猫田ジャレの 『 天然!にゃー語 』

~ 見ネコ聞くネコ言うネコの とびきり天然な日常 ~

祝★四大陸選手権・V!! 高橋大輔(2月19日) & DVDなど

2011年02月22日 | フィギュア(高橋大輔等)
いやぁ、高橋大輔、3年ぶりの4大陸選手権出場で、優勝してくれて、ほんとによかった。(2008年、前回出場時も優勝)
本人曰く、「やっと闘争心に火がついた」とか。

厳密に言うと、昨年末、全日本のショートで、まさかの4位発進になり、やっとそこで目覚めたらしいのだが・笑。

長いシーズン中、ずっと集中し続けているのは、あまりにも労力がいりすぎるので、世界選手権に照準を合わせるのが一番だから、むしろ、これでいいのだと思う。

これで自信と勢いをつけて、3月に東京で開かれる世界選手権に望んでほしいものである。



いやぁ、それにしても、もう去年のことなのでみんなの頭の中からは、けっこう忘れ去られているかも、ですが(^^;)、


きびしいリハビリに耐え、怪我による一年のブランクを乗り越えて、やっとギリで調整を間に合わせてのオリンピック出場で、悲願の銅メダル獲得。そしてその直後の世界選手権へも出場して、ついに念願の頂点を極めた人間が、それでもまだ現役を続行する決意をし、再び勝負の世界へ挑むというのは、どれほどエネルギーのいることなのだろうか。

多少の波はあれども、その、モチベーションを持ち続けることが出来る、というのは、それこそが才能であることに、他ならない。



我々は、ただ見ているだけなのでなんとでも言うが、そうカンタンなことではないんだろうなぁー、というのを思い知らされるのが、この、DVDだ。


『高橋大輔Plus』(写真左)    (写真右は彼の演技曲CD第2弾。この細さがたまらない!! )

うーん。
↑ この大ちゃん、めちゃめちゃカッコいい・笑。
バイオレット系(私、紫色って大好き)のヒラヒラのついた衣装もステキだし、演技中、もしくは終えたときの息の上がりも伝わってくるかのような躍動感が、少し開いた口元と乱れた?髪からもうかがえる、まさしくファンゴコロをくすぐる、セクシー・ショット。


内容は、昨年2月に出たDVD、その名もスバリ『高橋大輔』の、“その後”を追ったもので、まさしく、プラス・笑。

オリンピック、世界選手権の演技を映した映像と、その後、現役続行を決意し、新たな道を模索しながらも、歩んでいく高橋の、心情が淡々と語られる。(他にもプライベートや合宿などの秘蔵映像も満載で、相変らずの楽しそうな大ちゃんの姿にほっとする場面もあり。)

そして、新しい世界への挑戦となる作品のひとつ、シェイリーン・ボーン振付の『マンボ・メドレー』(ショート)の、曲選びから、初日までも含んだ、振付風景が展開されていく。

前回DVDでの、パスクァーレ・カメレンゴとの『道』振付風景もそうだったが、こういう舞台裏をのぞくのは、とても興味深い。
(私はバレエでもフィギュアでも、男女ともに、舞台衣装を着ているときよりも、細い体のラインがもろにわかる、こういうシンプルなレッスンウエアの方がすごくセクシーで好きだったりする。レッスンウエア、大好き。まあ、大ちゃんの場合、振付シーンも、とってもセクシーです。氷の上に倒れこむ動作さえ色気を感じてしまうほど。)

振付師の意向や、要求を汲みながら、実際動いてみて、振りを覚えていくのだが、覚える、というよりは、言われたことがそのまま即、動きになっていくという、すごさ。
高橋は振りを覚えるのがものすごく早いらしいのだが、そんな天才的要素も、おそらく“氷の神さま”が彼に与えた、最大の贈り物のひとつ、なのだろうな、と思う。

もうひとつは、いうまでもなく、音が体の中に入り込んで、自然にわきあがるかのような、圧巻の表現力。

若干(?という表現がフィギュア界においてふさわしいかどーかはわからないが)24歳にして、その動きは、まさに神の領域に達しつつある、といっても過言ではないかもしれない。

が、そんな彼をして、

「あれ(パスクァーレのこと。注)見てるとヘコむよね。(ぼくの動きが)いいよ!とかいって、自分のが全然いいって・笑。やっぱ40(歳)には勝てないでしょ、どうしたって」。

(注:今回もフリーの振付を担当するパスクァーレとの振付練習を終えた後、彼の見本がうますぎてヘコむという、前回のDVDで見せたことと同じことをまた言っているので、よほどうまいのだろう。私も実はパスクァーレ素敵!と思って彼のことをネットで調べた一人。(^^;)ゞただし彼の現役時代の演技は、そういいとも思わなかったのだが・・・(^^;)失礼)

我々見るがわの感覚からすると、例えば、16歳の羽生結弦が、軽々と4回転を飛び、躍動感あふれる演技を見せるとする。そんなのをまのあたりにしてしまうと、やっぱ若いものにはもう、ある意味、勝てなくなっている部分があるのかなぁー、などと、つい下世話なことが頭をチラとかすめるのも事実。

が、高橋の考えるのは、そんなことではない。

「30や40には、どうしたって勝てない。」

(色気とか表現力とかそういう内側からにじみ出てくるものは、年齢を重ねたものにこそ備わるという意味だろう。)

