 )


 あと、秀子と友人(林マヤさん) がお茶していたテラスは、町の公民館の裏に、イスとテーブルを置いていました。( 後ろを人が時折とおっていましたが、あれは不自然。なぜって、Kの街中、人がいません。いてもみんな車で移動するから、歩いてなんかいませんもん。 

この大ホールで番組中の講演会が開かれていましたが、その大ホールは、ネコタも参加しているピアノ発表会に使わせていただいたところで、かつて町のエアロビクスで使っていたり、K学講座などを聞きに行ったり、町民によく利用されています。

 それから、オールKロケということで、秀子たちの住んでいた民家も、どこかの本物の家を使ったようですが、「どこだろうね?」 とみんなで話していて、わかりません。

キノコ採りをしている秀子と井坂が出逢う場所にチラと映っていた 「池、もしくは沼」 は、あのあたりかなぁ~、と言ってる人はいますが、どうなんでしょうか?

ちなみに、Kの主婦もしくはオバサンみんなが長靴を履いてキノコ採りしているわけではありません。   
むしろ、若い人? は、ほぼしてないと思いますが・・・。
( Kでは、10~20代の若者があまりいないので、30~50代はまだ若者、60代でも、7、80代のホントにお年寄りからしたらまだ若い、と思われてます。
そう考えると、いいところ? しかし、下がいないので、いつまでも現役でいなくてはならないので、一概にいいとも言えませんが。)


 町民エキストラは、ほんとにちょっとしか映らなかったので、知人の参加した人に聞いた話によると、
「一日拘束されて、色々細かく指示されたりしたけどがんばったのに、たったあれだけ    」
と、がっかりしたという話も聞きましたが、まぁ、撮影なんてそんなものなので、気持はわかるし気の毒だけど、仕方ないかな? という気もします。

書くのも、たくさん聞いても、実際に文章になるのはほんのわずかな部分だったりする事が多いので、たまに出来上がったものを見て、自分の記述が少なくてガッカリされることもあるし、
逆にそこまで詳しく書かなくても、と聞いているときに懸念されたり? もするけど、

1つの結論なり表現を導き出すためには、背景に沢山聞かない (調べない) と書けないものなのでして、これはもう、仕方ないんです。
( あと、書いてる人はたいがい好奇心、探究心が旺盛なので、少しでも興味を引いたり疑問? に思うと、何でも聞いてみたくてたまらなくなるので、つい細かく聞いてしまうのです。 )

その、枝葉の部分、氷山で言うと海底に沈んでいる部分 (氷山は上に出て見えている部分より、底に沈んで見えない方がずっと多い) こそが大切なので、わかってくださいね。 

でも、最初は懸念していた人なんかが出来上がったものを見て、あれがああなったのかー、とか、よくまとめてくれてあって、とか感心されたり喜ばれたりしたときは、自分で書き上げられた瞬間も嬉しいけど、

それよりももっと嬉しい、至上の喜びです。      







NHK長野放送局制作ドラマ 『 木曽オリオン 』 が  1/22(水) 放送されます!!

2014年01月18日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)
《 緊急告知 》 



 NHK長野放送局制作ドラマ 『 木曽オリオン 』 1/22日(水)BSプレミアム  放送のお知らせ。


みなさん、 ビッグ☆ニュース  ですよ。               

ネコタの地元、K町(この期に及んで、しちこい・笑)のドラマが 「全国ネット」で放送される んですぅ~~~        



連続テレビ小説「おひさま」で日本中を“信州旋風”に巻き込んだ脚本家・岡田惠和(よしかず)氏が、 再び信州を舞台に書き下ろしました。
輝く満天の星のもと、平凡な毎日を送る主婦と宇宙研究者たちの、おかしくもそこはかとなく温かいふれあいの物語です。

 あらすじ

長野県K町で暮らす征矢秀子(和久井映見)は、夫の博(相島一之)と義理の父親、和夫(秋野太作) と3人で、平凡な毎日を送る主婦。少々暇を持て余していた秀子のもとに、地元K町にある天文観測所で「まかない」の仕事をしてほしいという話が舞い込む。
一度も訪れたことがなかった観測所。 そこで出会ったのは、世界で初めて「ショックブレイクアウト(超新星爆発の瞬間)」を捉えようと、夜ごと観測を行う若きイケメン科学者、伊坂輝夫(大東駿介)や、望遠鏡のメンテナンスなどを行う、いつも一緒の3人組(田中要次・梶原善・皆川猿時)などちょっと変わった面々。
初めての観測所の仕事に戸惑いながらも、研究者たちとの、奇妙でそこはかとなく面白い交流の中で、 平凡だったはずの秀子の生活に少しずつ変化が…。

 制作にあたって

『木曽オリオン』で描くのは「誰もが感じられる、小さな幸せ」。
信州、特にK町では夜、満天の星が 広がります。その美しい星空を見るため、県外からは多くの人たちがやってきます。ただ、地元で暮らす 私たちにとって、その星空は当たり前のもの。普段はなかなか気にとめないものでもあります。
そうした信州の星空のような、自分のすぐ近くにある魅力に、何かのきっかけで気づくことができたら 普段の暮らしも、ちょっと豊かになるのではないか。
そうしたことを感じてもらえればと思います。
(NHK長野放送局)

 脚本執筆にあたって

「おひさま」でお世話になった長野県の皆様へ少しでもご恩が返せたらと、 その思いで書かせていただきました。
人は自分の暮らす場所の魅力には、 なかなか気づきません。
少し生活の角度を変えてみることで地元の新しい 魅力を知り、もっと自分の居場所が好きになる、そんなドラマです。
和久井さんをはじめ超一流の俳優さん達に集結していただき、とても豪華な ドラマになりました。
日本中の方に是非観ていただきたいと思っています。
(岡田恵和) 

以上、私がまとめるよりも要点よく書いてあったので、番組HPより転載させていただきました。深くお詫び申し上げます。   
(読みやすくするための改行は筆者。また上の写真も番組HPのものを写真に撮らせていただきました。)



天文所の技術研究員には、K町出身の個性派俳優、田中要次さん(写真:後列右から2番目)が、秀子の友人には信州上田市出身のモデル林マヤさんが出演するのにも、注目ですよ。 


ふむふむ、ネコタはこんなトコに住んでおるのかぁ~、って思ったり、Kの自然などを楽しんでほしいです。 


また音楽は、前出『おひさま』、映画『宇宙兄弟』などでおなじみの渡辺俊幸さんが、全て番組のために作曲したという美しいメロディーで全編が彩られているそうで、楽しみですね。



もう一つの見どころとして、町民のエキストラも多数参加するんですよ。

町内ロケが行われていた昨年10月、町の広報でエキストラ募集を再三耳にしていて、エキストラはともかく撮影現場を見てみたいなぁと言う気持ちはあったので、もしも「見学」だったら応募してたかもしれないんですけど、
エキストラとなると、参加するのも恥ずかしいけど、TVにうつっちゃったりしたらなお恥ずかしいからやめようと思って、色々考えて、すごぉ~く迷ったんですけど、残念ながら応募しませんでした。(ミュージカルの舞台を本気で目指してた人とは思えぬ発言ですが・・・  )

同じころ、このドラマに関して、NHK長野が製作する初めてのドラマ、ということもあり、何日も毎晩、NHK長野 『イブニング・信州』 で登場する役者さんの紹介やロケ風景など、色んな特集を組んでは放送していて、ドラマ自体に関心が出てきたのと、エキストラの場面も映ったのですが、知っている人がちらほらいて楽しそうで、あ~あ、応募しときゃよかったかな、と少しだけ後悔したのでした。 


しかーもぉーーー 

 脚本を書いた岡田恵和さん、たった今わかったんだけど、1959年生まれ、W高校を経て、ネコタの出身大学であるW大人文学部 (しかも同じ学部。って学部が二つしかないuniversity・笑、なので、かなりの確率で同じ学部かも) の先輩でした。中退みたいですけど、いっこ上なだけだから、ひょっとしてキャンパスですれ違ってたりして・笑。
び、び、び、び、びっきゅりぃ~~~  

