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米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」12/29より一挙再放送

2013年12月29日 | 丸ちゃん日記

オリバー・ストーン監督が、歴史学者のピーター・カズニックと組み、制作したドキュメンタリー・シリーズ「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」がNHKのBS1で放送される。

12月29日から一挙再放送があるようだ。

見逃した方は、ぜひ一気に見てほしい。

 

「アメリカは本当に日本に原爆を落とす必要があったのか」

「もしケネディ大統領が暗殺されていなかったら、米ソ関係はどうなっていたか」

「巨大な軍事力で世界の警察になろうとしてきたアメリカの選択は正しいのか」

といった問いに迫る。

番組のブログにも「アメリカ礼賛とは大きくかけ離れたシリーズ、直球勝負の番組です。」

 とあった。

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29日(日)


午後9時~  第1回 第二次世界大戦の惨禍


午後10時~ 第2回 ルーズベルト、トルーマン、ウォレス

午後11時~ 第3回 原爆投下

30日(月)

午前0時~  第4回 冷戦の構図


午前1時~  第5回 アイゼンハワーと核兵器

午前2時~  第6回 J.F.ケネディ 全面核戦争の瀬戸際

 


30日(月)


午後9時~  第7回 ベトナム戦争 運命の暗転 

午後10時~ 第8回 レーガンとゴルバチョフ

午後11時~ 第9回 “唯一の超大国”アメリカ

 

31日(火)

午前0時~  第10回 テロの時代 ブッシュからオバマへ

午前1時~  BS1スペシャル「オリバー・ストーンと語る 戦争×原爆×アメリカ」
         

…とある。

 

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5 コメント

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書店で手に取ってみましたが (海坊主)
2013-05-02 23:49:02
ブログ主様、いつも拝見させていただいております。
オリバー・ストーンの標記書籍を書店に平積みしてあったので手に取って目次、中をぱらぱらとめくって眺めてみました。広告風、プロパガンダ風の印象を受けたため購入を躊躇って今に至っています。論点のピントがずれているのかそれとも恣意的にずらしているのか妙な違和感がありました・・・

返信する
いつも読ませてもらっています (ストーン監督@原水禁)
2013-08-07 22:47:31
http://www.youtube.com/watch?v=7hi7_ACBxEc
ほか(1-5)を書き起こしてみました。
 式典で汗をぬぐう監督は映されても、こちらの再放送は紹介されませんね(^^;;;;;



 今日は皆さんと共にココに来ることができて光栄に思います。私は初めて広島に来ました。そして広島に来て以来、この2日間ぐらいの間、とても心揺さぶられる経験をしています。特に今朝、皆さんも参加されたと思いますけども、広島の平和祈念式典に参加しました。とても良く進められた式典であり、その中身は日本の人たちの心、魂をとてもよく体現した式典だったと思いました。

 とても日本の人たちの性質を表している式典だったと思いますし、沢山の被爆者の方が参加されていました。そして(演壇に上がって)話す人はみんな、平和とか核兵器廃絶という言葉をなんべんも使って話していました。安倍首相でさえ、その言葉を使ってお話をしていました。しかし私は彼の言ったことを信じていません。そして歴史を勉強した人なら誰でも、彼の言うことは信じられないと思ったと思うんです。

 私は今67歳です。そしてピーターと2人でやったのは70年間にわたるアメリカの歴史をまとめる、真の歴史を語るということでした。第二次世界大戦の2つの大きな敗戦国はドイツと日本であります。この2つの国を並べてみて考えていただきたいんですが、ドイツは敗戦後、非常に自分の国のやったことをについて内省的に大きな反省を行い、実際に謝罪を行い、そしてもっと重要なことにその後ヨーロッパにおいてその平和の為に戦う、道義的なチカラを発揮してきたということです。
 1960年代、70年代を通してドイツでは大きな反核の戦いがありました。そして一度もアメリカが望んだほど、ドイツが軍事化した軍事武装したことはありませんでした。そして2003年、イラク戦争が始まろうとした時、ドイツの首相はフランスそしてロシアと並んでイラク戦争にノーをきっぱりと言いました。

 しかしひるがえって日本を見てみると、どうでしょうか?第二次世界大戦以来の日本です。モチロン日本は素晴らしい文化を持っていて、私の意見では映画も素晴らしい、音楽もそして本当に美味しい食べ物も沢山あります。しかし、この歴史を振り返った時に、ただの一人も戦後、実際に声を上げて核兵器や戦争に反対する声を上げた首相はいません。そしてまた道徳的なチカラを発揮するために立ち上がった人もいないです。
 ただ一人わたしが覚えているのは、オバマ大統領に対して「沖縄の米軍基地をなくせ」と言ったためにオバマによって「クビにされた」首相がいたことを憶えています。

