すでに一週間たってしまいましたが、
10月22日に、ドラム・アート・パフォーマンス集団 “ DRUM TAO ”(ドラム・タオ)の、20周年記念舞台作品 『 火の鳥 』 を見に行って来ました。
TAOの魅力を語るには、二年前にさかのぼらなくてはなりません。
と、ゆーワケで、まずは 《 導入編 》 から・笑。
一昨年2011年のこと、
“ 世界17ヵ国、400都市、世界観客動員数400万人。驚異のドラム・アート・パフォーマンス ” というセリフとともに、TAO公演のTV・CMが流れた。
そのうたい文句と、画面に映し出されたドラム・アートのカッコ良さに、『レ・フレール』 と同じく、私は釘付け。
うわぁ、見に行きたいなぁー と即座に思ったものだが、その時はなんとなく、行く機会を逃してしまった。
この年は言うまでもなく東日本大震災があり、立ち直るのに数か月を要しただけでなく、スポットの取材もまだあった年なので、なんとなく1年を通して落ち着かない頃で、アルコン以外では、あちこちの公演を見に行ったりできる環境になかった。( 昨年から “舞台熱” が復活したのは、スポット取材と記事書きなどがなくなって、多少の時間的、精神的ゆとりができたせいもある。 )
公演は7月7日、塩尻市レザンホールにて行われた、「2011 浮世夢幻打楽 ~参の絵巻~」 という演目である。
そして昨年、TAOが再びレザン・ホールにやってくることを知った私は、今度こそ行くことを決意する。
が、なぜかダラダラとチケットを取りそびれ、ようやく取ったのは、たまたま同じレザンで綾戸智恵さんのコンサートを聞きに行った9月16日で、もう2階席しかなかった、というのは当時書きました。
で、実際に9月30日に、昼間K田高原のそば祭りに行き、地元バンド 「勿論!」 の野外コンサートを聞いて帰ってきた、その後の夕方から、台風の近づいているさなか、死ぬ思いでTAOの公演を見に行った、というところまでも、書きました。
その後、新しいパソコンが店に入るというので身辺が落ち着かず、その後MYパソコンとパソコン歴などについて、なんと 3連続、延々と書き、
その後は、あづみ野のちひろ美術館のことや、舞台 『K・ファウスト』 を見にいって80年代の思い出に浸り、ピアノの発表会があり・・・
と、あたふたして、そっちの方を先に書いているうちに・・・
“ 台風のさなか、死ぬ思いでたどり着いた先には、想像もしなかった素晴らしい世界が待っていた ”(当時のブログ) とゆー、
TAOの公演の肝心の 「中身」 が、 いくら待てども、ずぇんずぇん書かれてねーじゃぁーーーん
TAOのファンの方、同じ公演を見た方、ひょっとしてTAO関係者の方が、もしも何かの拍子に、たとえば検索に引っかかったりしてこのページを見るようなことがあったとしたら、
その方たちはたぶん、前からこのブログの読者ではないはずだから、私の性格とか書き方のパターンとかも知らないはずで、
これぢゃぁガッカリするよねー、あきれるよねー、てか、オコルかも
と、ゆーんで、今回、ちょっとリキ入れてみました。
ナガイです・・・
* * * * *
話が前後しますが(汗(^^;)ゞ) 昨年、初めて見たTAO公演のチラシ、再び載せます。
和太鼓はもともと大好きだった。
記憶をたどってみると、大学時代、所属サークルの児文研の先輩で、児童劇団 「風の子」 の養成所に通っていた人がいて、その人の卒業公演を見に行ったら、演目の一つに和太鼓の演奏があって、すごくカッコいいし、演じている人たちがみんな楽しそうで素敵だな、と心魅かれたのがたぶん和太鼓の舞台演奏みたいなものを見た最初である。
この養成所に通い、同劇団に入団していた先輩は、3、4人はいたので、卒公や劇団公演を見る機会はたびたびあり、そのたびに和太鼓演奏を見ていたような気がする。
東京時代では他に、『鼓動』 の公演や、和太鼓とバレエとの競演などの舞台、その他を色々見たこともあったのだが、
最初に見たときから、自分でも叩いてみたいなぁという思いをずっと持ち続けていた。
それで、Kに戻ってから 「K太鼓フェスティバル」 を見に行き、どこかのグループに入れてもらおうかと思ったこともある。
Kは、お土地柄なのか、「義仲火牛太鼓」 や 「巴太鼓」 といった伝統芸能があって、誰でも入れるような太鼓のグループも多い。
しかし、いざとなると、土日もなく、夜の遅い仕事の故、練習に参加できるのだろうか、と思うと二の足を踏み、けっきょく参加するまでには至らなかったものではあるが。
体の底から湧きあがるような音、振動、張り詰めた空気。
そして聞くと血が騒ぐような、日本人独特の感覚。
自分で叩かなくても、聞いているだけでもストレスが発散できそうなほど、気持がいい。
加えて、太鼓を叩く人の和風な出で立ち、全身を使って叩く力強さや、そのバチさばきもカッコいいが、叩いている人の動作の格好の良さ。