奥田恵和さん、大学の先輩で、『おひさま』の脚本家だったってもっと前に知ってればなぁ~。お会いしてみたかったなぁ~。

あ、脚本家だもん、町民ロケの時にいるわけないか・笑。

田中要次さんも実物には会ったことないので、ちょっとだけ会ってみたかったんだけど、町民エキストラが出る撮影の日はいなかったという話でした。



ま、そんなことはどーでもいーんですが・・・。 


みなさん、ぜひ見てくださいねっ。      今スグ録画予約を  


 
『 木曽オリオン 』 

【放送予定】
1月22日(水) BSプレミアム 後10:00〜10:58 (全国放送)
【出演】和久井映見、大東駿介、田中要次、梶原 善、皆川猿時、秋野太作、相島一之、林マヤ ほか
【脚本】岡田惠和
【音楽】渡辺俊幸
【制作統括】中野清治、遠藤理史
【演出】二見大輔
【協 力】長野県K町、東京大学K観測所 ほか



 こちらで、制作秘話、出演者情報等、見ることができます。 リンク貼れないので、コピーして検索くださいませ。 

《 番組制作日記、撮影に関する動画など 》
 http://www.nhk.or.jp/nagano/kisoorion/
 http://www2.nhk.or.jp/pr-movie/detail/index.cgi?id=08_0107
 http://www.minp-matome.jp/pub/53E4B017-93B6-4C60-9540-DCEA3E4AD4EC

《 東京大学K観測所HP 》
 http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/kisohp/






『 万作の会 』   新春・狂言公演  1/8 まつもと市民芸術館

2014年01月12日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)



1月8日に出かけていた、と書いたのは、こちらです。
( 自分でもびっくり。    17年分の思いが詰まっているせいか? な、長いです。    絵文字も少なく、ちょー読みづらくて、ゴメンなさい。  )


野村萬斎さんのファンで、たまたま見に行きたくて一人でチケットを取るつもりでいたら、従姉妹のK子ちゃんからもお誘いがあり、一緒に見に行くことに。

K子ちゃんも私も、できるだけ前の方の席が好き、というのはあるのだけど、
私は多少見やすさも重視したいタイプなのだが、
よくよく聞いてみたら、K子ちゃんは最前列で汗や唾まで飛んでくる感じが大好きらしいので、

私がチケットを取ったのですが、30分電話をかけまくってやっとつながったとき残っていた中で、前寄りが二つあって、今回取ったものより少し前だけどちょっと端の席もあって迷ったけど、
こっちのが若干後ろだけど見やすいかなーと思って決めたのだけど、もしかしてもっと前の方がよかったかなと、やや責任を感じていたけれど・・・、
( 一番いいのは劇場でチケットを取ることですすが、遠くて行かれないので、手数料もかかるし、電話つながるまでは根性だけど、劇場の人と相談しながら、残っている中で一番いいと思うものを納得して、ネットではなく電話で取るのが好きな私です。 )

行ってみたら、チケットを取る際、劇場の人に言われたとおり、能舞台のような 「張出し」 があり、

 こぉ~んな感じ。
( 「能舞台とは」 サイトより、写真に撮らせていただきました。  写真左は国立能楽堂。 )

前方の席が取り除かれていたので、思ったより全然近かったのと、  

出演者は、向かって左側にある 「橋掛り」 という廊下を通って出てきて、右手にある舞台の張出している部分で演技をするため(右写真参照)、

ちょうどその張り出し部分の真正面の席だったので、演じる人が一番よく見えるのでした。 
( 逆に、左側の席だった人は気の毒だったかも )




野村萬斎さん、
1997年度上半期(1997年4月7日 - 10月4日)に放送されたNHKの朝ドラ 『あぐり』 を見て以来のファンで (このドラマ、もっと前に東京のアパートで一人で見ていた記憶があったが、Kに戻って、結婚もしてた頃だったんだね。びっくり)
当時、ドラマストーリーや関連書籍、エイスケ(萬斎の役で、あぐりの夫、吉行エイスケ)関連の本、萬斎さんの著書、写真集などを色々買ったりした。

その後、一度だけ、1999年9月18日、長野のあれはメルパルクホールだった気がするのだが、萬斎さんの公演があったので見に行ってきた。

2度目は、2004年4月25日、塩尻のレザンホールにて 『塩尻能』 として能と狂言の公演があり、野村万作、萬斎親子が出演していたので、ちょうど昼公演だったし喜んでチケットを取ったのだが、
確かその日、姉の一家が来ることになったからだったと思うが、行けなくなり、泣く泣く友人に譲って、代わりに行ってもらった。 

その後、2008年にもレザンに来てくれたみたいだが、病気中で知らず、

元気になってからも、長野の公演だとあきらめていたので、

今回は実に、やっと、やっと見られる場所で・・・  


という、いきさつがある。

しかも、こんないい席で。  



今回の公演名は、『 万作の会・新春 狂言公演 』 というもので、

1999年に長野で見た公演と、たぶん同じスタイル。

野村萬斎の父、野村万作の率いる、狂言を広く世の中に伝えたり、新しい試みにも挑戦し公演活動を行っている 「万作の会」 の公演で、

萬斎曰く 「豪華無料パンフレット(冒頭写真左)付・笑」 で、 狂言の演目の前に、野村萬斎による 「解説」(狂言講座と、演目の解説で、99年の長野では 「狂言おもしろ講座」 というタイトル) があり、

狂言を初めて観るというような観客でも、とっつきやすい工夫がされている。

私も、狂言自体は、他に学生時代に前進座で狂言と歌舞伎、そして隣村のY神社で2001年の神楽殿の完成に伴って泉元彌さんが呼ばれて行った奉納祭とで、これで見るのは4回目なのですが、
狂言を見たのは久しぶりで忘れてしまっていることも多いため、非常にありがたかっただけでなく、
カッコいい萬斎さんが、こんなに近くで見られて、しかも狂言のノウハウ?をわかりやすく解説くださり、何だか申し訳ないほど、贅沢な気分になった。

そして、カッコイイだけでなく、時に笑わせてくれる萬斎さんのおしゃべりで、狂言というちょっと敷居が高そうな舞台を、緊張して見に来る私を含めた観客たちの気持ちが、少し和らぐのであった。
( 萬斎さん、さすが「狂言」役者、人が舞台やおしゃべりなどを見て、楽しそうにしているのを見るのが大好きなんだそうです。下記、安藤優子との対談による。対談中にもかかわらず萬斎氏、安藤さんを笑わせるのに必死で、彼女曰く「おなかがよじれるほど」に、久しぶりに心の底から笑った、とも。 )






演目は、正月ということで、演技がよく、華やかなものということで、1つ目の演目は

『 末広かり 』
果報者(かほうもの・野村万作) が、来客に末広かり(扇) を贈ろうと太郎冠者(たろうかじゃ・高野和憲) を都に買いにやるが、末広かりというものを知らない太郎冠者は、騙されて古傘を買ってきてしまう。

屋敷に戻り、大喜びで古傘を主人に見せる太郎冠者と、困惑する果報者との掛け合いが笑いを誘い大変面白かったが、
次第に迎えるクライマックス、
お囃子(太鼓、大鼓、小鼓、笛)に乗り、二人して古傘の前後に重なり合うように、一緒になって飛び跳ねたり、片足だけで足拍子を取る「舞」の部分は見せ場であり、圧巻である。

万作さん、おそらく70代後半と思われるが、この力強さである。

場内、割れんばかりの拍手で、舞台で言えば幕が下りる(演目が終了する)のだが、

狂言の場合幕はなくて、役者は下手出入り口の 「揚幕」(あげまく・陰陽五行の五元素、「木・火・土・金・水」を表す五色の緞子(どんす)からできている) を上げて入ってきて、「橋掛り」(はしがかり) という廊下を通って、上手にある張出し部分の 「本舞台」 に乗って初めて “登場” することになるらしいのだが (他、舞台後方に下がりしゃがんでいるときは登場人物が “いない” ものと同じであるらしい) 

その、本舞台の上で、幕が下りずとも、音楽、台詞、舞などがやみ、演目が終了したと解る瞬間があるのだが、

その演目が終わり、二人が観客に背を向けて舞台を立ち去る瞬間に聞こえてきたのは、静寂を破るがごとき激しい息遣いであった。

よく、走った後などに思わず出るゼイゼイというような激しい呼吸のことを 「肩で息をする」 というが、その同じ粗さの呼吸を、いわゆる幕が下り、観客に背を向けた瞬間に、肩を揺らさないでしている様には、大変感動した。

