竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その6:グリム兄弟が教鞭をとったゲッティンゲン

2012年12月22日 | 日記
今日は久しぶりに★ドイツ・メルヘン街道を歩く★シリーズのその6です。

グリム兄弟が教授として教鞭をとったゲッティンゲンの街を紹介しましょう!

ドイツでは大学があるために発達した町があります。
フライブルク、チュービンゲン、ハイデルベルク、マールブルク、それにゲッティンゲン
いづれも大学町として有名です。日本でいえば、京都でしょうか。




ゲッティンゲンのメイン・ストリートです。
商店街が並んでいますが、学生の自転車も並んでいるところがさすが、大学町ですね。




同じ通りに、マクドナルドのお店もありますよ。
ドイツのマックは、日本のように赤と黄のけばけばしさがなく、落ち着いたお店でしょ。
お店は、町の風景になじんでいますよね。




これは、ゲッティンゲンの旧市庁舎です。




内部は、歴史的な風景や各地の紋章が描かれた壁絵が豪華でしょう。
昔はここで市議会が開かれていたのでしょうが、今は左手の窓の見える部屋は、ツーリスト・オフィスになっています。




旧市庁舎前の噴水には「ゲンゼ・リーゼル」(ガチョウ番のリーゼル)、
3羽のガチョウを連れた娘のブロンズ像が立っています。




学生が博士論文を書いて、合格すると、学友たちがこの噴水前で、なりたての博士を祝福し、
博士は、この「ガチョウ番の娘」とキスをすることが許されるそうです。
いかにも学生町らしいですね。
この娘は、世界で一番多くキスをされた女性と言われています。

グリム兄弟はゲッティンゲン大学でドイツ文学、言語学、民俗学を教えていたのです。




かつて住んでいた建物は今はありませんが、同じ番地には茶色の建物で、いまは散髪屋さんが入っているようです。




グリム兄弟が1829年から1837年まで住んでいたと銘板で表示されています。

私は、ゲッティンゲン大学の民俗学研究室とメルヒェン百科事典編纂所で研究滞在しましたが、
次回の★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その7でお話しましょう!

今からドイツの友人にクリスマス・メールを打ちます。

今日はこれでおしまい!



    。☆   。   。   。    。  。     
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     ▲▲    クリスマスおめでとう!  。   。  。
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すべてを照らす まことの光があって、世に来た。  ― ヨハネ伝 ー


Frohe Weihnachten und ein glueckliches Neues Jahr 2013!



2012. 12. 23.     竹原威滋










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