「音の絆Ⅱ」

「音の絆Ⅱ」～横山直樹と仲間たち～　

９月２６日(土）１４：００開演　「まなみーる」（岩見沢市民会館）

ＳｔａｇｅⅠ　仲間たちの演奏

　１　コールアイリス（女声合唱）　　　　

　　　女声合唱とピアノのための「風の季節・花の季節」より

　　　　だれも　いそがない村　

　　　　われもこう

　　　　南の絵本

　　　　詩：岸田衿子　　曲：信長貴富

　　　指揮：横山義子　　ピアノ：石崎めぐみ

　２　音楽創造グループ　ＳＵＣＳ（ア・カペラ　ヴォーカル）

　　　　　花～すべての人の心に花を～　作詞・作曲　喜納昌吉　編曲：松永ちずる

　　　　Ｆｌｏｗｅｒ　　作詞：佐々木春香　作曲：大橋場雅樹

　　　指揮：大橋場雅樹

　３　ピアノ独奏　　坂田朋優

　　　ショパン：即興曲　第４番　嬰ハ短調　作品６６「幻想即興曲」

　　　シューマン＝リスト：献呈

　４　弥生奏幻舎　“Ｒ（あ～る）”（混声合唱）

　　　Ｄｏｌｃｉｓｓｉｍａ　ｍｉａ　ｖｉｔａ（わがいとしの人よ）　作曲：Ｃａｒｌｏ　Ｇｅｓｕａｌｄｏ）

　　　混声合唱とピアノのための《奇想マドリガル集》（２００９年委嘱作品）より

　　　　『ぴりぴの告白』　作詞：草野心平　作曲：南　聡

　　　Ｓｉｃｕｔ　Ｃｅｒｖｕｓ（泉を求める鹿のように）　作曲：Ｇ．Ｐ．ｄａ　Ｐａｌｅｓｔｒｉｎａ

　　指揮：松岡直記　　ピアノ：前田朋子

　５　札幌ｍｏｍｍｙ’ｓブラス（吹奏楽）

　　　サザエさん　　作曲：筒美京平　編曲：山里佐和子

　　　ＶＡＲＩＡＴＩＯＮ　ＯＮ　Ａ　ＫＩＴＣＨＥＮ　ＳＩＮＫ　作曲：ＤＯＮ　ＧＩＬＬＩＳ

　　　上を向いて歩こう　　作曲：中村八大　編曲：山下国俊

　　　ＢＲＡＺＩＬ　　作曲：Ａｒｙ　Ｂａｒｒｏｓｏ　編曲：小島里美

　　指揮：横山直樹

ＳｔａｇｅⅡ　仲間たちみんなで（混声合唱）

　　　混声合唱による美空ひばり作品集『川の流れのように』より

　　　　川の流れのように　

　　　　お祭りマンボ

　　　　愛燦燦

　　　　編曲：信長貴富

　　　指揮：横山琢哉　　ピアノ：千葉皓司

　　「わたしには愛する人がいる」ー「音の絆（’０１）」への贈呈作品

　　　　　詩：氷室冴子　　曲：青島広志

　　「アメージング・ツリー」ー「音の絆Ⅱ」への贈呈作品

　　　　　詩：長田　弘　　曲：信長貴富

　　　指揮：横山直樹　　ピアノ：千葉浩司

 

　　　　

風雅斗コンサートを聞いて

栗山文昭コーラスサロン　風雅斗　オータムコンサートを聞いた。結成から５年、栗山文昭の音楽を尊崇する人たちが、月に一度平均で集い、２～３か月に一度、栗山氏の指導を受ける活動を続けて来た。

紆余曲折を経ながらも、演奏会を迎えた数が４４名。まずそのことを栗山氏と共に喜んだものである。以前にも記したが、７月には合宿練習を実施してこの日に備えたのである。これもまた、８７０３にとってはサプライズの一つであった。

演奏プログラムは４ステージ構成であったが、どのステージも合唱団が単独で行う演奏会ではメインステージになるような曲ばかり。「演奏会を想定しての選曲でも、練習でもなかったので、結果としてこうなった。」は栗山氏の弁であった。

風雅斗は、予想をはるかに越える完成度の高い演奏を行った。曲数にして全３０曲、完全暗譜とまでは行かなかったが、それぞれの曲に対する思い入れが感じられ、誠実で味わい深い合唱であった。

途中、最終ステージまで心身のスタミナが持続するのか？と危惧するような感慨も浮かんだが、何の何の、１０分の休憩後には、更に生き生きとした好演奏を展開し、見事にプログラムを閉じた。

言ってみれば寄せ集めの軍団が、栗山氏の『曲の隅々にまで細やかな神経を配り、精緻かつ大胆に構成する音楽』を立派に表現していたのである。またしてもサプライズであった。

栗山氏の卓越した指導力と、それを健気にも受けて演奏会を大成功に導いたお一人お一人に心からの拍手を贈るものである。ちなみに、「えぽあホール」は、ほぼ満席の盛況であった。

風雅斗

　　　栗山文昭コーラスサロン　風雅斗　オータムコンサート

　　　　２００９年９月８日(火）　開場　１８：００　開演　１８：３０

　　　　　　えぽあホール《江別市民文化ホール》　チケット　１，０００円

　　　　　　　　　　　　お問い合わせ：米谷＜０１１－８９７－２２３３＞

　Ⅰ　女声合唱とピアノのための「五つのポップソング」

　　　鍋島幹夫作詩　新実徳英作曲（栗山文昭コーラスサロン　香音　委嘱・初演）

　Ⅱ　女声合唱とピアノのためのグリーグ歌曲集「ソルヴェイグの歌」

　　　谷川俊太郎・覚和歌子　日本語詞　寺嶋陸也編曲

　　　　（うつのみやレディーシンガーズ晶＋合唱団るふ　　　らん＋コーロ・カロス女声　初演）　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　Ⅲ　女声（童声）合唱とピアノのために「月夜の木馬」

　　　鈴木敏史作詞　寺嶋陸也作曲（松本女声アンサンブルAZ　初演）

　Ⅳ　女声合唱とピアノのための「近代日本名歌抄」

　　　信長貴富編曲（栗山文昭コーラスサロン“フラット”　委嘱・初演）

　　　　　指揮　栗山文昭　　ピアノ　澤潟雅子　土屋益子

 

　　　　　　

 

伊藤光湖

伊藤光湖ヴァイオリン・リサイタルを聞いた。普段はパリを拠点に活躍しているのだが、毎年夏には故郷北海道へ帰って来て演奏活動を行っている。

札幌の「ちえりあホール」でのリサイタルも恒例になっている。８７０３は昨年のリサイタルはl聞くことが出来なかったのだが、２年ぶりに聞く彼女の演奏にはある種の風格が漂い、円熟期を迎えつつあることを実感した。

優れた演奏とともに、味わいのある語り口も我々を楽しくさせてくれる。彼女特有のさっぱり、爽やかな人柄が伝わり着実に光湖フアンが増えて来ている。

これからもその活躍は大いに期待されるのだが、そろそろ活動の拠点を日本に置いて欲しい音楽家の一人である、と８７０３は思っている。

伊藤光湖ヴァイオリン・リサイタル

８月１３日に記載した表記演奏会が本日開催されます。

１９時開演。場所は「ちえりあホール」（東西線宮の沢駅直結）です。