この近さであるからこそ感じられる生の息遣い、そして、芸に賭ける役者魂。

あとで検索した野村万作は、御年82歳であり、その若々しさになおびっくりした。



その日は出たついでとばかり、
朝早くからコンタクトを調整するために眼医者に行き、暮れから気になっている郵便局にあることを尋ねに行ってからホームセンターでネコ砂を調達、そしてカラーリングをしてから大急ぎでK子ちゃんと合流、
その後はゆっくりお茶(ランチ)できたのだが、それから劇場に向かったので、超ハードスケジュールにいささか眠気が襲ったため、休憩時間に大急ぎでコーヒーを飲みに走る。


2つ目の演目に、いよいよ萬斎さんが登場するのである。2つ目は

『 業平餅 』
美男で好色の誉れ高い在原業平が供をつれ玉津島明神の参詣に出かける。途中空腹になり餅屋に入るが、殿上人のため金子(きんす)の持ち合わせがなく餅が食べられない。やがて業平の素性を知った餅屋が娘の宮仕えを願い出るのだが・・・

餅を食べるのに金子がいるのだと知る殿上人の浮世f離れした様や、金子の代わりに餅尽くしの謡で餅が食べられないかと願い出たり、餅屋の居ぬまに盗み食いをしたり、娘が登場したのちには、娘を妻にしたいと言い張ったりなどの、雅な二枚目とされる業平を滑稽に見せている点が狂言ならではの面白さであった。

クライマックスの、娘が被り衣を取った後の皆のリアクションにも大笑い。

見ものは、先ほどまで力強い演技で観客を魅了した万作が、老いた 「傘持」 としてよろよろと登場したとたんに笑いを誘い、最後までとぼけた傘持を演じきったこと、

きらびやかな装束を身にまとった萬斎業平が、美しくカッコ良かっただけではなく、間抜けであったことが一層の楽しさをそそった。

餅屋で業平が腰を掛けるシーンがあるのだが、まさに自分の席から業平が真正面。   
しかも、距離的にちょうど萬斎さんの目線のあたりに自分が座っていたので、もちろん、舞台に集中していらっしゃるので客席を向きつつ、まなこは見てはいないと思うのだけど、
役柄、まっすぐに前を見つめて反らさない視線に、嬉しいと同時にちょっと気恥ずかしいような気分に。    

うーむ、
なんてゴキゲンな席なんだぁ~~~         



前回はたぶん2階席とか、もっと遠くの席だったように思うので、こんなに近くで萬斎さんが見られて 大満足  でした。


狂言は、能や歌舞伎と違い庶民が主人公であるため、話が分かりやすいのと、言葉が平易であるので、初めての人にもわかりやすい。
また、基本的に観客を笑わせるためのものであるため、見ていても楽しく、面白い。

万作の会はたぶんどの公演でも 「解説」 をしてくれると思うのでよりいっそうわかりやすいので、機会があったらぜひ皆さんも、トライしてみてはいかがでしょうか?

予備知識が全くなくて行っても楽しめます。  

事実、ミュージカルや新劇はよく見るけど狂言は初めて、と言っていたK子ちゃんは、「しまった、予習してくれば良かったな~」 と劇場についてから言っていたけど、始まる前は家にメールをしていてあらすじも読まなかったのに、
ところどころ声に出して笑うほど、私以上にウケていて、「おもしろかったぁ~  」と言ってたのが、何よりの証拠です。 





まつもと市民芸術館 のスケジュールガイド 「mpAC」 表紙より
太郎冠者の野村万作(左)と、在原業平の野村萬斎



 おまけ
( 以下は寝坊したため午前中時間がなくて、店に持って来て写真を撮ったため、広い場所が畳の部屋しかなく、畳がバックです。すぃません。   )


行かれなかったが、2004年 『 塩尻能 』 チラシ(左) 
演目を見ると、 野村万作、萬斎による狂言 『清水(しみず)』 と、能が二つだったので、難しかったかも。

1991年に見た 『野村万作の世界』 の豪華無料パンフレット(右上) と、下は 江戸狂言ファンクラブ「yoiya2(よいやよいや)」(oの字は、万作、萬斎の頭文字「ま」の装飾文字で切り抜かれている) の申込書。

東京にいたら入ってみたかったが、遠いので残念。申し込まなかったために、手元に残った・笑

この時の演目は 『萩大名』 と、万作、萬斎による 『棒縛(ぼうしばり)』 で、『棒縛』 を見たのは前進座のそれと2度目。




野村満載のファンになるきっかけとなった NHK連続テレビ小説 『あぐり』(主演:田中美里) のドラマガイド(写真上段、右) と、左はドラマ小説。(共に1997年日本放送出版刊)

写真右下は、原作の 『梅桃(ゆすらうめ)が実るとき』 (吉行あぐり著、文園社刊)

左は 思わず買ってしまった 『吉行エイスケとその時代』 (東京四季出版)。あぐりの夫、吉行エイスケは小説家。子には、小説家:吉行淳之介(TVでは生田斗真くんが子供時代を演じていて、ちょーカワイかった。今、イケメン役者さんです)、詩人:吉行理恵(共に故人)と、女優:吉行和子がいる。



野村萬斎自伝 『 萬斎でござる 』(写真左、1999年朝日新聞社刊)
野村満載写真集 『 萬斎 』(右、1999年婦人画報社刊)

野村萬斎の生い立ちからこれまで、舞台などのすべてがわかる、ファンにはたまらない2冊。



自分で作った ファイル 『 BALLET MAN 』、『 狂言・歌舞伎 』 のスクラップブックより、


左上 野村萬斎、バレエ・ダンサー熊川哲也対談 「バレエのジャンプは狂言に通じる?」(97年『家庭画報』より) は、萬斎も熊川哲也も大ファンなので、とてもおいしかった企画で、今でも大切にしている記事の一つ。

当代きっての2枚目舞台人の対談だったが、当時クマテツは英ロイヤル・バレエ団のプリンシパルで、萬斎もロンドン留学の経験を持つことからも2人の会話が弾む。

一見相反する芸術に見えるが、共通点も多いというのが興味深かった。 

自分でもバレエをしていたので、舞台に立つ人の姿勢(立ち姿)や跳躍などの身体能力につい目が行ってしまう。
バレエではまっすぐ立つが、狂言はややお尻を突き出す感じ、バレエは飛んだ時の頂点を見せるものだが、狂言は空中で止まったまま石のようにドスンと落ちる、その落ち方を見せるもの、というのがナルホドと思った。

※ おなじく、ノートのスクラップには、安藤優子との対談 『マイクなんていらない!』(「週刊朝日」99.3.19号) で、やはり萬斎が同じようなことをしゃべっている。

写真左下は、同じスクラップの 「週刊朝日」『縁あって父娘(おやこ)』 より、野村万作と萬斎の妻千恵子さんのことが出ている貴重な一枚。 
( 日付は不明だが、万作氏65歳、長男萬斎氏30歳、夫人千恵子さん結婚2か月28歳、と書かれているので、年譜から割り出して96年8月頃と思われる。ムフフ。   )




書籍やスクラップはすぐに見つかったが、公演のチラシやパンフを見つけるのに一晩中? かかった。    なので、本日2度寝する憂き目に。  いや、たるんでいるからか 

ついでに思わぬものを見つけたりして非常にラッキーであったが、公演チケットだけは、ついに見つからず。

Kに戻ってから、東京時代に集めた、見たものはもちろん、見ないけど興味のあった舞台のチラシをためていたのを、プログラムは取っておくけど、チラシはいいや、とほぼ全部処分してしまい、あとでものすごく後悔したことから、その後は舞台関係、アルフィー関係のチラシなどはどんなものでも二度と一つも捨てまいと決めたので、

必ずどこかにあるはずなので、いつか出てくると思い、気長に待ちましょう。  



てか、何か書くとき、もの探しから始めたんでは、時間のロス、ありすぎなので、なんとかしたいのだが・・・

もしも小銭が入ったら真っ先にしたい、いや人を雇ってしてもらいたいのが、資料の整理、だな。


あーあ、昔は物はちゃんと出した場所に、その都度きちんと収めないと気が済まないほどの几帳面さで、いつでも人を呼べるほどに整理整頓が行き届いて、しかもスクラップブックを作るほどマメだったのに。  とほっ。




※ そういえば、舞台を見に行ったこの日は雨から大雪になってしまい、車で行って夜遅く帰ってくる予定だったので、母が心配して電話をかけてきたので、急きょ松本郊外にあるK子ちゃんちに泊めてもらい、翌日の昼頃に帰ってきました。
でも、怪我の功名、K子ちゃんと夜もゆっくり話せてよかったです。
(K子ちゃんが舞台前に一生懸命家にメールしていたというのは、私が泊まることに関しての連絡事項なのでした。)







