常日ごろから、当室では暗い話題は取り上げたくないと思っているのだが、どうしても書かねばなるまい。それは、今、日本中に充満している“どうしようもない閉塞感”についてである。その原因の大元は政治の貧困、国民の政治への不信にある。
出口の見えない年金問題。官界の汚職、天下り問題。天井知らずの灯油、ガソリンの高騰。後を絶たない凶悪犯罪。自殺大国日本等々、暗い話題には事欠かない現状である。そして、追い打ちをかけるかのように発覚した大分県の教育界不祥事である。８７０３はこの問題が「氷山の一角に過ぎないのではないか」と懸念している。
そして、閉塞感が募るのはどれ一つとして改善、改革の見通しが立っていないことである。まさに、政治の貧困と断言してはばかるものではないと考える。もちろん、どれをとっても簡単明快に事が済むものではないことは承知している。しかし、いつまでも続く暗いトンネルに我慢の限界を感じる国民は多いはずである。
行き当たりバッタリ、私利私欲、党利党略、国民不在の政治から一日も早く脱却して、「国民のための政治」が行われることを熱望するものである。そして、国民は「国民のための政治」を取り戻すために重大な決意と責任をもって対処しなければならないと考える。他人事ではない！
