雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

050617 日々歌う

2005-06-17 18:53:49 | 日々歌ふ
雲雀舞ひ羽ばたき歌ふ尾瀬の野にいつしか高く天に消えゆく

目に見へぬ細き流れの蛇行せむ水芭蕉らも沿ひて咲きける

木道の脇に群れ咲く可憐なる花ぞまだ見ぬチングルマなれ

盛り過ぐ水芭蕉をば助けむか尾瀬を黄に染めリュウキンカ(立金花)咲く

束の間に重たきガスの晴れ行きて至仏の肌に雪渓ぞ見ゆ

脇道の木道行けば金槌で鉄塊叩けと指示は立ちをり

点々と光る池塘(ちとう)に白樺の映りし孤影風にさざめく
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050616 日々歌う

2005-06-17 00:36:05 | 日々歌ふ
尾瀬行きの夜行日帰りたじろげり吾妹は誘ふ六十路の我を

明けそめし鳩待峠で夜行バス降り立ち下る尾瀬の原へと

呼び交はす尾瀬の静原カッコーの声のみ聞ゆ水無月の朝
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