『 清州会議 』 を見てきました。

2013年12月14日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)



地元の新聞店が企画した、新聞広告に入っている応募券利用の 映画・「清州会議」 に、抽選で5名様ご招待、というのに応募したところ、
親のうちで2枚 (購読紙が2つあるため新聞広告が2枚ずつ入るため) と、我が家で1枚の計3枚出したせいか、
それとも、親のうちは大きい新聞2つと、地方タブロイド紙、株関係の新聞の計4つもとっているので、そのお礼みたいな意味なのか、 見事? ご招待券をGet!!  できたので、

忙しくてなかなか行かれなかったのだが、公開日より一か月以上もすぎた今日、やっと 伊那の 「旭座」 という映画館に見に行って来ました。

12月20日までしかやってなくて、今日を逃すともう以降は無理っぽいと思ったので、
 昨日初雪が降った (初めての積雪数センチ) のでお天気も心配だったが、朝起きたら降ってはいなかったので、
また、9時ころに出たので、道路もあまり凍っていないとふみ、昨日スタットレスタイヤにも履き替えたことだし、ここは一発、賭けで?  行ってきたのです。 
( 全く、これからの時期は、車で出かける時は色々と、お天気や道路事情が大変です。  )



さて、イツモノゴトク、前置きが大変長くなりましたが、 

映画は、おもしろかったぁ~。  





お話は、高校時代に覚えた年号でこれだけはなぜか30年以上たっても忘れないのだが・笑、

天正10年(1582年)、織田信長が本能寺の変に倒れたのち、誰を後継者にすべきか、ということを、

織田信長が1555年より、この城から桶狭間の戦いに出陣するなど、約10年間居城とした、尾張国春日井郡清須(現在の愛知県清須市)にあった、「清州城」 にて、

当時、織田信長の重要な家臣であった、柴田勝家(役所広司)、丹羽(にわ)長秀(小日向文世)、羽柴(はしば)秀吉(大泉洋-よう)、池田恒興(-つねおき、佐藤浩市)の4人で、なんと戦ではなく、歴史上はじめての 「話し合い」 によって決定した、という史実をもとにした、

その清州会議、5日間の出来事を、

登場人物の性格、信長への忠信、互いの友情や利害関係、恋心などを下敷きに、遷りゆく人間の様を、原作・脚本の三谷幸喜が、実に見事に描き切った、

時に笑えて、時にハッとさせられる、肩の凝らない、面白くてためになる? 映画なのです。



この映画で新たに発見したのは、

これまで下品でずるがしこい、と思っていた秀吉が、この頃、思っていた以上に頭がよく、冷静沈着、下の方の家臣や民人たちにも人気があったこと、
会議が進むにつれ、感心させられるほどにカッコよくさえ見えてきたことは、不思議なくらい、

柴田勝家は、織田信長の妹であり気位の高い美女としても有名なお市の方と結婚したくらいだからカッコいい人なのだと思っていたのだが、
この映画の中では粗忽な田舎者で人が良く、人情にも厚く、次第にちょっとかわいそう? な人物として描かれているのが、

彼らを演じていた大泉洋(秀吉)と役所広司(勝家)のこれまでのイメージ、三枚目の大泉と二枚目な役所のイメージをも覆して、
これが監督としての三谷幸喜の着眼点の妙なのか、なんともはや、面白かった。


あとねぇ、女はコワッ、と同じ女である私も思った。

まあね、身内を次々と殺されながらも、戦乱の世を生き抜かねばならなかった女たちの哀しさが、そうさせたのであろうとは思うが。

それから、
え~っ、こんなちょい役に、こんな豪華な人を使ってもいいのぉ?

と、言うくらい、豪華すぎる役者たちが、見事に沢山チョロ出していたのも、ゼイタクすぎてウハウハもんであった。

上記主要人物4人のほかにも、いい味を出している方たちがそれこそ沢山、なので省略・笑。


個人的には、小日向文世演じる丹羽長秀が、人物的にも冷静沈着で頭も良く品格もあり、なかなかカッコよかったなぁ。

中でもサイコーに良かったのは、ネタバレになるんだけど、ラストあたりで

「権六(ごんろく・勝家の通称)、お前はどうも時々考えなしに行動することがある。
 そういう時はすぐに行動するのではなく、まずどうしたらいいかを、己の中にいる俺に聞け。」

というような捨て台詞を、長秀は勝家とのすれ違いざまに残すのだが、己の中にいる自分自身ではなく、俺(長秀)に聞けよ、
つまりは、俺がこういう時はどう言うか、それをこれからの指針(手助け)にしろよ、

といっているのだが、
きゃぁ~、カックいぃーーー!!! 

最後には、俺はお前を心底から裏切ったわけではない。
もっと頭を働かせて、これからも心の中で頼れ、と友情の一端をのぞかせるのである。



かつては信長を頭として使え、同じ志を持ち、苦楽を共にした男たちの、やがてはもっと深く敵対していくであろうことはわかりきっているのだが、
その、前夜ともいうべきわずか数日間の、ちょっぴり切なくもおかしい、友情物語としても楽しめる。

もちろん、あれがこうだったんだぁ~とか、えっ!?まさか 、みたいな・笑、
どこまでがホントかは定かではないが、隠れた歴史のお勉強? としても楽しめます。  



そうそう、この映画は、戦国時代の武将物語にあって、闘いのシーンが一つも出てこないのは、大変すばらしいです。
(必要なものは絵でそれっぼく表している。)

私、血を流したりとか、殺しあったりとかやっぱり嫌いで、できれば見たくない人です。

2012年に 『十三人の刺客』(三池崇史監督)を TVCMで見て、キャストも豪華だし (主演は役所広司で好きな伊勢谷友介も出ており他イケメン揃いであった)、 男たちの友情っていいなぁー、と思って見に行ったら、
仇討という物語上仕方がないとはいえ、あまりにも戦闘シーン、ほか残虐なシーンが多すぎて見るに耐えかね、鑑賞後あまりいい気分になれなかったくらいなので。






映画観賞券当たったはいいけと、こんな冬になっちゃって雪道コワイよ、とか
忙しい時だけに、見に行くのも大変だなぁーなどとチラと思ったものだが、

タダでこんなに面白くて良い映画を見せていただいて、M新聞店様、
アリガトございまぁ~す!!!  

あと、昭和のにおい漂う、なんと二階席のある、レトロな旭座、初めて行ったけど、ちょっと気に入っちゃいました。 

なんといっても近いし、わかり易い場所にあって、10時からだと終わりがギリギリな時間なのでちょっと忙しいけど、午前中見て帰ってこれて、午後には何食わぬ顔で仕事できる (映画を見るのに一日がかりではないため、やや気軽に?行ってこれて、出かけることをいちいち親に言わずともすむ) のも、いいかも。 
( あ、もちろん、昨日は親の名前で申し込んで当たって行ってこれたので、ちゃんと報告しましたけどね。(^_-)☆ )

これから、ごひいきの映画館にしようかな。




※ 写真は、上から、上映プログラムと招待券、人間模様(登場人物の性格)を写しだす映画のチラシの表と、最後はチラシの裏、主人公の一人柴田勝家の後ろ姿、である。
それぞれに、趣き深い。

いつもは開演前に買って、あらすじや登場人物、相関図などを知るために、一通り目を通すことにしているプログラム、ギリギリに着いたので全然読めなかったから、家に帰ってから見るのが楽しみだなっと。  






錦秋特別公演  『芯』 2013   於・ 9月30日・まつもと市民芸術館

2013年10月01日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)


昨日、錦秋特別公演 『芯』(しん) 2013  を、まつもと市民芸術館に見に行って来ました。

和太鼓、津軽三味線、歌舞伎舞踊とのコラボレーションというのに興味が惹かれたのと、

太鼓が、昨年初めて見て大変感動したドラム・パフォーマンス集団「TAO」(タオ)であり、
歌舞伎が中村勘九郎 、中村七之助であったことで、DMが送られてきてわりとすぐに申し込んだのだが、
大変な人気のようで、その時点ですでにソールドアウト( でも、なぜ間に合うようにDMを送ってくれないのか?  )。
仕方なく8月17日発売の追加公演(3階席のみ2000円)分を、発売と同時に電話したので、一列目中央で取ることができました。

