女子フィギュアは、2月20日未明(日本時間) からSP、2月21日未明(同) からFPが行われました。
ネコタは20日に早起きをして出かけなければならないところがあったので、ライブでは途中までしか見られなかったのですが、
その日の午後もどってからさっそく、ショート、真央ちゃんはどうだったかなぁ~、
と店番をしながらネット検索してみたら・・・
え゛っ 16位
ま、まさか・・・
もちろん、演技も見ましたが、そりゃあ、転倒とかその他のミスもちょろっとあったけど、
そんな16位なんてほどひどかったかしら?????
みたいな。
村上佳菜子はこの時点で15位、アッコちゃんは想像通りけっこうよくて6位でした。
ですが、16位ってことは、どう頑張ってもメダルは無理ってことだよなぁ、
真央ちゃん、どうしちゃったんだろう・・・
と、金はおろかメダルさえも 誰かさんみたいだなぁ~・笑
の現実に、何だかその日はがっくりしてしまいました。 (真央ちゃん、ゴメンね)
全然関係ないんだけどさぁ、真央ちゃんと大ちゃんの好不調の波って、けっこう似てるんだよ~。
どちらか一方が不調だともう一方もなぜか不調だし、
調子のいい時はなぜか二人そろって調子がいいの。
まるで双子か、合わせ鏡みたいに。
・・・と、ネコタはここ数年の二人を見てて思っておりますですよ。
( 家に帰って見たニュースでは、演技前に客席で 「真央がんばれぇ~ 」 と大声援を送る大ちゃん。・・・が、演技後には 「なんか、ショックすぎて…」 と涙を流していた大ちゃんがチラっと写ってました。 大ちゃん、なんていい人なんだぁ~。 でも、最近なんかちょっと、涙もろくない? それだけ張り詰めているのか、それともト、いぇいぇ (^^;)ゞ )
ま、そりはともかく・・・
見ましたよ、フリーは、リアルタイムで。
とにかく、失敗しないようにとそれだけを祈り、
個人的に大好きなブルーの衣装に身を包んで、大好きなラフマニノフの 『 ピアノ協奏曲 』 のメロディーにのって、流れるように舞う、真央ちゃん。
もう、実況アナウンサー、解説の八木沼純子さん、みんなが祈りと力のこもった口調で、彼女の演技を見守り、
ジャンプが決まるたびに、ひとつ、またひとつとその数をかぞえ、
最後のストレートライン・ステップ (サビの部分で音楽が大好き) では、場内一斉に手拍子して、真央ちゃんも笑顔があふれて、
感動のフィナーレ
やったぁー
悲願のトリプル・アクセルの成功と、6種類8回の3回転を含む、ジャンプをすべて飛びきっただけでなく、
一つもミスのない、ほぼ完ぺきな演技
( と、思ったんだけど実際は違ったみたいですね。下に解説。 )
終わった直後、張り詰めたものから解き放たれたかのようにあふれる涙に、こちらも涙があふれ (演技の途中からもう涙が止まらなかったけど、さらに)
でも、すぐにそれを振り切るように笑顔になった真央ちゃんを見て、
なんて精神力の強い子なのだろうと、さらに思いを強くしました。
そして、
自己ベストの142・71点をマーク、合計198・22点でこの時点 (12番滑走) で一気にトップに躍り出る。
ひゃぁ~、びっくりしたぁ。
納得の演技に、キスクラにて安堵の笑みを浮かべつつ観客に手を振る浅田真央。
最終的に、SPから10人抜き (フリーは3位) で、なんと6位にまで順位を上げたのです。
すごぉーーーいっ
ばんざぁーーーいっ
本当に、真央ちゃんの真の強さと底力を見せられたような思いです。
今まで支えてくれた人たちへの感謝の気持ちと、少しでも応えられるように、恩返しがしたいと思い、
メダルには手が届かなかったけど、自分が目指していたところの最高の演技がフリーで出来たし、
4年間やってきたことがすべて出せたと思う。
と、演技後のインタビューに語ったように、この言葉が聞けただけでも満足です。
高橋大輔同様、メダルだけが全てじゃないんだ、というのを、私たちに教えてくれたように思います。
4年間やってきたすべてが出せて、 自分の目指す最高の演技ができた
これ以上のことがあるでしょうか。 これが聞きたかったんですよね。 (^_-)
ついでながら、Arさんともメールで話していて、全く意見が同じだったのだけど、
私はね、できれば大ちゃんにも、最後にはこう言ってほしいのです。
もし、このような言葉が聞けたら、そのときは引退してもいいって心から思います。
確かに、五輪のFPには大変感動したけれど、それでも、今のままでは、高橋大輔本来の姿ではないと思うから。
高橋大輔本来の姿を、世界中の人たちに見てもらいたいし、ご本人がそういう意味で満足しきったら、もう現役でやることはないのだから、引退してもいいだろうと思えるし、
逆に言うと、最後にそんな演技で人々を魅了し心に焼き付けてからでないと、まだ引退したらダメなんじゃないでしょうか?
