8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

2015年回顧 総集編

2015-12-31 11:35:39 | 日記
ついに2015年の大晦日を迎えた。クリスマス後から降り出した雪が3日間ほど降り続き、連日の除雪作業で疲れた身体も昨夜からの晴天で一段落。今は陽光が照り栄えて大変穏やかな大晦日を迎えている。恒例の家内作業のいくつかを司令塔の指示に従ってこなしつつ過ごしている。

さて、2015年を省みて、個人的には可もなく不可も無い年であったと言えよう。と言うよりは、むしろ恵まれた1年と言うべきかもしれない。まずは健康面で、定期健診で幾つかの再検査の結果が出て、最も懸念されていた大腸検査(初の内視鏡)において「隅から隅まで全て綺麗で、全く問題ありません」と言われたこと。そして、その後に受けた血液検査、胃の内視鏡検査でも異状が無かったこと等健康に恵まれたことは何よりのことと思っている。妻も同様に時々医者のお世話になりながらも精力的に活動している。そして、無事に金婚式を迎えられたことは快挙(?)であった。

次に社会人、日本人としての1年を省みるとストレスが多い1年であったように思う。まず、社会不安、政治不安が絶えない一年であったと言える。異常気象がもたらす風水害や火山噴火による事故。一向に進まない原発事故の抜本的反省と対策。多くの国民が不安を抱えるな中での原発再稼動推進の動き、はたまた原発や武器までも海外へ輸出しようという経済最優先の国策。「積極的平和主義」という定義不明なスローガンの元に推し進められる安保法制、改憲への動きなど、大きな課題が膨らんだ2015年であった。

最後に、2015年、個人的に最大の変化は健康保険証が9月26日から「後期高齢者医療被保険者証」に変わったことである。以前から嫌な言葉と思っていた「後期高齢者」に該当する年齢に達したということである。被保険者証が変わった以外にはほとんど変化は無いのだが、時折聞こえ来る、来年の参議院選挙の結果次第では「高齢者の医療負担増」が現実化されるとか、なにやかやと理由をつけて目減りしてゆく年金。そして、どこで誰が操作しているのか?莫大な損出を伴うような年金の運用。これでは年金制度がいつ破綻することか?我々高齢者以上に現役世代の不安は大きいであろう。

結局、明るい話題が無いまま終わってしまいそうだが、社会的貢献を無視した経済至上主義、自分たちさえ良ければ何もかも目を瞑る的な風潮は間違いなく将来へ大きな禍根を残すはずである。個人を大切にするためにこそ、社会、国家、世界の一員としての自分の立場をしっかりと見つめ、50年後、100年後に生きる人たちのために責任の持てる生き方をして行かねばならない、ということを痛感させられる2015年であったように思っている。
コメント
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