今回は一人で行ったのだが、芝居好きの従姉妹K子ちゃんにそのことを話したら「あんな奈落のような席は怖くて二度と見たくない」 そうですが、
確かに下を見たら怖くて、手すりにつかまってソロリそろりと歩くほどであったが、座ってしまえば小さな劇場なので、3階なのに舞台が近くて、これで2000円ならスゴイお買い得だわ (今、どんなに安くてもチケット3500円はするから、こんなに名のある公演で2000円なんて驚異だと思う)、 と思ったものです。


まずはじめに、TAOによる和太鼓などの競演、『卑弥呼』ほか短い作品が全5演目があり、
昨年同様、感動。( TAOの素晴らしさは別の場所で詳しく書くので、今回は省略します、すみません。乞うご期待!! )

次に、高橋竹童ほか二人による、津軽三味線合奏『絆』を含む全二曲と、竹童独奏による『即興曲』。
背景全体に映し出された、津軽の穏やかだが青く冷たい海の写真が、壇上のススキの穂のセットとともに、本当に海をバックに弾いているかのように幻想的に浮かび上がって、
その静かに激しいペンペンという物悲しい響きが、胸にしみた。
改めて聞くと、三味線の音というのはなかなかにいいものである。


そして歌舞伎舞踊に、中村勘九郎 、中村七之助で 『団子売』は、台詞が一切ない竹本連中(浄瑠璃、三味線)と囃子(笛)の演奏と舞踊のみだったが、大変艶やかで美しく、また楽しい演目であった。

まず、前後を分ける通路の、客席左手側出入り口に掛けられた 「中村屋」 の暖簾をくぐって二人が登場すると、「中村屋」の掛け声がかかり、場内拍手で大盛り上がり。
ゆっくりと花道を通って二人が舞台に上がると

団子売り夫婦の、コミカルな踊りが始まる。着物は庶民のものだが目に鮮やかである。
やがて艶やかな舞い、楽しい二人の掛け合いへと進んでいくのだが、

歌舞伎舞踊というのは、二十代のころ前進座と歌舞伎座で二度、歌舞伎の舞台を見た際に演目の一つとして目にしていたと思うが、あまり記憶に残っておらず、
今回久しぶりに見てみたら、なんと軽やかで美しいものであろうか。
もちろんすべてではないが、重心の置き方や脚の開き方など、どことなくバレエにも通じるものがあるなぁと思ったものである。

特に、音楽にあわせて舞台の上でドンとかトントンなどと足踏みをし、大きな音を鳴り響かせる「足拍子」(神楽・能楽・歌舞伎で足の裏全体で床を踏むこと)は、足の裏全体で踏むと音が出るものなのか、かなり大きな音なのだが、聞いていて大変気持ちの良い音である。

目が涼やかで、色白でたおやか、美しい顔立ちの七之助は、見た目モロタイプ(笑)。 
だが、ひとたび踊ると、華やかさと色気、艶っぽさでは、顔つきはややごつい(失礼)勘九郎の方が群を抜いている。  
勘三郎にもよく似ており、さすが勘三郎の嫡男、という感じである。

二人そろうと華やかさも3倍になり、大変美しい。
このお二人の生の舞台は初めて見たのだが、今後の成長が楽しみである。



最後に、今舞台の呼び物、太鼓、津軽三味線、歌舞伎舞踊の三者のコラボレーション 『芯』 は、やはり圧巻であった。

人間が持つ 「善」 と 「悪」 の存在と葛藤を、この三者がそれぞれに、また三者の融合とで見事に表現。
古典歌舞伎の大前提 「勧善懲悪」 を基に、やがて善が悪に打ち勝つまでを、人間の持つ 「芯」 を中核として、それを支えに乗り越えてゆくさまが力強く描かれる 「創作歌舞伎パフォーマンス」、とでもいおうか。

中村勘九郎、七之助の激しくも華やかな舞に、TAOの太鼓が力強く華を添え、津軽三味線の泣きの激しさが後押しをする。

とにかく、素晴らしい  のひと言。
大変感動して、一階たったら間違いなくスタンディング・オベーションものであった。  
(怖くて、手を振るのが精いっぱい。 


これはあんまりよすぎて、欲を言えばもう少し見ていたいほどであった。
でも、足拍子も多用され、あれだけ激しく舞ったらあのくらいが限度なのかもしれないなぁ。


もっといろんな歌舞伎舞踊や歌舞伎を見てみたいなぁと思いました。(TAOは近々、また見に行けるのです。  )

オペラグラスも使って、3階でも十分によかったけど、
でも、気持ぉ~ち、もう少し近いほうが、やっぱりよかったかしらん?



久しぶりに素晴らしい舞台を見て、
ああ、やっぱり私って “舞台” が大好き  なんだなーと再確認したのと、 

( 一番のココロの栄養源、というのもあるけど、見たいものがあると条件反射的に行こうと思ってガマンができない、ほぼビョーキの域ですな・笑。  舞台公演全般なので、コンサート、ショーなども含みます。)

いい気分転換と休息、リフレッシュになったかなーなんて。 

運転は、めっちゃ疲れましたけどね。例によって昼公演だったけど、帰りは恐いよ夜の国道○号、+ 詰めてた後だけに。  



「芯」 2013は、9月28日(土)~10月10日(木)、全国9カ所で公演されるので、皆さまもお近くで上演されるようでしたら、ぜひ見に行ってくださいね。  
( 松本は9か所のうち2番目の公演地。 )

絶対感激すると思います。      






館内のギャラリーでは、昨年12月に亡くなられた第十八代目中村勘三郎さん(中村勘九郎、七之助の父で、「まつもと大歌舞伎」などで当館ともゆかりの強い歌舞伎役者)をしのんで、

勘三郎さんの舞台写真や、ゆかりの着物、獅子、扇子などの舞台小物、プライベート写真などを展示した一角が設けられていて(入場無料)、この日が最終日だったためもあってか大変なにぎわいを見せていました。

小さなスペースですが、中々によかったです。
写真は、松本ゆかりのものなのか、説明があるとなおよかったのですが。

勘三郎さんの、まもなく一周忌を迎えるに当たり、東京や松本で様々なイベントが行われるようです。

改めて中村勘三郎さんのお早いご逝去を悼むとともに、ご冥福を心よりお祈りいたします。





■ 錦秋特別公演  芯 2013 ■  < 全国上演日程と会場 >

http://www.kabuki-bito.jp/news/2013/05/2013_1.html

リンクがうまく貼れなかったので、上記アドレスをコピーして検索してください。またしてもゴメンなさい。  




※ことば
【錦秋】(きんしゅう)・・・紅葉が錦(にしき)の織物のように美しい秋のこと。手紙の冒頭「―の候」などに用いる。

【奈落】(ならく)・・・劇場用語。舞台や花道の床下 (地下) の総称。大正初期までの劇場は床下が4,5尺で暗くて、仏教でいうところの地獄 (奈落の底) のようであったことから、この称がある。
「奈落の底に落ちる」ものごとの どん底や底知れない深い場所の意味で使われるようになった。







Ted (テッド)

2013年04月09日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)

( 一部ネタバレを含みますので、鑑賞前の方はお控えください )



先週の金曜日(4月5日)に、レディースdayで1000円だったので、ピアノレッスンの日を変えてもらって、

初めて 「岡谷スカラ座」 という映画館に、今話題の映画 『Ted』 を見に行ってきました。

ほんとは 「字幕スーパー」 のが見たかったのだけど、見に行かれそうなところでは 「日本語吹き替え」 しかなかったので。




この映画、もー、いーかげんにせーよ、とか言われちゃぃそーですが、 (^^;)ゞ

タカミーが もう3回も見に行くほどハマってて、

Tedのぬいぐるみや、スマホカバーまで買っちゃって、 

先日ご紹介させていただいた 『ロックばん』 のサイト(「Takamiy's Voice」が聞かれるページとは別の、番組のHPです) の写真コーナーや、
『ALFEE Mobie』(ケータイのファンサイト) の自分のコーナーなどで、

私物 Ted や、Ted小物などを、もぉ何度も、何度も、繰り返して紹介?(自慢? )していたので、  

最初はなんか、眉毛が太くて下がっているので、 全然可愛くない、変なクマだなぁ~ 、 と思っていたのが、

あらま、びっくり   

次第に、 かわいくて、愛らしいクマちゃん   に思えてきたではないですか。 
( 洗脳の妙?  )


大好きなタカミーが、これほどまでにコッている、っていうのもあって、

次第にそのクマちゃんがほしくなってきちゃったワタシ・・・。

先日も書いたのだけど、ちょうど2月の中旬くらいから落ち込みの日々だったので、

もちろん、可愛くて大好きな癒し系、本物のネコちゃんたちが我が家にはいるのですが( といっても、コイツらは生き物なので、単純にカワイイだけではござりませんが・汗 )、