 そしてみなさんに問いかけたいと思うんです。ドイツの側は戦後の反省に基づいて平和を守るための国に変わってきました。しかし日本はそうではない。いつまでもアメリカの衛星国として、従属国― のままです。経済大国であったとしても、しかし道徳的な大国にはなっていません。



 私はベトナム戦争に従軍して1968年に、アメリカに帰ってきました。そして(米の)ベトナム戦争は1973年に集結しました(サイゴン陥落は1975)。その時わたしは「これで新しい時代がやってくる。アメリカのアジアに対する執着も、これで終わるんだ。新しい国が出来る」という風に思いました。

 しかしそうではありませんでした。あの後もアメリカはアフガニスタンに、そしてイラクに戦争を仕掛けて、そしてクエートもそうでした。このように中東における冒険主義に陥った後、そしてオバマはまたアジアへと基軸を移そうとしています。

 しかしそのオバマのアジア回帰というのは北朝鮮のせいではありません。北朝鮮のことを言っているのはカモフラージュに過ぎません。本当の狙いは中国を封じ込めることです。これは世界大戦の後、ソ連を封じ込めようとしたのと同じです。その冷戦の間、アメリカの政府はソ連を常に「超大国」と、その膨れ上がったイメージを人々に与え続けてきました。そして今、同じことを中国に対してやっています。「中国は既に超大国である」という風に描き出しています。

 オバマはまるで蛇のような人です。とても話してることはソフトで優しいんですけども、しかし実際にやっていることは容赦ありません。台湾に対して120億ドルの軍事援助を行い、そして日本に対してもステルス機を売っています。それで今日本は世界第4位の軍事大国だということをご存知でしょうか?自衛隊という、Self-Defence-Forceという名前を使っています、しかしアメリカ、イギリス、中国に次いで第4の軍事大国なのです。
 そしてまた日本は、アメリカの作る兵器を沢山買ってくれる「お得意サマ」でもあります。そしてまたアメリカが海外で行う、クエートやイラクなどで行っている戦争の戦費まで払ってくれる有り難い存在でもあります ―ということでアメリカはまるで本当にイジメっ子なわけです。アメリカという大きな竜という存在に、皆さん方は対峙しているわけです。ドラゴンは中国ではなく、アメリカです。

 4日前、私は韓国のチェジュ島に行ってきました。そこではアメリカが貴重な世界遺産のサンゴ礁を潰して、大きな海軍基地を作ろうとしているところです。上海からわずか400キロの地域です。そして沖縄よりもっと悪いのは、中国のもっと目の前に位置するということです。そしてジョージ・ワシントンという非常に大きな空母が停泊できるような非常に深い、海軍の港湾を作ろうとしています。
 ジョージ・ワシントンには核ミサイル、その他非常に沢山の兵器を積むことができる。これを使ってチェジュ島から中国のシーレーンを通るという挑発を行おうとしているわけです。そして韓国もそうですし、日本もそうですし、アメリカの意を受けて非常に大きな軍事力を持つようになっています。
 フィリピンもまたそうです。一度(米軍基地を撤収して)去ったはずのフィリピンにアメリカはまたスービック湾に戻って、軍事力を展開しています。シンガポール、オーストラリア、台湾といった国々もまた同盟関係を、アメリカとの間の軍事関係を強めていますし―。いまやベトナム、私が行ったときにはアメリカの敵であったベトナムですけども、その戦争の後、いまやベトナムもアメリカの同盟国になろうとしています。
 そしてそのような流れがミャンマー、カンボジア、そしてインドのような国にまで広がっています。インドは最近、アメリカとの新しい軍事的協力条約を結んできました。NATOが出来た時にNATOというのは防衛同盟であるという風に言われました。しかし今、御存知のようにまったくそれは攻撃のための同盟であるという風になっています。それと同じ流れです。

 今年この戦争の影がアジアに戻りつつあります。オバマと安倍というのは相思相愛の関係です。オバマは安倍が大好きです、思い通りのことをやってくれるわけですから。そして今、尖閣諸島をめぐっての紛争がありますけども、このような小さい島をめぐって争うというのは本当に馬鹿げたことだと思います、全くその価値はありません。しかしこの紛争をめぐるもっと大きな問題というのは、それをめぐって日本の軍国主義的な考え方が大きく復活しつつあるということです。
 日本が中国に対してやったような軍国主義的な侵略的な考え方です。「南京の大虐殺」そして従軍慰安婦という風なものに結びついていったそのような考え方です。

