人知るや夕闇迫る橋下に巨鯉群れ来て憩いおれるを
最近よく、職場から神田川沿いを通って約1時間半ほどを歩いて帰ります。
遊歩道はあるのですが、垂直護岸の川はフェンスが高くて橋からしか流れを見ることができません。
桜の季節だけは両岸から川を覆うように咲きますからにぎわうのですが、普段は散歩やジョギングする人をたまに見かける程度。
橋からわざわざ川を覗き込むぼくのような物好きはほとんどいません。
あるとき橋から橋下の川面を覗き込んだら巨大な緋鯉が目に止まりました。
よく見るとその周囲には黒くて上からはほとんど見えない丸々と太った巨大な真鯉が何十匹とおり、さらに下流から続々と集まってくるではありませんか。
しばらく呆然と見ていました。数えてみるとなんと百匹を越えていました。
それからというもの、通るたびに見るようになりましたが、日が高いうちはまったくいません。
やっぱり、夕方になると集まってきてそこで休んでいるのです。
おそらく夜をそこで過ごすのでしょうね。
ともかく見たこともないような不思議な光景なのです。
ぼく以外に見ている人を見たことがありません。
最近よく、職場から神田川沿いを通って約1時間半ほどを歩いて帰ります。
遊歩道はあるのですが、垂直護岸の川はフェンスが高くて橋からしか流れを見ることができません。
桜の季節だけは両岸から川を覆うように咲きますからにぎわうのですが、普段は散歩やジョギングする人をたまに見かける程度。
橋からわざわざ川を覗き込むぼくのような物好きはほとんどいません。
あるとき橋から橋下の川面を覗き込んだら巨大な緋鯉が目に止まりました。
よく見るとその周囲には黒くて上からはほとんど見えない丸々と太った巨大な真鯉が何十匹とおり、さらに下流から続々と集まってくるではありませんか。
しばらく呆然と見ていました。数えてみるとなんと百匹を越えていました。
それからというもの、通るたびに見るようになりましたが、日が高いうちはまったくいません。
やっぱり、夕方になると集まってきてそこで休んでいるのです。
おそらく夜をそこで過ごすのでしょうね。
ともかく見たこともないような不思議な光景なのです。
ぼく以外に見ている人を見たことがありません。