雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

050611 日々歌う

2005-06-11 20:05:23 | 日々歌ふ
教室に爆弾投ぐる事件あり子らに話せしゲドの過ちを
  (アーシュラ・ル・グウィン『ゲド戦記』1「影との戦い」)

我もまた異形の影を奥底に棲まはせ六十路生きをりしなむ
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050611 題詠マラソンから

2005-06-11 19:01:59 | 題詠マラソン2005から
【16759】043:馬 なんとなく晶子に逢ひたし叡電で鞍馬へ行かむ歌碑を訪ねて(近藤かすみ)

 「叡電」とは、「叡山電車の略。京阪電車の終点の出町柳と比叡山のケーブル口および鞍馬を結ぶ」と、あるサイトに書かれていました。
 「鞍馬」は鞍馬寺のことですね。
 調べてみると、与謝野晶子の歌碑には、「何となく君にまたるるここちしていでし花野の夕月夜かな」と刻まれています。
 なるほど、それで「なんとなく晶子」になるのですね。
 おそらく晶子の歌と生き方に共感するものがある作者は、今までも何回となくその歌碑を訪ね、慰めや励ましを得ているのでしょう。
 「なんとなく晶子に逢ひたし」と思う作者の心の動きが偲ばれます。
 叡電、鞍馬という京都ならではのローカル色の強いことばも、想像力をかき立てて効果的ですね。
 
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