 みなさんはこの大会を通じて平和の問題、核兵器廃絶の問題について沢山話し合われることと思います。しかし核兵器を一番持っているのはアメリカです。(2009年 およそ米露1万、仏中英200前後、イスラエル印パキスタン100弱、北朝鮮10以下 wiki)アメリカが核兵器を減らさないと何も変わりません。そして核兵器だけではなく、アメリカは世界の兵器生産の76%を占め、それを他の国々に売りまくっています。その中には無人爆撃機やサイバー攻撃用の兵器もあります。ですからアメリカが持っているのは核兵器だけではありません。
 アメリカというのは本当に、史上最大の軍事大国なのです。

 ではどうするべきなのでしょうか?怒らなければいけません、私たちは同じように怒りをもって、そして5年間かけて私が映画(「もうひとつのアメリカ史」)を作ってきましたけれども、これは若い人たちに対して真実を知らせるためです。 そして今、目にしている危険、アメリカの傲慢さなど、そして世界中で盗聴活動を行い、秘密に人々を逮捕し、秘密裏に裁判にかけるようなことをやっている。
 このような恐怖を世界中に広げているアメリカと戦わなければいけません。ジョージ・オーウェルが予言した世界に、私たちは今なりつつあります。これは日本でも同じです。アジアで最後に戦われた戦争はベトナム戦争でありました。しかしそれは最後ではないかも知れません。またアジアで戦争が起こるかも知れない。ですから日本の人々が立ち上がって、何かしなければいけないわけです。
 広島、長崎に対して行われた原爆投下、これを悲しむだけではなく、悲しみを乗り越えてもっと強くなって、みんなが戦わなければいけません。戦ってください。


(回答か、メッセージを求められたか)
 それは広島が原子爆弾が投下されたところであるから、そしてそれがアメリカが戦後、世界に広げてきた一番大きな嘘の中心であるからです。アメリカはこの原爆投下を通じて、世界全体を支配する国となり、そのための権力、チカラを手にしました。そしてそれに対して誰も反抗できない、それを誰も裁くことができない状況を作ってきました。それに対しての抵抗を、私たちは大きくしなければいけないと思っています。
 アメリカの子供たちは、このアメリカが行った原爆投下についてのトルーマンがついてきたヒドイ嘘の、本当の姿を教えられていません。ですからこのことを教えるために、このことをみんなに知ってもらうために、この広島に来ること、そして広島の原爆投下について暴くことが重要だと、戦後のアメリカの嘘を暴くために一番中心な点だと思ったからです。
返信する
Unknown (雅無乱)
2013-08-08 02:53:29
ストーン監督@原水禁さん、貴重なコメントありがとうございます。

感激です!!

じっくり読ませていただきました。

ありがとうございます。

引用転載OKですか?
返信する
Unknown (ストーン監督@原水禁)
2013-08-08 06:29:38
いえいえ恐縮です(^^;;
>ベトナム戦争は1973年に集結しました(サイゴン陥落は1975)。
集結→ 終結

を直していただければ
あとの一切はお任せいたしますm( \ )m


(ちなみに文中の南京~に付けた「」は、15年戦争の他の場所での犠牲者数も中国側は「のっけてるでしょ」の表現です)
↓赤の他人のHPですが(^^;;;;; (↓最後の「資料」参照)
http://homepage1.nifty.com/moritake/syakai/rekisi/kindai15.htm
返信する
監督はシリア攻撃に沈黙? (ストーン監督@BS11)
2013-08-31 18:22:38
ハヤカワ国際フォーラム http://youtu.be/fZOWAzcAXh8

オリバー・ストーン  「誰が戦争を始めるのか それを止めるには」
 戦争のメカニズムは公に宣言して始まるというものではなく、誰もが平和を願っている中で進められるのです。こっそりと軍事予算を増やしていき、「我々がやらなくては、あっちが軍備を拡張する」という論理。「我々がやらなければロシアが、中国がやる」という論理を展開するのです。日本でも同じ、「日本がやらなければ、中国がもっともっと強くなって尖閣諸島を奪ってしまうだろう」という論理でせめてくる。そして恐怖心をかきたてる、「軍備増強をしなくてはならない」という終わりのない議論で、徐々に徐々に戦争に仕向けていく。
 国は、そういう形で動いていくわけです。常に「軍備を強化しなくてはならない」と主張する人がいます。だからこそ、それを抑えていくためのビジョンを持った人が必要なのです。ハードパワーだけでなく、ソフトパワーも必要です。