例えば、上体を反らしながら両腕を広げる、体を開くポーズがあって、それなんか私は大好き。
そんなわけで、もともと和太鼓好きではあったのだが、
TAOはその大好きな、もともと存在していた和太鼓の世界をはるかに超え、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのである。
昨年初めてホンモノを見たときの第一声、
きゃー、なに これ
ひと言でいうと、 ちょー、カッコいい
男性の、目にもあでやかなきらびやかな衣装(装飾品)は、たいがいスカートのような下ばきになっているのだが、それをひるがえしながらの鮮やかな太鼓捌きと、高い身体能力を持って繰り広げられるパフォーマンスは、
例えば、和太鼓の打ち方にしても、一人が横に並べられた何台かの太鼓を叩いたり、一列に並んで自分の太鼓と隣の人の太鼓を交互に叩いたり、
小太鼓ではなく、大太鼓を腰に巻き、踊りながら集団で叩いたり、などの高度な技術と、
普通の和太鼓の特徴である、小気味のいい大げさな動作の、さらに大袈裟にアレンジされている、例えば打ちながら飛び上がったりするなどの、TAOの動作は舞踊的でもあり、高いパフォーマンス性を示している。
この、衣装のカッコ良さ、パフォーマンスのカッコ良さ、
そして、それと同じくらい目を引いたのが、メンバーたちに、若くてイケメンなおにーさんたちが実に多かったということ。
きゃー
特に私は、もともと髪の長い男性が好きで、つぃ髪が長いと惹かれてしまうタチ (もちろんイケメンなのは最低条件のうえで) なので、
カッコイイだけでなく、髪の長い男性が何人かいた というそれだけで、ドキドキ感が いっそうUP してしまったのである・笑。
しかも、その人たちの髪が、黒い。
同じ長い人でも、日ごろからタカミーの茶髪というか金髪っぽい髪に慣れて?いたせいか (もちろん、あの方はあの方で、あの色が素敵なんですよ)、 また、巷でも昨今はライトブラウンが多いので、
ああ、日本人の髪って、こんなに黒かったんだー、と思うほどTAOメンバーの髪の色は、男女ともに黒く、
長い 「黒髪」 の男性というのは、妙に新鮮な面持ちがして、逆にセクシーであった。
そしてその方たちが、長い黒髪を振り乱して太鼓を叩くさまと言ったら・・・
きゃーーーーー なんてカッコいいのぉ~~~
と、話が幾分偏って (マニアックして) しまったが・・・
ぶるん、ぶるん・・・ ・・・もとい、
TAOの魅力は何と言っても、高度な技術に裏打ちされた高いパフォーマンス性に加えて、
和太鼓を中心として、音楽(三味線、琴、横笛)、舞踊などを取り入れた “ 総合芸術 ” である点なのである。
一昨年、「スポット」の取材で “ マーチング・バンド ” なるものを初めて見たときも思ったのだが、
血、湧き、肉、踊る、感じ。
これだ みたいな。
何を持って 「これだ 」 なのか、ってカンジですが・・・
要するに、自分の求めていたもの、
それは、もっと見たい、を超えて、もっと若かったら自分でもやってみたかった、くらいの衝撃。
感動のあまり、TAOの舞台や活動の記録(舞台裏や練習風景なども含む)を描いた 『 TAO HIMIKO WITH MAKING 』 というDVDを会場で買い求め、さっそく見たり、TAOのサイトにも行ってみる。九州阿蘇の麓を根拠地とし、広大な土地に練習場と舞台を持って集団生活をしているらしいと知る。
へーえ、すごいなぁ、と思いながら、その後上記したように身辺が忙しくなったので、TAO熱はいつしか下火になっていってしまうに至る・・・。
同じころ、町の健康講座(無料体験)で 『太鼓ビクス』 というのが、初夏から秋にかけて、ほぼ月一くらいで開かれていて、私も申し込んでいたので、
都合で出られなかった第1回めを除く 残り3,4回の講座にはすべて出たのだが、その、総まとめとなる発表の日にやはり都合で出られなくなり、
その講座は、東京から講師を招いて単発で開かれたものだったので、せっかくやってみて 「これだっ 」 と思えたのにもかかわらず、そのあと続けられる手筈がなかった。
もちろん、TAOと似ているというわけではないが、太鼓を鳴らしながらエアロビ的な踊りやポーズなどが付いた、文字通り太鼓とエアロビの両方がちょっとずつ楽しめるという、私のやりたいことにかなり近い、カッコがよくて気持ちもいいスポーツ?だったので、続けてできたらよかったのになぁーと心底思ったものである。
その時に買い求めたDVDです。
長くなるのと、まとまらないので、一端切って続きます。
今回、ちゃんと 「つづき」 はあります。 (^_-)☆
( 途中まで書いてあって、今、構成を含めて手直ししながら続きを書いているところなのです。 ホント、ホント・笑。
信じてね。 )