生意気なようですが、ファンだからこそ、そう思うのです。
今回の真央ちゃんの演技とコメントを見て、大ちゃんも刺激を受けてくれたらいいなぁーって、Arさんと二人で話しました。
もう、オリンピックとか、みんなの夢だから使命だとか考えずに、後輩がそんな重荷を感じないでサラリと金を取ってくれちゃったことだし、
これからは自分のためだけに、
Arさんも言ってたけど、1年くらいかけてもいいからゆっくり怪我を治して、
万全な状態で1年だけでいいから現役としてやってみて、それからでも引退は遅くないって思います。
浅田真央のこの日のフリーは、昨夜のショートからの見事な立ち直りを見せたというだけでなく、
本当に私たちに大きな感動を与えてくれました。
前回バンクーバーで五輪で、真央ちゃんの涙の銀メダルに日本中が涙したけど、
今回の6位は、それ以上の感動を、今度は世界中に与えてくれたのだと思います。
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また、鈴木明子選手は、最終結果は8位入賞。
今回初めて使用する、真っ赤な衣装に身を包んだ前日のショート
ずっとお世話になってきた長久保コーチが大好きだから選び、そのためにバイオリニストの古澤巌さんに弾いてもらったという 『 愛の賛歌 』。
後で録画で見て、私は素晴らしかったと思うのですが、
ジャンプに細かなミスが出て、両足の痛みをこらえ、それによってできた魚の目も痛かったそうで、今にも泣きそうなインタビューでしたが (こちらもつられて泣きそうになった。 画面で見えていないところでは大粒の涙を流していたそうです)
そして、全日本から変えてきた、お花畑のように美しい白い衣装で臨んだ
祈るように見つめる二日目のフリー、『 オペラ座の怪人 』。
( 大ちゃんが以前使っていたものとは、全く同じ曲ではなかったです。ごめんなさい。考えてみたら大ちゃんは怪人ファントムの立場だし、アッコちゃんが演じる場合は主人公のクリスティーヌになるのだから当り前ですよね。 )
多少のミスはあったけれど、でも、そんなことよりも最後まで気持ちよく、笑顔ですべっている姿に感動しました。
アッコちゃんの、役になり切っているかのような表現力 (昨年フリーの青い鳥や今年のクリスなど) と優雅さは、とても素敵です。
そして、演技終了後のインタビューでは、
「自分が正直こんなに長くスケートをしているとは思わなかった。
ここまで来るのに、病気で滑れなかったこともあったので、今ここでこうしていられるだけでも幸せだと思ってリンクに向かった。
同じように遅咲きだと言われる人たちに、頑張れば、今からでもきっとできるんだって伝えたい。」
という言葉に、号泣。
ほんとにそうだよね。
自分にも似たようなことがあったので、病気を乗り越えてとか、遅咲きで花開いてという言葉にめちゃめちゃ弱い私。
アッコちゃんは、今季限りでの引退を表明しているようですが、2度のオリンピック出場で2度とも8位入賞、
最後にどんどん大きく花開いていって、私たちをいっぱい2感動させてくれて、
そういう意味では、ほんとに素晴らしいスケート人生だったのではないかな、と思います。
また、今大会銅メダルだったイタリアの カロリーナ・コストナー選手 (けっこう好きなのだ) も27歳。
(アッコちゃんは出場選手中最年長の28歳)
3度目のオリンピックで初めてメダルを手にできたのだから、すごいとしか言いようがないのだけど、
フリーの 『 ボレロ 』、 衣装ともどもすごいセクシーで、カッコ良くて、大人にしか滑れないと思うし、とても感動しました。
昨シーズンの世界選手権で銀メダル取ったときもすごい嬉しかったけど(注)、
