雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

また福島に行ってきます

2012-04-28 21:30:09 | Weblog

明日の文字通りの早朝(多分4時半頃)に出発して、また福島に行ってきます。
北海道まで帰省の大旅行を陸路で(さすがに青森からはフェリー)することになった義妹夫婦の車で、明日は三春の滝桜をまず目指し、できればそこで夜の森から避難して三春の仮設住宅にいる僕の従兄とも会い、その後、猪苗代の押立温泉の秘湯に1泊して、僕たちは青森を目指す義妹夫婦と別れ、新幹線で帰京するという計画です。
三春の滝桜は見たい見たいと思いながら、とうとうこれまで一度も見たことがありませんでした。
原発事故でふるさとの夜の森の桜をおそらく永久に見ることができなくなって、今度こそ本気で滝桜を見てみたいと思うようになったのです。
27日には満開となり、明日は好天の日曜日でさすがに大混雑でしょうから、うまく滝桜の大駐車場にたどり着けるかどうかわかりません。
でも、あの滝桜をしっかりと見て、カメラだけでなく心の目にもしっかりと焼きつけて帰ってきたいと思っています。


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120427 日々歌ふ

2012-04-27 23:23:03 | 日々歌ふ

屋上のつましき庭にほの紅くクレマチス咲く吾妹手植ゑし


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屋上のつましき庭にほの紅くクレマチス咲く

2012-04-27 23:20:10 | 日々写す

屋上のつましき庭にほの紅くクレマチス咲く吾妹手植ゑし


                                            4月25日 自宅屋上にて


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いわき市在住の滝口玲子さん「涙にかすんだ夜の森公園の桜」(4/25『朝日』「声」の投書)

2012-04-26 23:39:53 | Weblog



昨日(4/25)の『朝日新聞』の「声」欄に、いわき市在住の滝口玲子さんという方の「涙にかすんだ夜の森公園の桜」という投書が載っていました。
おそらく4/19のNHKニュースなどをご覧になったのでしょう。


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120425 日々歌ふ

2012-04-25 18:30:52 | 日々歌ふ

―<父母と兄の眠る春遅きいわきを訪ね、友と集ひて>

いわきにてふるさと恋ひぬほど近き花の咲き満つ夜の森といふ




19日の夜7時半過ぎにいわきへの旅から帰宅すると、その直前にNHKのニュースで福島県富岡町夜の森の桜並木のニュースが流されたということでした。その前夜にも同様のニュースが他局で流されたようです。
残念ながら両方とも見逃したのですが、ネットで探したところNHKのニュースはまだWeb上で見ることができました。

原発事故の起きるほぼ1年前に、僕はこんな歌を詠んでいました。

―<曽祖父半谷清寿(はんがい・せいじゆ)が植え初めし染井吉野の名所となるみちのくの故郷を思ひて>
夜の森の花の下にて春死なむそのふるさとの望月のころ

その第1原発から6~7キロの吾がふるさと夜の森を、原発事故が襲ったのです。
以下は、3/11以降の拙歌の一部です。

大地揺れ海の襲ひて原発の危機に瀕せる吾がふるさとよ 3/11
ふるさとの桜花こそ悲しけれ今年は咲かむ観るひともなく 3/16
桜花な咲きそ咲きそ住む民の核に追はれし吾がふるさとに 3/31
核をもて追はるる酷きかなしみをふるさと人の永久に強ひらる 4/13
フクシマの核にまみれしふるさとに今を盛りと花の咲くらむ 4/14
文字とほり小鮒釣りしふるさとのひと絶え果てぬ核に追はれて 4/16
花見なば思ひ起こせよフクシマの見る人もなく咲き散る花を 4/22
馬駆くる蹄の音のこだませし桜並木も核に閉ざさる 4/26
名にし負ふ浜通りとはなりにけり吾がふるさとの核にまみれて 4/28

―<吾一九四四年フクシマの富岡町夜ノ森に生れて一九五〇年に離る> 5/25
セシウムに深く冒され曽祖父の開きし土地は闇に閉ざさる
夜の森(ヨノモリ)とつぶやきみればとめどなく思ひの溢れ怒りのあふる

フクシマよ奥羽陸奥(みちのく)東北よ生ぎよ負げんな吾がふるさとよ 7/8
巨大なる凶刃と化しふるさとをなぎ払ひたり核の電炉は 7/15

そして今年も、夜の森の桜並木は観る人もなく満開となりました。

曽祖父の半谷清寿が植え初めし桜咲きけり核の荒野に 

                *

夜の森の桜並木などの詳しい由来については、『日々の新聞』212~214号に姉の気賀沢芙美子が「桜とツツジの夜の森」と題して連載しました。
今年の3/11に発行された『このいちねん』(日々のブックレット、日々の新聞社)の最後にも収録されています。


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明日の早朝から高速バスでいわきに行って来ます

2012-04-17 23:20:42 | Weblog

いわき市在住のFacebookの友人たちの誘いで、明日の早朝から高速バスでいわきに行って来ます。

明日18日は、いわき市郊外の3000本の桃が咲き乱れるという「大和田自然農園」で開かれる「桃源郷祭り」などに参加します。

第一部「桃源郷祭り」(大和田自然農園)
第二部「美空ひばりの碑見学」&「古滝屋温泉」
第三部「古滝屋温泉」&「湯の岳山荘泊」(自炊)

翌19日は、平に寄っていわきカトリック教会の墓地に眠る父母と兄の墓参りをし、偶然そのすぐ近くだと分かった「日々の新聞社」にFB友の大越章子さんを訪ねてから帰ることにしました。やはりFB友になっていただいた編集人の安竜昌弘さんにもお会いできれば、最高です。
安竜さんは雑誌『世界』の最新号に論考を寄せています。
「日々の新聞社」は、編集人の安竜昌弘さんと記者の大越さんとたった3人の新聞社ですが、隔週刊の『日々の新聞』は原発事故に関しても地元福島の新聞として実に格調高く、凛とした報道姿勢を貫く素晴らしい新聞です。
僕にとって、『東京新聞』とこの『日々の新聞』なくして「脱原発」を語ることはおそらくできないでしょう。

桃だけではなくおそらく桜も咲き匂ういわきの北には、奪われてしまった僕の生まれ故郷の富岡町夜の森があります。
僕の曽祖父が100年以上前に植えた桜並木も、もう咲き始めているようです。
しかし、無人のカメラ以外にもはや観るひとはいません。
夜の森駅近くの祖父の墓を詣でることもできません。
悔しく、悲しいことです。


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120416 日々歌ふ

2012-04-17 01:12:43 | 日々歌ふ

野の花の褥となりて桜散りはや遅き春去りてゆきつつ

野の花の桜と競ひ咲き匂ふさきたまの地も春遅くして


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野の花の桜と競ひ咲き匂ふ 3

2012-04-17 01:11:28 | 日々写す

野の花の桜と競ひ咲き匂ふさきたまの地も春遅くして


                                                    4月12日 見沼田圃にて


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野の花の桜と競ひ咲き匂ふ 2

2012-04-17 01:10:04 | 日々歌ふ


                                                    4月12日 見沼田圃にて


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野の花の桜と競ひ咲き匂ふ 1

2012-04-17 01:08:48 | 日々写す

野の花の桜と競ひ咲き匂ふさきたまの地も春遅くして


                                                    4月12日 見沼田圃にて


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