私もクマさん好きなので、

こんなかわいいクマちゃんがそばにいたら、うれしいな・・・、癒されるかも、

とも思って。



で、調べましたよ、ネットで、テッド のぬいぐるみ。

ネットの写真で、公式認定品?についているタグなどを見て、タカミーの持っているぬいぐるみに間違いないことをまず確認、

そして、映画とほぼ同サイズの24インチと、やや小ぶりの16インチとあったので、両方取り寄せてみて、

自分の見た感じと、タカミーのサイトの写真などとを、穴の開くほど見比べて・・・、

うーむ、タカミーの持っているのは16インチの方だな、間違いない  と思って、24インチは返品・笑。



ま、普通だったら、映画と同サイズの方がほしいものなんでしょうけど、

ここはもう、 タカミーと同じものがほしい  とゆーのが一番の理由だから 

いーんです 



公式品を示すタグで、タカミーのにもついてました。


Ted、横から見た方が可愛い。 このぬいぐるみの入ってきた箱も可愛いので、文庫本の本立てとかに使えそう。


ちょっと高いんだけど、大好きなタカミーと同じものを持っているという喜び、 

Ted が可愛くていとしくなってきたので、そこに ちょこん といる幸せ。  

そして、この大きさ、ジャマにならないだけでなく、このくらいの方が可愛い感じで、 

抱きしめるのにもジャスト・サイズ、肌触りもバツグン    



一番いいなと思ったのは、このぬいぐるみ、 「おしゃべり」 をするんです。 
ちょぃ(かなり?) オッサンなダミ声、ですが 

そして、おしゃべりをするときは、お口も、もにょもにょと動く。カワイイ。 

映画と同じ声で、同じセリフを12種類も話す、というのが、何とも言えない魅力!?

とはいっても、英語がわからないので、何言ってるか、ほぼわかりません。 

でも、わからないほうがいいかも、という説もあり・・・




そーなんです、この映画、R指定(15歳以上) なんです。

物語は、周囲の子ども達となじめない、主人公の8歳の少年ジョンが、クリスマスにもらったテディーベアのぬいぐるみに、ある日魂が宿り、二人は親友になることを誓い合う。
時は流れ、やがて35歳の大人(オッサン同士)になったジョンとテッドは、それでもまだつるんで仲良く映画を観たり、一緒に悪さをしているのだが、
ある日4年も付き合っている恋人とテッドと、そしてジョンとの仲がぎくしゃくしてきて・・・。


はじめタカミーは、(実はクマ好きなので) つぃ、どんなものかなーと思って見ちゃったんだけど、下品な映画で失敗した、 

というようなことを、ラジオで言ってたような気がするのですが・・・

次第に周りの評価が高いことや、自分でももう一度吹き替えを見に行ったり(最初、字幕のを見たみたい)などしているうちに、

だんだんTedに愛着が出てきたみたいで・・・

上記のようにのめり込んで? いったみたいです。



私は、そんな下品? な映画なら、わざわざ見なくてもいっかぁーと思ってたんですが、

最初にぬいぐるみの方を買っちゃったので、 

なんか、気になるぢゃないですか、どんなこと喋ってるか。 

しかも、せっかくぬいぐるみ持ってるなら、映画見なくちゃ片手落ちだよなぁー、とか、  

タカミーも、最近では 
「Tedは、動作がものすごく可愛いのにやることがオッサンでおもしろい、そのギャップがウケる。」 
とか絶賛してるし・・・



それで、「Ted」 の公式サイトで、映画の予告編を見てみたら・・・

もー、Ted、カワイイ。 

ゼッタイ、行かなくっちゃ    




と、ゆーワケで、行きました。 

岡谷スカラ座ねぇ、初めて行ったので、ナビはもちろん入れてったんだけど、
どっから入って(車止めて)いいかわからなくて・・・、 

行きすぎたり、せっかくコンビニで道聞いて戻ってからも、周辺を何度もぐる2、ぐる2回って、
疲れちゃって 、ドタマ来て 、泣きそーになってたんで、 

もぉ、着いた時には、ぐったり。

映画館はちぃさいし、人は全然少ないし(最終日のレディースデイだったのに、10数名くらいかな)・・・
あんまり、いい印象ではなかったですが (ゴメンなさい・・・)

だってね、人が少ないから、笑い声もしないの、全然。

私は、ああいう下ネタっぽいジョークは、正直あんまり笑えないので、

笑う場面は少なかったのだけど、

でも、カーチェイスとか、危なかったりハラハラする場面では、思わず、
「うわっ」とか、「ひっ」とか、「こわっ!」 とか、つい小声ですが出ちゃうんですけど、

だぁ~れも、そういう声もしないの。

しぃ~ずかぁ~~~。

私が笑えない場面でも、周りの人が笑ってくれたら、きっと楽しい雰囲気だったかもしれないのに、


若いカップルが一組と、若い女の子の二人連れが2組くらいいるだけで、あとは私より上のおばさまが多かったから、
もしかして顔しかめてたのかな、あの方たちには面白かったのかしら? とか、マジ心配になっちゃぃまシタ。  
( 一応、教育県と呼ばれる信州の片田舎の、おばさまたちですのでね。)


まぁ、人の心配はどーでもいーんですが・・・ 


そぉねぇ、やっぱ下ネタ? っぽいところは、下品とゆーか、
私もどちらかとゆーと古いオバサンタイプのおカタイ?人間なので、あんまり笑えなかったし、
この場面がなかったらもっといいのに、とも思っちゃいましたが、

でも、そのギャップがオモシロイのだとしたら、必要なのだろうか、とか、

これはきっとアメリカン・ジョークなのだから、古い日本人とかにはウケないのかなぁ、
わからない私の方がセンスがないのかしら??  とかまで、色々考えちゃぃまシタ。


ただねぇ、

それをぬきにしたら、

Tedは カワイイ   



だってね、クマのぬいぐるみが、しゃべったり歩いたり、いろいろするんだよぉ~、 o(^^)o
可愛いに決まってるじゃないですか。 \(^o^)/

その、動きの愛くるしさ (特にね、後ろ姿がサイコー 


と、なんてゆーか、憎めない性格、 (^^;)

ホントはいいやつ、なところ。



あと、主人公の少年から青年になったジョンとの厚い友情(つるんでる?)や、
ジョンの恋人に焼きもちを焼くところなど、

Ted、本当に憎めないし、可愛い。

そこはかとなく、笑えるし。 

そう、主人公のジョンも、いつまでもクマのぬいぐるみと離れられなかったり、
Tedからの無茶なお誘い(ユーワク)に勝てないとか、
なんてゆーかちょっと情けないんだけど、憎めないってゆーか・・・。



ネタバレになるけど、

雷が鳴ると、隣の部屋からモーレツな勢いでジョンと恋人の間のベッドに飛び込んでくるシーンや、
ジョンとついに殴り合いの大喧嘩をするときのシーンなどは、

その物語の、ホットな場面であるのと、
Tedのしぐさがあまりにもキュートで、うるきゅん   しちゃぃまス。
( 終わった後も、繰り返し場面が浮かんでくるほど  )



最後の方には、ちょっと、うるっとなる場面もあって・・・、私はその気持ちがとてもよくわかるので・・・、   


でも、これは物語だから、ひょっとして・・・  

の、期待の通りに      ( でも、ゴンやモモやドラは目が覚めても…  )



最後はメデタシ、メデタシ  



ってのが、なんといっても、いいです。   

そういうハッピー・エンドなお話が、大好き。 




まぁ、下ネタっぽい? 場面は推奨しかねるけど、 

それ以外では、ビール飲んだり、なぜか、アヘンを吸っていたり(これは笑えました。が、違法のものをいいのか? )、ケータイで連絡を取り合っていたり、

なんか、Tedとジョンとの関係や行動は笑えるし、

かわいいし、憎めないから、いっかぁ~。  

友情物語としては、すごくホットでいいお話です。




字幕のDVDが出たら、ほしいな。 

Tedの声を、監督(脚本、原案、制作)の、 セス・マクファーレン がやってるらしいです。

5年の歳月をかけて、作られたらしいですよ。

映画はやっぱり、その俳優さんのホントの声で聴いてみたいですもんね。

あと、トーキング・Ted の、何喋ってるかも知りたいし・笑。




Tedは、後ろ姿がいっそうカワイイ。

左足にタグがついていて、左の手先(見えにくいけど、丸い札がついている部分)を押すと、おしゃべりするのです。
電池も交換できるんですよ。




タカミーが、モバイルでやっていたように、私もCDを乗せてみました。

タカミーは、2/20発売のnewシングルでしたが、私はあえて、コレを。

その、落ち込んだ時によく聞いていたアルバムで、その名も 『ONE』 というのですが・・・、

やっぱり私にとって、 THE ALFEE は ナンバー・ワン  

なのです。 


Ted も、サイコー        





映画プログラムの背表紙。 笑えます。   こんなシーンでさえ、愛らしい。  

( 冒頭の写真はプログラムの表紙で、Tedが、ビール飲んでまス。 )