ピーター・カズニック 「知識と真実こそが武器」
 軍国主義は、恐怖に基づいています。アメリカ、そして日本の指導者たちは「世界に敵がいる」と言って、国民に恐怖を抱かせようとしています。軍事的進出を正当化するために敵が必要なのです。例えば中国の動きは、ある意味非常に心配です。そして北朝鮮も挑発して軍事予算を増加させています。しかしアメリカは危険を誇張しています、日本の人々の恐怖を利用しているのです。
 こんなに軍備が進み、世界が競争し合い、紛争地に介入したり、地球温暖化になったり、核兵器があったり… こんな世界を私たちはつくりたかったわけではありません。しかし、今のような世界だけが存在しているわけでもないのです。歴史は変わり得るということを語りました。しかし、いま起こった結果を避けることはできませんでした。それでも違うことができたはずです。若手人たちに理解して欲しい、「未来は変えることができるのだ」と。

 私たちの武器は「真実」です。「歴史」「知識」が武器です。実際の兵器が武器なのではありません。私たちは「知識」と「真実」で闘うことができます。そして世界が違う世界になり得ることを理解しなくてはなりません。


「世界の中の日本 求められる役割とは」
オリバー・ストーン
 日本が、アメリカとは独立して行動できるようになることが必要だと思います。ブッシュ大統領がイラクに侵攻した時、ドイツ・シュローダー首相は「ノー」と言いました。フランスも主権国家としてドゴール大統領やミッテラン大統領の下、独立した政策をとり続けました。イギリスも何代にもわたって歴代の首相の下で同じでした。ところが日本の首相で、そのように立ち上がった人がいたでしょうか?1945年以降、日本の歴代首相の行動をみると、日本はアメリカの衛星国のようです。

ピーター・カズニック
 日本は、ある分野で特に責任を持っています。それは核廃絶の分野でリーダーシップをとることです。日本は唯一の被爆国なのです。世界は日本にリーダーシップを求めています。安倍政権は核廃絶についてリーダーシップを発揮しておらず、むしろ逆の方向に進んでいます。核拡散防止条約の最近の会議では、80ヶ国が核兵器廃絶宣言に署名しましたが、日本は拒絶しました。 日本はインドと核エネルギー交渉をしていますが、これによって核は拡散します。
  日本の指導者の中には、日本が核兵器を持つことを望んでいる人たちもいます。日本は核への依存を高め、そして安倍首相は原発を再稼動させようとしていますが、日本は、第二次大戦で得た(唯一の)被爆国であるという、道義的なカードを使っていません。日本は独立した行動をとってもらいたいと思います。進歩的な独立性が必要です。日本やアメリカの歴史から学ぶことが必要です。

 そして世界でリーダーシップを示すということ、アメリカの使い走りのような役割ではなく、まず核廃絶においてリーダーシップを発揮すること。そして憲法9条が世界の標準であることを示すべきです。9条を無くすのではなく、もっと意味のあるものにしなくてはなりません。そうすることによって、日本の政策を反映させ、防衛支出を減らさなくてはなりません。
 アメリカの核の傘を拒絶しなくてはなりません。そして日本は、他の国々に対して世界の平和の模範とならなければなりません。


オリバー・ストーン 「メッセージ~ 真実を求めて」
 私は何千、何万もの人と話をしています。聞いてくれている人たちが、やがては日本をリードすることになるだろうと信じていなければ、…ここの9割の人が私の言うことに賛同して下さらないかも知れませんが、しかし、まだ柔軟な心を持つ若い人に手を差しのべることができれば、人々は真実を求めているのだし、真実以上に力を持つものはないのだ、と思っています。
 真実を求めるための種を植え付けていかなくてはなりません。だからこそ、話を続けているのです。アメリカでも、真実を求める動きが起こっています。新しい世代が生まれています。アメリカのメディアの大半は、危険で悪いものだと思います。教育もほとんど「つくりもの」になってしまっています。ところが学校という枠を超えて、いろいろな人をみますと、真実を求める人が、ようやく生まれてきている。そして、やがて将来のリーダーになってくれる、そのような人が育つ、と私は信じています。



外国特派員協会 http://youtu.be/f8HCE15yfkA

オリバー・ストーン「日本 そしてアメリカの歴史教育」
 日本の人たちは、まるでアメリカの人々と同じです、自らの歴史を知りません。語られていないのです、学ばれていないのです。あなたたちは第二次世界大戦に参戦したにもかかわらず、大戦については少なくとも強制的に再教育されたドイツの人々とは違います。ドイツ人は、ヒトラーが何をやったかを理解しています。日本では、より高い教育を受け、よりリベラルな考えを持つ一部を除いて、戦争に関する知識が全くないのです。しかし17歳の私の娘が、第二次世界大戦で何が起こったかとキチンと理解していないのに、我々がアメリカに戻った時に、何を言うことができるでしょうか?

