いよいよこの日がやってきました。
昨日は朝から組み立て開始。
自分のノートの設計図を見ながらビス止めをやっていきますが、結構時間が掛かります。
恐らく0.1mmもズレてないですね。
パーツ間の接続面を指で触りながらそのピッタリ感に自分でもびっくり。
特に天板を乗せるための上部は、凹凸があると天板がガタガタしてしまいますからね。
全ての柱は互いを束ねてその上部を指でなぞっても全く段差無く滑らかに指を移動できます。
それと、一つ4百円台で買った止め具も大活躍。
ビス止めする際に仮止めして完全に正確な位置に固定した状態でビス止めが出来たので、この器具の功績も大きいです。
それで完成した土台がこれ。
手前の見える部分の2本の脚だけは丸い棒にしました。
あとは見えない場所になるので素のままです。
この棒は、階段の手すり棒の廃材を頂いて置いたものです。
実は、例の壁のところの細い窪みは奥行きが90cmくらいあります。
その空間も将来的にうまく利用するためにできるだけ高さと幅を狭めないようにしたかったのと、壁にあるコンセントが使えなくならないようにするため、何時ものアイディア出しの頭をフル回転して設計してあります。
それを無視すればもっと簡単にできますけど、既製品をあてがうのとは違って自分で作る事の意義を重視しました。
土台を所定の位置に置きました。
全て思いのまま。
右奥の脚を少し手前にずらしたので、コンセントも脚で隠れる事無く使えます。
この上に一番苦労した前回ブログの鏡面仕上げ風のL字型の天板を乗せて、更にその上に棚を乗せれば出来上がり。
高さもドレッサーと1mmも違いません。
更に天板にもコンセントを配置してスマホの充電等も出来るようにしました。
接続は余っていたFケーブルでコンセントに繋げました。
壁の窪みの上部には今までどおり、昔の本棚の移動棚だった物を乗せて飾り棚にして妻が自分で好きな物を飾ります。
下の部分は今まで飾り棚の土台にしていた引き出しを置いて小物を使いやすくしました。
どうです?
至れり尽くせり。
ただ、今回の天板の塗装時に分かったのですが、ベニヤ板の側面は4層くらいになっていて、いくら塗料を吹き付けても染み込んでしまって、凹凸が出来てしまいました。
途中で気が付いて例のUVレジン液を流し込んで硬化させて平らにしてから塗装してきれいにできました。
次に同じような事をする際には最初にレジン液で固めて平らにした上で塗装をしようと思います。
これだって素晴らしいノウハウですね。
まだあるよ。
ドレッサーの修繕にも力を入れました。
二十数年前の引っ越しの際に割れてしまった天板のガラス。
今回、塩ビの5mm厚の透明板を寸法を測って切って全ての角を丸めて側面もやすりで滑らかにしてコンパウンドで仕上げてガラスの代替えにしました。
下の扉の取っ手は、イタリア製か何かの真鍮製の凝ったデザインの物でしたが、かなり前にネジが緩んでナットが紛失していましたが、日本製のナットでは合うものが無く(おそらく太さが3.5mmありますが、日本製は3mmか4mmしか手に入らない)取り付けできずに25年くらいそのままだったので、木の取っ手に変えました。
椅子の出し入れにはキャスターが付いていますが、出し入れするたびに「キュルキュル」音が出てうるさかったので、オイルを挿して音を無くしました。
それと、天板の至る所に化粧水やクリームが垂れて、乾いてこびり付いていたのをスクレーパー できれいに落としました。
角がぶつかったりして傷がついていたところも補修して色を塗って全く分からない状態までにしました。
もう時期40年になるドレッサーですが、
新品じゃないですか!
でも家に帰って来た妻の反応は、何がどう変わったかなんて全く気が付かず、「あぁ、テーブル完成したのね」 ・・・それだけ?
完了~!
苦労が報われることは無さそうです。
自分が体感した苦労は他人には分かりませんね。
そもそも頼まれた訳でもないし、自己満足の毎日大工ですからね。
約一か月間、お疲れさまでした!よくやった!
でも懲りずに、毎日大工はまだ続くよ~。
昔は金属の万力みたいな高価なものしか無かったんですが、暫くぶりにホームセンターのこの手のコーナーを見たら400円台で買えるとっても扱いやすくて軽い止め具が有ってびっくりしました。
ただ、締めすぎるとすぐ壊れるので、私は支点部分のプラスチックを自分で金属のボルトにして使っています。
(ブログ写真にも写っています)
近い内にブログします。
ダイニングテーブルを買い替えたいんだけど
なかなか見つからなくて。
自分で作れたらとことん凝りそうなので
買うことにしますが(笑)
買って正解です。
みんな「餅屋は餅屋」ですね。
私には四十雀さんのような素敵なイラストは書けません。