※ THE ALFEE アルバム 『 ONE 』 (2006.11.22)

My favorite song No.1(現時点)の 「天河の舟」を始め、春の嵐、夢のチカラ、100億のLove Story、ONE、など、
全編を通して、夢をあきらめるな、自分の信じた道を突き進んで、やがてオンリーワン、ナンバーワンを目指そう、
という力強いメッセージが込められた、大好きな曲がたくさん詰まっている一枚。

総ての作品の作詞作曲は高見沢俊彦 











堂本光一 『 SHOCK 』 ・・・2月24日・帝国劇場

2013年03月30日 | その他芸術(舞台、映画、TV等)


もう、一か月以上たってしまぃまシタが・・・(^^;)ゞ

キンキファンの後輩コムと一緒に、帝劇に、堂本光一くんの 『 SHOCK 』 を観に行ってきました。 (^^)v 


劇場に入ってすぐのところに掲げられたタペストリー


その裏で、 歴代 『 SHOCK 』の、ポスターだそうです。


こちらは、ロビーにかかげられた、 読売新聞 『 Pop Style 』 の関連記事を拡大したパネル。
光一君が空を飛んで(フライングして)ます。 かっちょいい。  



劇場入り口からロビー、場内など、いたるところにギャル、コギャル?、そして意外にも私たちのようなおばさま(母娘連れもいた)たち (^^;) などが、

わんさか     

話題のお芝居なので、私のように熱烈なファンでない方も見に来るのかもしれませんが、

そういう人たちの雰囲気や服装を観察? するのも楽しみ。 (^_-)☆



以前から、一度は見てみたいなぁーと思っていたのですが、ファンクラブでもチケットがなかなか取れないとか、そのために上京するほどの熱烈さは、ないと言えばないかも、だし・・・

と思っていたところ、

たまたま  

コムの、いつも一緒に 『 SHOCK 』 を見に行っているという仲のいい友人の方が、

なんとぉーーー     

くれよん同期会のある2月23日の、翌日のチケットが取れたので、そういう理由ならぜひ観てほしいから ( 彼女もコムも、チケットが取れれば3回くらいはいつも見に行くみたいなので )

ゆずってもいい 

と言ってくれたとかで・・・、

夜公演なのでトーキョ2泊は、キツィといえばキツィけど、
続けてだから 出ちゃえばこっちのもの

交通費も一度で済むし、

なかなか取れないチケットが、こんな続きの日で取れる (しかも偶然にも、とったものを譲ってもらえる ) だなんて 奇跡に近い幸運 はめったにないだろう、

と思って、譲っていただく決心をしました。  



と、書くと簡単なようだが、
実は、一泊で済むようにと、23日の昼公演をコムに申し込んでもらっていたのだが、そちらは悲しくも落選。

その他に、コムが3月24日昼公演のチケットも申し込んでいて、そちらはナント偶然にも、タカミー・ソロの 『ウルトラマン列伝』 系列アーティストによるライブ・イベント ( タカミー出演は少しだと思うけど、800名限定のライブハウスなので、近くで見れるかも?) 当日と同じ日だったので、イベントの夜の部を申し込めば両方観られるから、それもいいかも、と思い迷ったのだが、

どちらもチケットは当選しないと観られないので結果待ちだということ、当たれば3月にもう一度上京することになり、体力、交通費、チケット代の面でちょっと大変 (4月にも上京予定を組んでいたので)、などと思って、

何日かものすごぉーーーく悩んだ末に、2月の2連チャン公演の方を選んだという、

紆余曲折、二転三転の経緯 があるのです。     あはは・・・ 




さてさて、そんなふうにやっとのことで観劇にこぎつけた 『 SHOCK 』 ですが・・・



ものすごぉーーーく よかった です。   

コムお奨めの2階席、中央のしかも一番後ろでしたが、

コムの言っていたように舞台全体の雰囲気がよくわかり、

しかも大型スクリーンや、大階段、高い位置に設置された舞台 (その舞台が前後左右で上がったり下がったり、舞台装置ごと回ったり) など、

空間を目いっぱい利用した迫力満点の巨大美術と演出は、 

この位置でこそ堪能できると思ったし、 

なんといっても、光一君が何度も、色んな種類?のフライングを見せてくれたのが、 

2階席まで届く勢いで、これはこの位置でないと全体が見えないよなぁー (下の人、かわいそう)、と思ったことです。


やっぱ、フライングっていいよね。  

光一君がカッコよく見えるのはもちろんのこと(ファンにはたまらんだろぉなぁ~  )

ものすごく楽しくて、なんだかドキドキ(ちょっとハラハラ?)、ワクワクするし、

迫力も驚きや興奮度も満点。 

おもわず 「わぁ~」 なんて、歓声を上げながら見入ってました。  



タカミーも、昔はよくライブでフライングしてたようで、本人いわく 「50才を機に飛ぶのはやめた」 そうですが、

え゛え゛え゛え゛ぇ~~~、一度も見てなぁーーーいっ。    ( 私は・笑  )

なので、ヒデキ・カンレキ を機に、また、飛ぶようになってほしぃデス。 o(^^)o
( タカミーはここ数年体を鍛えていて、自他ともに認める “筋肉王子” なので、飛ぶのをやめた頃よりは全然体力があると思うから、大丈夫です。 (^^)v)




おっとぉー、

またしても話がタカミーしちゃぃまシタが・・・、 



舞台の装置や演出だけでなく、中身も、 もっちろん、よかった  です。  

もぉ、ジャズ、バレエ、タップなど、あらゆるダンスが盛り込まれ、

その他にも、バック宙などのアクションあり、殺陣あり、和太鼓あり、民族舞踊っぽいものありと、

先ほどの光一フライングを含め、

多彩な、楽しませて、飽きさせない、最高峰のエンターテイメント・パフォーマンスを見せてくれます。 
( 劇中劇のようになっているところなど、精通していないとわかりづらい部分もあるが、面白くて上手いつくりだと思う。)


そして、きらびやかで楽しい 舞台(ショー)の裏に、        

夢や希望、争いや苦悩、葛藤や挫折、そして愛などが盛り込まれてゆく。・・・


幼い頃からブロードウェイ進出を賭け、オフ・ブロードウェイの小さな劇場で、一緒の夢を見ながら成長した、コウイチと、その弟分で、コウイチに憧れ、その姿を追いかけ、やがてコウイチを抜く存在になろうと野心を持つヤラと、コウイチに恋心を抱く当カンパニーの劇場オーナーの娘リカ (看板役者のコウイチは初演以来堂本光一だが、ライバル役やヒロインとその設定は年によりたびたび変わる) と、その仲間たちの繰り広げる青春ドラマは、


まぁ、よくありそうというば、ありそうな話なのですが・・・、 

こういうストレートでわかりやすい、単純な話は好きなので、

しかも、ショービジネスの世界を目指す若者軍団、

という、似たようなことを私もやってきたので・・・、


身につまされるほどにわかるというか、

ときどき、ジーンとなりながら、


最後の、コウイチとヤラとの、幼き日の回想シーン + 幻想のコウイチの独白シーン では、
涙があふれて止まりませんでした。   



昨年4月に会ったとき、『 SHOCK 』のDVDをコムから借りて、第一部のみ見てありましたが、
そのとき、似たようなことをやっている話だなぁーと共感して見ていたのですが、

まさか、こんなに泣いちゃうとは 思ってもみなかった。    

ハズカシイ・・・   



ちょっとね、くれよんの同期会で頑張って幹事をやったので、終わってほっとしたというのもあったと思う。 

なぜ、これほどまでに熱心なのかというと、やりだすと徹底的にやってしまうという、もともとのタチと、

やる以上できるだけ全員に参加しいほしいという (普段は、チョー個人主義のくせして・笑)、
あくまでも、どこまでも 「みんな一緒に 」 みたいな、
かつての児文研精神が、こういうときになるとムクムクと沸き起こる( 全体運営委員会という役員の一人で、取りまとめ役だったせいもあり )ということ、

