雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

050606 日々歌う

2005-06-06 23:30:40 | 日々歌ふ
この季節食べて食べてもまだ飽かずついつい手が出る鰹のサクに

出刃研ぎて鰹丸ごと捌かんと我デパ地下で獲物狙わん

千円に満たぬ値段で丸ごとの鰹手に入れ我凱旋す

鰹をば捌き始めてニャオニャオとこのときだけに寄り来る猫が

刺さば刺せ叩かば叩け魚(うお)鰹 茗荷・大蒜(にんにく)・青紫蘇・小葱
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050606 題詠マラソンから

2005-06-06 19:15:17 | 題詠マラソン2005から
【16378】068:四 乳ふさをPC画面に呼び出さむ上田三四二の詠みし胸乳を(伊波虎英)

 乳ふさをPC画面に呼び出さむ。
 一瞬なにごとぞと思わせて、上田三四二の詠みし胸乳を、と詠う。
 驚き、感心しました。
 そこで作者にならい、ぼくもPC画面に乳ふさ・胸乳を呼び出してみました。 
   乳房はふたつ尖りてたらちねの性(さが)のつね哺(ふく)まれんことをうながす
   身命のきはまるときしあたたかき胸乳を恋ふと誰かいひけん
 おそらく作者が呼び出したのもこの2つの歌ではないでしょうか。
 43歳で結腸癌に冒された上田三四二の絶唱、
   死はそこに抗ひがたく立つゆゑに生きてゐる一日(ひとひ)一日はいづみ 
 につながる歌ですね。
 インターネット時代の短歌ならではの秀作だと思います。
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