8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

風雅斗コンサートを聞いて

2009-09-09 15:40:20 | 合唱

栗山文昭コーラスサロン 風雅斗 オータムコンサートを聞いた。結成から5年、栗山文昭の音楽を尊崇する人たちが、月に一度平均で集い、2~3か月に一度、栗山氏の指導を受ける活動を続けて来た。

紆余曲折を経ながらも、演奏会を迎えた数が44名。まずそのことを栗山氏と共に喜んだものである。以前にも記したが、7月には合宿練習を実施してこの日に備えたのである。これもまた、8703にとってはサプライズの一つであった。

演奏プログラムは4ステージ構成であったが、どのステージも合唱団が単独で行う演奏会ではメインステージになるような曲ばかり。「演奏会を想定しての選曲でも、練習でもなかったので、結果としてこうなった。」は栗山氏の弁であった。

風雅斗は、予想をはるかに越える完成度の高い演奏を行った。曲数にして全30曲、完全暗譜とまでは行かなかったが、それぞれの曲に対する思い入れが感じられ、誠実で味わい深い合唱であった。

途中、最終ステージまで心身のスタミナが持続するのか?と危惧するような感慨も浮かんだが、何の何の、10分の休憩後には、更に生き生きとした好演奏を展開し、見事にプログラムを閉じた。

言ってみれば寄せ集めの軍団が、栗山氏の『曲の隅々にまで細やかな神経を配り、精緻かつ大胆に構成する音楽』を立派に表現していたのである。またしてもサプライズであった。

栗山氏の卓越した指導力と、それを健気にも受けて演奏会を大成功に導いたお一人お一人に心からの拍手を贈るものである。ちなみに、「えぽあホール」は、ほぼ満席の盛況であった。

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