雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

050610 題詠マラソンから

2005-06-10 19:32:00 | 題詠マラソン2005から
【16625】031:盗 いつはりの愛にあらねどわが咽喉はあはれ盗泉のみづをよろこぶ(常盤義昌)

 「いつはりの愛にあらねど」というのですから、「盗泉のみづ」は人妻か他人の恋人かの喩えとして使われているのでしょう。
 世間の常識から見れば許されない相手を愛してよろこんでいる自分を、「わが咽喉」に喩え「あはれ」と詠っているのです。
 孔子の「渇しても盗泉の水は飲まず」の故事からまさか、こんなにも切なくて苦い愛の歌が詠われるとは。
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050610 日々歌う

2005-06-10 18:02:29 | 日々歌ふ
ペンギンと飼育係の脱出を詠いし歌人(ひと)もついに去りゆく

ペンギンと飼育係はいずこにか歌人を待つや日本を去りし

陽と雨を替えてみないか紫陽花のしとどに濡れた色の深さに
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