 通説では、アメリカは原爆によって戦争を終わらせたことになっていますが、その真実は、我々は第二次世界大戦に参戦した時にソ連とアメリカの双方が払った犠牲に関する全ての記憶を、爆弾に頼ったことによって台無しにしてしまったのです。それは汚い終わり方になり、世界に誤ったメッセージを送ります。世界に恐怖を与えます。
 実際には、亡くなった多くの男性たちや女性たちにとっての偉大な勝利だったにもかかわらずです。この歴史に、私は不当さを、そして怒りを感じます。それが、現在66歳になった私にモチベーションを与えるのです。私は、この両方の国で、子供たちへの歴史の教え方に、今でも怒りを覚えているのです。


ピーター・カズニック「日本の進む道 嘘と真実」
 日本はすでに軍事化しています。日本はすでに国防への支出が世界で第4位の国となっています。日本には防衛軍が必要ですが、しかし攻撃的な軍隊は必要ありません。いま憲法9条を改正することを求める、大きな圧力があります。9条を変える手段として96条を改正しようとしています。我々が期待しているのは、第9条が再び何らかの意味を持つようになることです。
 我々が心配しているのは、日本が憲法9条を失ってしまえば、より直接的にアメリカの戦争に関わることになり、日本の男性たちがアメリカの若者と同じように、遺体収容袋に入れられて帰国するようになることです。第二次世界大戦以降、次から次に戦争を続けているのです。それが日本が望む将来なのでしょうか?アメリカの戦争に、より密接に関わりたいのでしょうか?

 真実にはお金が掛かるという質問を受けました。しかし現実には、「偽りには命という代償がともなう」のです。確かに真実にはお金が掛かるかもしれません。しかし偽りには、真実に掛かるお金以上にもっと多くの代償がともなうのです。


「日本でもアメリカと同じプロジェクトに取り組みますか?」
オリバー・ストーン
 私は監督として、日本で同じようなプロジェクトに取り組むために、同じだけの時間を時間を投じ、経済的損失を被ることはできません。日本人が資金を調達し、製作する必要があります。我々はもちろん協力はします、要請があれば可能だと思います。

ピーター・カズニック
 私も賛成です。もしオリバーがやるなら、私も参加します。そのような作品を是非見てみたいですね。日本に来て日が経つにつれて、そのような作品に対する需要があることに気づかされています。そして我々はより多くを学んでいます。オリバーと私にとって、これは学びの経験です。被爆者やジャーナリストや歴史家からもイロイロ学んでいますし、常にイロイロなものを読んでいます。私は日本の歴史の一部については知っていますが、幅広い見識は持ち合わせていません。オリバーも日本史の専門家ではありません。
 しかし我々がより多くのものを目にし、より多くを学ぶにつれ、我々はますます困惑を感じます。また日本が自らの過去の歴史に向き合うことが、いかに日本にとって、またアメリカやその他の世界の国々にとっても大切かが、より強く認識されるようになります。日本とアメリカは、偽りの網の中で絡み合ってつながっているのです。そしてその両者とも、我々のあらゆる歴史について嘘を語ることで、協力し合っているのです。

 日本とアメリカは、世界経済大国の第1位と第3位で、軍事大国の第1位と第4位です。我々2ヶ国が、今までのような形ではなく、世界にとって何か良いことをすれば、たいへん大きな違いを生むことができると思います。
 日本人が中国人にした恐ろしい行為に向き合い、信頼を醸成し、両国に見られる狂気のような国粋主義を乗り越えられるように、日本が中国に対して、より前向きな形で接して欲しいと考えています。

オリバー・ストーン「プロジェクトを振り返って」
 私の映画人生で、最高の経験かもしれません。この5年で、それまでの人生で学んだよりも多くの歴史を学びました。自分の人生で正しいことをしているという確信を新たにすることができました。いわゆる「よいカルマ(業・因縁)」を感じます。もし「平和の戦士」がいるとすれば、今までよりもはるかに自分が平和の戦士であるように感じます。

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