普通に写真用紙等への印刷は不満無く使っていましたが、私はこの時期になるとDVDやBlu-rayなどのディスクのレーベル印刷を大量に行う作業が出てきます。
昨日も学校際のビデオの編集が終わって、いよいよレーベル面印刷の工程に入りましたが・・・
「なんでこんなに薄くしか印刷できないの?!!」
実は、6月くらいに試し印刷して薄すぎる印刷結果を確認していたにも関わらず半年間解決していなかったのは自分の怠慢です。
でも、腹立たしい!
これまでPX-G5300では、何事も無く綺麗に出来ていたのに新型のプリンターになったらトンでもなく「しらー」とした感じの薄くしか印刷できないので、これでは製品として出す事が出ません。
(単に濃さの設定を+3とかにすると汚い印刷になるだけです)
サービスに電話をしても解決できずに、自分で模索を始めたのが昨日の昼過ぎ。
これまではレーベル面印刷は「EPSON Multi-PrintQuicker」と云うアプリを使っていましたが、SC-PX7VⅡではこのアプリが使えず(マニュアル印刷は可だが、恐ろしく汚く印刷された)その代わりに「Print CD」というメーカーアプリがあります。
これまで「Multi-PrintQuicker」では何の調整も無くPHTO-shopで作成した原画を取り込んですんなり印刷して思ったとおりのイメージで印刷できていたので、アプリの問題かと考えてアプリ内にある画像調整を試したり、濃淡調整を行いました。
深夜まで掛かって分かったのは、
1.マットブラックインクはブルーインクとどちらかを選んでカートリッジを挿しますが、ブルーインクだと完全に黒が明るいネズミ色程度にしか印刷できない。
2.マットブラックにしても50歩100歩の世界で、黒が全く絞まらない。
でも、ブルーインクよりはかなり良い状態まで持って行けました。
これを設定データーを記録しながら深夜2時まで掛かってかなり追い込んだが、本当に満足行く結果は得られず、妥協を許すしか無いのか?
原因はなんなんだ!
朝、夢にその事が出て来て、夢がある提案をしてくれた。
起きて、直ぐにパソコンに向かって、「Print CD」内のプリンタ出力をする前に直接コントロールパネルからプリンター設定で「写真用紙」を選択して、その上で「Print CD」を起動して印刷してみた。
おーっ! 綺麗に印刷できるじゃない!
レーベル面だから「マット紙」指定という固定概念がまずい訳。
(アプリ内ではプリンターの印刷媒体指定は恐らくレーベル面なので「マット」固定なのだろう)
ところが、その後何度やっても同じ印刷が出来ず、またもや迷宮入り。
どうやら、プリンター設定の後で「Print CD」内で何か変更をかけるとその設定が解除されてしまう模様。
なので、印刷の度にコントロールパネルのプリンター設定して「Print CD」を起動したら何も変更せず印刷しないといけない。
はっきり云って、中でどのようなロジックが動いているのか全く不明。
確実な作業するには全く無理な状況。
でも、ふと気がついた。
アプリ内に、「マニュアル印刷」の項目があって、そこから直接コントロールパネルのプリンター設定を変更できてそれで印刷出来るではないですか。
早速、このマニュアル設定印刷をすると、確実に綺麗なレーベル面印刷が出来ました。
でも、この場合も、一回の印刷が終わるとその設定情報は保持してくれないので、毎回設定を行って印刷しなければなりませんが、確実な作業方法が分かった。
お陰で、24時間に及んだプリンターとの格闘は終了。
せっかくの自動アプリがあるのに、マニュアル印刷でしか綺麗な印刷が出来ないのはがっかりですが、これを解明できて解決策を見出せたのは流石です。
自分を褒めてあげよう。
●解決策まとめ
PX7VⅡでPrint CDアプリを使ってレーベル面印刷する際は、以下の方法で行うと綺麗な印刷が出来る。
1.EPSONの「CD Print]を起動して印刷する画像等を取り込む
2.「印刷」ボタンを押す
3.右側にある「マニュアル印刷」を押す
