えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

調べていたらデータがかけていた(マンガ)

2009年09月12日 | 読書
まだまだ勉強不足だなあ、と思いました。
ちょっとシルバーウィークは本のハントに出かけようかと考え中です。
ネットはいまさらながらにすごい。
タイトルは内緒話です。


マンガや絵を見るときに、線の好みと言うものがあると思うのですが、
私はわりと丸ペン、少女マンガでよく利用される細い単線が苦手で、
反対にごってりインクの乗った、筆のあとが見えるようなペン先が好きです。

このごろは、PCの技術が発達して、原画を取り込んでコンピュータで
手描きのように仕上げる技術、というものが可能のようですが、
確かに一見して線の書き味やタッチがやわらかくて、手描きにどんどん画面が
近づいている。ただ、最近コンピュータを使い始めて、下絵を取り込んでから
コンピュータですべて下地をやっている人―例えばこやま基夫とか―はかえって
コンピュータ仕上げにしてから絵が雑になってしまい残念なことになっています。
手描きではきれいに引けていた曲線が、途切れ途切れになっていたり、
本来筆圧で強調していた輪郭の線が、コンピュータのペン圧だと少々
つぶれすぎてしまっていたり、とか、何よりカラーの重ね塗りで、紙とインクの
兼ね合いのみが生み出すあたたかい空気だとか、そうしたものを表現できる
ほど使いこなせていないと思いました。

コンピュータの絵に、どうしても違和感をおぼえてしまうのは、
色の重ね方があまりにも光の三原色のような透明度がありすぎて、
水彩タッチでも暗さがないところです。
液晶画面をいつまでもみていると目が疲れるように、CGで描かれたものは
光が強すぎて、目が痛くなってしまいます。

きれいすぎる。清潔すぎる。潔癖すぎる。

ちょっとそういうものが多すぎるんじゃないでしょうか。
マンガにしろ小説にしろ、エンタメにしろ。
コメント
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