高橋がそんな風に思っていると言うのは、ほんとうのところ、私は、ものすごくうれしい。

それは彼が、自分のスケートというものを、たぶんスポーツ的要素以上に“芸術”だ、ととらえているところにあるのではないか。


DVD冒頭で、高橋は言っている。

「成績ではなく、自分の求める演技、最高のパフォーマンスを見せたいと思う。みなさんをびっくりさせるような演技がしたい」と。


そして、

新しいことにチャレンジしたい。

「飽きられてしまったら、終わり。

飽きられてると感じたら、たぶんそれが、“終わり”のときです。」

DVDのラストを、高橋はそんな言葉でしめくくっている。



この言葉が、高橋の競技人生の総てを物語っていると思う。

そして私は、それこそを信じたいと思う。



とはいえ、フィギュアはやはり“スポーツ”なので、ジャッジの下した判定により点数が付き、結果、戦った選手間に「順位」というものがついてしまう。


ある意味“無情”といえば無情なのだが、それだからこそ、“醍醐味”でもある。



この“醍醐味”を、やはりどうしてもナマで味わいたくて、友人がネットのチケットセンターとかで、チケット買えるよ、と教えてくれたので、世界選手権のチケット、やっぱり買っちゃいました。(^^;)ゞ

こんなのあるなんて、知らなかったよ。もっと早くに知っていれば・・・と思わなくもないが、何分にもお高いので・汗。

そういうところを利用するのは初めてだったけど、毎日チェックして、いい席が売り出しになったら買おう、と思い、気長に待ってました。

で、ほんとは24日の男子フリーが見たかったのだけど、表彰式も入ってるし、なんといってもショートの倍の時間見られる「おトク感」。みんな考えることは、同じなのね。チケット自体が少ないうえに、もんのすごっく、お高くて、ちょっと手が出にゃぃ・・・。

なので、泣く泣く、23日のショートにしました。ショートもけっこう好きだから、いいワ、短いけど。

でも、そんなのばかり見てるとだんだん感覚がマヒしてくるのか、最初はチケットさえ手に入れば充分、とばかり、ひたすら安い席を探していたものだが、24日と比べたら、この値段でこの席なら、なんて安いの!?、とゆー気持ちに・・・。

で、せっかくの世界選手権・in東京だもん、めったにないんだから、と、スタンドSS(いい方から数えて3番目の席)のいいのが出たときに、「コレだっ!」と思って即買いに走りましタ。(^^;)ゞ にゃはは。
どうせなら、少しでも近くで見たいし。




例によってマスコミが、聴衆をあおり立てるようなことを言って騒いでいるようで、私はそのデリカシーのなさに怒りがバクハツしそうであるが、



大ちゃんには何も考えずに、自分の理想と演技だけに集中して、世界選手権に望んでほしいと思う。
二連覇とか、考えずにね。



彼のポリシーを持って望めば、おのずと結果はついてくる、と信じたい。

また、そういうフィギュア界であってほしいな、とも思ったりする。


なぜなら、彼ほどの逸材は、ほかに二人といないのだから。






DVDについてきたポスターを額に入れてmy roomにかざりました
この写真はかなり気に入っているので、ベリーグッド♪♪です。しかも、DVDジャケよりも体のラインが下のほうまで、より多く写っているので、サイコー!!

(この特典、ポストカードの場合もあるらしかったけど、私はダンゼンポスターのが、いい。)

左隣は、奈良旅行で買ってきた、室生寺の「十二神将」のカレンダー、
右隣は、たかみーデザインの「エンジェル・わらぶー(彼のふるさと埼玉県蕨市のキャラクター)」、
大ちゃんポスターの下においてあるのは、やっぱり旅行で買ってきた、日本最古の仏像「飛鳥大仏」の仏頭です。(^^;)ゞ

この、折衷のコントラストが、なかなかよいでしょ?・笑。


★おまけ

こちらは、高橋大輔『200days-バンクーバーまでの闘い-』(2010.4/27.祥伝社刊)

復帰からバンクーバー五輪銅メダル獲得の快挙まで、2009-2010シーズンの舞台裏を撮り下ろし写真と本人の肉声でつぶさに追った公式メモリアルブック。

今だから明かされる?本音と、秘蔵写真がどれもみなナイスで、大ちゃんが、ものすごく“いい顔”で写ってる、まさに魅力満載の本。
あのときが、本人にとっても、サイコーに輝いていたことを、まさに指し示しているかのよう。(^_^)b

もちろん、発売を待って即、購入し、当時、毎日のように?飽きることなく見ていました。(^^;)ゞ にゃはは。
ちょうど大画面で、感動的にきれいな映像のTV買った直後だったから、彼の五輪や世界選手権の演技も、毎日のように録画を見返しては眠りについていた日々・笑。
彼の演技は素晴らしく、何度見ても飽きない上、バンクーバー「道」でのガッツポーズとか、表彰台、世界選手権のリンク外で、駆けつけたCobaさんやパスクァーレと抱き合うシーンなんか、なんとも言えず、いーんでス。
それになんといっても、1曲でも5,6分はかかるアルフィーと違って(笑)、ひとつが2分から4分程度で終わるのが、「ちょっと見」にも、ちょうどいい時間なのです♪ 

また、こんな幸せな時間を、共有したいなぁー。  



でも、これだけ彼の本やDVDなどが多く出るというのは、人気の表れ、なんでしょうね。

すごいぞ、大ちゃん。





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