4.「SC-PX7V2」を選ぶ(私の場合WiFi接続にしてます)
5.この画面で以下の設定にする
・用紙種類:「写真用紙」
・カラー:カラー
・印刷品質:詳細設定・・・6項で設定
・色設定:EPSON基準色
・給紙方法:「ディスクトレイ」
6.詳細設定で、
・グロスオプティマイザ:「オフ」
とする。
(マット面なので、グロスオプティマイザは不要。光沢ディスクの場合にはオンでも良いかも) ↓
以上。
この設定で印刷すれば黒が浮くことも無く綺麗なレーベル印刷が出来ます。
でも、あまり濃く印刷するとレーベル面が乾くのに時間が掛かりますからほどほどに。
アプリの取説見ても、「レーベル印刷に最適なプリンタ設定となってる」としか説明が無く、例えば「マット印刷設定になってます」とか書かれていれば、薄く印刷されてしまう原因がそこにあると予測は付いたのですが・・・
でも、注意書きで「ブルーインクの場合黒が薄く印刷されるのでマットブラックインクを使うのをお奨めします」って書いてあるのを発見。
しかーし!それでも、程度の違いだけで黒が浮いた印刷になりますから、私から云わせれば嘘つき!
一般の人は殆どレーベル面印刷なんて使わないと思いますが、私みたいにレアな人はきっと居ると思います。
ググってもこの手の情報は出てきませんでしたから、レアな情報としてブログしておきます。
困っている方で、このブログを探し当てた方はラッキーです。
最後に努力の経過を表すとこんな感じ。
一番右側が、最初のノーマル状態に近い時点での印刷結果。
2枚目が四苦八苦の改善後、でも不満状態
3枚目がこれまでのPX-G5300での印刷(良好)
4枚目が解決策でPX7VⅡで印刷した結果です。
一番右と一番左の比較をすれば違い歴然ですね。
このロゴも文字もPHTO-SHOPからのビットマップ出力の画像ですがアプリ内設定でいくら調整しても周囲のレーベル面デザイン全体もシラーとした感じで、ドットも荒くコントラストが無く全く見栄えがしませんでした。
やりすぎると、今度はすっごく汚い感じになります。
一番左(問題解決後)および左2番目(PX-G5300出力)はとても良好な印刷結果です。
そうですか。
年賀状作成は楽しいですから印刷が綺麗にできないとがっかりですよね。
ひろきさんはご家族全員分作成されているんですね。
私は今年初めて妻が自分の分を自分で作ってみたいと言い出し四苦八苦して作ってやっと今日投函していました。
ですから、私は自分の分だけになりました。
レーベル面印刷が上手くいかなかったことはひろきさんにあのとき暴露していたように思います。
エプソンのサービスに電話で聞けば可決できると思っていたので後回しにしていて土壇場になり電話したものの解決できずに焦りました。
ズボラなO型の特徴が露見してしまいました。
気が向いたらまたこのブログに遊びに来てください。
EPSONのプリンター「PX-G5300」から「SC-PX7VⅡ」に買い替えてから
初めて年賀状を作りました。
同じようですが、やはり初めてなので、慎重にやることで、
無事に年賀状印刷は、できました。
tomokazuさんが書かれていたブルーインクだと完全に黒が
明るいネズミ色程度にしか印刷できない。という感想
僕もそうでした。
僕の場合、BL(ブルー)のインクだけが新品で残っていたので、
試しに使おうかという感じで使っていると印刷物が薄くて、
困りました、
おもに普通紙印刷が多いため、これでは、困るので、
写真モードにして、ごまかしながら印刷していました。
よって、BK(フォトブラック)とGL(グロス)のインクが
すごい勢いで、なくなりました。
今は、BL(ブルー)のインクをMB(マットブラック)のインクに
替えたので、そういう問題は、ありません。
今年は、EPSONのプリンター「SC-PX7VⅡ」を通じて、
tomokazuさんのブログ「nasu_star's blog」と出会うことができ
うれしく思っています。
今年も残り少なくなりましたが、良いお年をお迎えてください。
それでは。