今回の銅メダルも、他のメダルの人に負けないくらい私は、心からうれしかったです。
この日、スタンドで演技を見守っていた高橋大輔も、
「昨日も今日も泣いた。真央もアッコちゃんも佳菜子 (初出場で12位と健闘) もサイコーだった。」 と感動に目をうるませていたそうです。
( 大ちゃんがどんどん、もっといい人になっていくぅ~。
そうそう、悔しいとか感動したとか、ほんとに泣きたいときは、カッコつけずに泣いたらいいんだよ。ねっ。あんまり泣きすぎても困るけどね。 )
6位入賞の浅田真央選手は、大ちゃんと同じ 「招待選手」 として、23日O時30分 (日本時間・放送NHK) より始まるエキシビションへの参加が決まったそうです。
選ばれるといいなぁー、でも、きっとトーゼンだよね、なぁーんて思いつつも、
ヤッタネ 、 ばんざぁぁぁぁーーーいっ
真央ちゃんの演技に感動したというツイッターが、世界中から有名スケーターを含み、17万件もあったとか (前日のSP後には励ましも殺到した)、
例の私がときどき覗いているサイトでも、コメントの書き込みは300件を超えています。
浅田真央選手、鈴木明子選手をはじめ、カロリーナ・コストナー選手など、女子フィギュアの選手の方々、
私たちに 勇気と感動と、そして美しくて夢のような時間を どうもありがとうございました。
これをもちまして、
6話連続、フィギュア歴超初心者ネコタ の 『 ソチ五輪・フィギュア応援・観戦記 』、 終わらせていただきたいと思います。
ここまで長らく、ネコタのつたない稚拙な観戦記にお付き合いくださり、
沢山のご訪問をいただきまして、本当にどうもありがとうございました。
ネコタはうれしいです。 きらん…
※ 写真は、サイトに掲載されていたものを写真に撮らせていただきましたことを深くお詫び申し上げます。
《 解説・浅田のFPのジャンプ 》
詳しくは、
冒頭の3回転半ジャンプに成功。GOE(出来栄え点)で0・43点加点され、今季初めて代名詞を完ぺきな形で決めた。
続く2連続3回転は後半のループが回転不足とされ、3回転ルッツはエッジエラー。ダブルアクセル-3回転トーループは後半のトーループが回転不足に陥った。
全6種類のジャンプを投入し、3回転ジャンプを計8度跳んだ。
成功させれば女子の五輪史上初の快挙だったが、その夢はかなわず。
とのことです。(サイト関連記事より、抜粋転載)
でも、別の情報によると、ノーミスだったとの説もあり、詳しいことはよくわかりません。
どなたか教えてください。m(_ _)m
【注】
カロリーナ・コストナー(伊)選手補足
昨年(2012-2013シーズン)は、世界選手権銀メダルでしたが、2011-2012シーズンは世界選手権とグランプリファイナルで優勝、2010-2011シーズンは世界選手権銅メダル、また、今シーズンは世界ランキング1位の実力派です。
さてさて、
HPリニューアルに伴い、旧HPを一時閉鎖、とお伝えしておりましたが、二度にわたる週末の大雪のため、パソコンの先生に来ていただけなくなり、延期されておりましたが、明日こそは大丈夫なので、
いよいよHPリニューアルに向けてまい進いたします。
リキ入れまくって熱中した 、
“ 私のオリンピック ” も一応終わったので、
( お名前は省略させていただきますが、フィギュア以外の沢山の選手の方々からも、感動や勇気を一杯いただきました。どうもありがとうございました。 )
明日から気持ちを切り替えて、
色々と がんばるぞぉぉぉぉーーーーー
もし、ブログのUPが少なくなっても、そんな訳ですので、心配しないでくださいねっ。
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