そしてもう一つは、亡くなったAwに、自分は何もしてあげられなかったという後悔が、

せめて、残ったくれよんの仲間で、これから時々会ったりして交流を持つこと、

それを私が取りまとめるというのは、せめてものつぐないだし、
かつてAと一番仲が良かった、自分の義務なのではないか、みたいな感じが、ちょっとしているのだ。



まぁ、そりはともかく・・・

「すごーーーくよかったよ。  

と、お芝居が終わった後、やっと見つけたイタリア料理のお店で乾杯しながらコムに伝えると、

「よかったぁ~ 誘った以上、もしもつまらなかったって言われたらどぉしようかと・・・」

と言うので、私もさんど先生を 「レ・フレール」 にお誘いした時そうだったので、

「わかるよぉ~。ほんと、チケットお友達に譲ってもらったり、一緒に見に行ってくれたりして、コムのおかげで見ることができたんだもん。ありがとぉね。(^_-)☆」

と言いました。

一度見たかった舞台だけど、こんな時でもないと、なかなか見られないし、とてもよかったので、コムと、そのお友達には、すごく感謝してます。 




そうそう、光一君、やっぱ、カッコよかったよ。   

歌もダンスもうまかったし、

この舞台の主役と、座長もずっと務めているので、

存在感やオーラがハンパないです。   

そしてやっぱり、フライングが一番カッコよかったかしらん?  



「 Show must go on  (何があってもshowを続けなければいけない)」

この作品のテーマでもあり、コウイチ(役名)の信念でもある。


そしてそれは、総てに全力で走り続ける男、堂本光一自身のテーマでもあるのだろう。


その信念に基づく、壮絶な階段落ちシーンをテレビで見て、「これはただのアイドルショーではないぞ」  と思い、

いつか見てみたかったお芝居なので、本当にうれしかったです。




2000年11月、『 MILLENNIUM SHOCK 』を帝国劇場にて初演、
以後タイトルや演出を変えて、毎年同劇場にて上演を重ね、

2005年から上演している『 Endless SHOCK 』は、2013年で9作目となる当ミュージカルは、

2013年3月21日、帝国劇場で 「上演1000回」 に達した。


( ↑ 上演1000回達成を記念して、ロビーに掲げられたパネルで、それ以降に見に行ったコムが写メで送ってくれたものです。 )

作・演出はジャニー喜多川。

2008年4月、『 Endless SHOCK 』 の高い舞台成果に対して、
スタッフ・出演者一同が第33回 『 菊田一夫演劇大賞 』 を受賞。

また、2012年からは初の地方公演として、九州 「博多座」、 
2013年からは、博多座 (4月) のほかに大阪 「梅田芸術劇場」 (9月) での公演も予定されている。




《 おまけ (^_-)☆ 》

今年こそ、ホンモノをナマで見られるかな、  
と思って楽しみにして出かけた、タカミーから光一君へのお祝いのお花でしたが・・・

今年はなぜか、来てなかった。   がっかり。


が、「1000回記念」 後に、コムが今年3回目の、最後の舞台を見に行ったら、タカミーからお花が来ていたといって、写メを送ってくれました。 わぁ~いっ!! 嬉しぃなっと  


コムいわく
「先日、1000回公演だったので、お花が変わってたよ!今回は、グループとタカミー個人と 何故か 櫻井さん個人からも(先日観劇にいらしたそうです)頂戴して…感謝・感激です!!」

と添えられていました。 (身内感覚・笑)  

しかし・・・なぜ、さくりんだと 「何故か」 になるのかなぁ~、と二人で、メール越しに笑いました。 ← いじられ役、オチの人キャラのさくりん。

でも、お花をちゃぁんと贈るなんて、律義でお優しいのよね。 


コム
「桜井さんがいらした時は、2幕のコウイチが戻って来たシーンのアドリブで、『桜井さ~ん、舞台観るときはサングラス外してくださいね~』とかなんとか言われてたらしいです(^^;)」

THE ALFEE としては、たぶん、キンキ・キッズがメインホストで、タカミーレギュラー出演TV番組の『 新・堂本兄弟 』 の出演回数が、最も多い人物(グループ)
ということで、先日も7回目の出演をし、お互いお世話になっているからでしょう。

そうそう、そういえば現在のタカミーだけでなく、幸ちゃんも、『 堂本 - 』 前身の 『 らぶ・らぶ愛してる 』 の時のレギュラーメンバーだったので、
ALFEEとは、その時以来の、ながぁ~いお付き合い、なのですよね。 (^_-)☆ 

( タカミー個人のお花の横には、ちゃんと THE ALFEE からのお花も来ていますよ  )



しかし、よくよく見ると、さくりんのお花には、胡蝶蘭に黄色の細かい蘭?と黄色いバラが添えられている 「豪華版」 かも  ← 違う人のお花が混ざっていたらごめんなさい。

なぜ皆さん胡蝶蘭を贈られるかというと、公演が1か月2か月と長いから、花持ちするようにじゃないかしら、とコム。
( いいものは1株で1万以上して高価だしね。しかし、なぜ故、みなさん白ばかりなのかしら。(''?) 色んな色のものがあった方が華やかなのに、と、つぃ余計なことを考えてしまう私。・・・(^^;)ゞ 光一君が白い胡蝶蘭が好き、だとか? )


なるほど。

さすが見慣れている人の考え方ですね。



私にチケットを譲ってくださったコムの友人もコムも、チケットが取れる限り、毎年、何度でも見たい   そうで、

当然 「1000回記念」 の日にも申し込んだらしいけれど、やはり激戦で、取れなかったそうです。
( 人気の千秋楽とともに、どちらかを、一人1回しか申し込めない決まりだそうですよ。 )


もぉ、完全な SHOCKマニア、ですね。
( 私はアルフィー・マニア、タカミー・マニア・笑。  結局、そこかい?  )




※ 下の4つの写真は、コムの撮影 (メール文とともに、掲載許可済み ← モチロン、快諾) です。  


地方ではやっていないTV録画とかも、いつでも快く引き受けてくれるし、   
コム、いつも2 色々とありがとぉ~~~      




《 おまけ ・その2  》



帝劇は、かつてミュージカルなどの舞台をよく見に行っていて、お金がなかったので、いつもB席 (1階後ろや2階の安い席) だったし、プログラムは買っても、お土産など買うべき場所とは思ってもみなかったのだが (食べる物も買ったり食べたりしたことなかったし ← 芝居を見るというのは、私の場合 「娯楽」 ではなく、あくまで 「勉強」 だったので 

今回はせっかく久しぶりに、しかもKから来たので、初めて 「記念のお土産」 を買ってみました。 

母の好きな人形焼きの、珍しい 「ごま餡」 です。 



そういえば、コウイチたちの属するカンパニーの劇場オーナーが、前田美波里(びばり) さんで、スゴク嬉しかったです。 

美波里さん、あの頃 『劇団四季』 の大スターでよく見てましたから。 

変わらず、女性だけどカッコよくて、やはり存在感とオーラがハンパなく、彼女が登場するだけで舞台の空気が変わりましたね。  

スレンダーで、よく通る声、迫力ある歌声も健在でした。  



 そういえば帝劇で、

なんと、あの、故森繁久彌さんの 『屋根の上のヴァイオリン弾き』 も観た (1984.6.29)し、

かの、松本幸四郎さんの 『ラ・マンチャの男』 も観ました。(1983.7.16) 


どちらも大変すばらしくて、とても感動しました。  

1階後ろや2階後方からだったのに、森繁さんや松本さんの姿かたちがはっきりと見え、声もしっかり聞き取れたと記憶しています。 


( 特に『屋根の上-』は、6月29日に、たまたま8月に日生劇場で上演されるミュージカル『にんじん』のチケットを取りに行ったら、向かいの劇場の帝劇で、ちょうど『屋根の上-』を上演している真っ最中。しかも、翌日までで終わってしまうところだったので、プレイガイドで聞いてみたら、ちょうどその日の夜の部のチケットがまだあったので、急遽見たという、本当に偶然が重なってのことだったので、よく覚えているのです。
当日券で突然見る、だなんてコワイことは、後にも先にもないことだよなーと思う。)