なんちゃってLOHASな日々

ハーブの事。田舎暮らしの事。読書あれこれ。毎日の生活の中の、ちっちゃな出来事を楽しんじゃうブログです。

旅をする木

2007年09月03日 | 読書
もし、この世に「活字中毒」という病気があったら・・・。きっと、私もそうだろうな・・・

新聞・広告。電車の中刷り、掲示板・・・。ふと気づくと、なんでも読んでいる

ただ、私の本の好みは、ずいぶんと偏っていて。

気に入った作家さんを見つけると、その人から、その人の知り合い・・・とかに波及しつつ読んでいく・・・。そんな感じ

一時期、椎名誠さんの本にハマり、そこから、あやしい探検隊がらみや、椎名さんが本の中で紹介した作家さんの本・・・と広がり・・・

そんな、こんなで、名前を知っていたから、ふと手にとったこの1冊。


星野道夫 著 「旅をする木」  文芸春秋(1476円+税)

星野さんといえば、写真家で、熊に襲われて亡くなってしまった・・・。

そのエピソードゆえに、なんだか、マッチョな野生人を連想していたのだけど・・・。


本を読んでみたら、とてつもなく、繊細で。

優しい人なのだ・・・と、しみじみ。


アラスカに惹かれ・・・。ガラパコスや氷河・・・世界各地の辺境の地で、そこに生きていく動物や人に、がぎりなく優しい想いを抱いて、カメラを向けていたんだなあ・・・。

優しい・・・というのは、ただ、親切・・・とかではなくって。

大きな時間の流れの中で、生きてきた木や草や動物や人の。

自分を含めて・・・。生きとし生けるものへの、限りない愛情というか・・・尊敬というか・・・。

そんな、他者への、暖かな「まなざし」を持つ人だったんだろうな。

世界地図を片手に、もう一度。

じっくりと、その足跡をたどってみたいです



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