超音波洗浄機の修理完了について、ブログで述べたが、原因不明で、もしも修理が出来なかった場合を考えてオーディオアンプで40kHzをドライブしてやろうかと(素人考えなので負荷インピーダンスや周波数特性から無理なのかも知れないが)、ヤフオクで、使えそうなパワーアンプを探していた。
YAMAHA製PC1002(落札価格3000円)とパナソニック製RAMSA WP-1200A(落札価格2700円)の2種類、幸か不幸か2台とも落札出来てしまった。
まずPC1002が届いたので、動作確認することに。1982年発売品
PC1002取扱い説明書
電源スイッチのOFFが利かないので見ると、スイッチレバーモールドの動きが悪く、オルタネイトの電源スイッチを押し切れない様だ。潤滑スプレーすることで、動きは少し悪いがON/OFFする様になった。今後はグリスを正式塗布する予定。
スピーカーターミナルがCANON-3Pコネクタに改造されているので、接続を見るのに上蓋を取り外す。どうやらスピーカー配線に接続されているので、前オーナーはCANONコネクタで接続しやすい様にしたのだろう。
内部は巨大トランスと電解コンデンサが大部分のスペースと重量を取っている。
これを外し、スピーカー出力にオシロスコープに接続。入力は先日秋葉原に行った時、千石で購入した-RCA変換ケーブル(480円)を使い発振器に接続する。
無負荷ではあるが10Hz~20kHzまではフラットで綺麗な正弦波が観測される。ブリッジ接続でも問題無かった。
ファンレスなのでホーム用としても使えそうだ。
スピーカー端子は+側が1個だけ残されていたが、これも取り外して、以前購入した大型陸式ターミナルに交換することにした。但しシャーシーの穴が8×11mmの長穴で、ターミナルはφ10mm用なので、これのモールド部分を左右削って穴に合わせ取り付けた。
現在、居間で使用しているオーディオシステム(システムとは呼べないが)はパワーアンプにYAMAHAのCA-1000Ⅱ(1974年発売)のパワーアンプ部分のみ使用(プリアンプが動作しない)しているが、これに交換しようと考えている。
総合仕様を見比べるとA級動作こそ出来ないが、ほぼ同等だし、年代も8年新しいので少しは改良されているのではと期待している。
今日届くWP-1200Aは高さが低い分(重量は何故か重い)、強制空冷(出力に応じ回転数が変化するそうだが)となっており、特性を比べても歪率とかPC1002より1桁悪そうだ。両機を聞き比べて、また報告します。
BWTさんからコメントがありましたので、報告します。
上記写真は私が端子変更後のもので、改造前の(オークション掲載)写真を載せました。
スピーカー出力がCANONの3Pメス(モールド品)に改造されていました。
済みません、名称ですがDINでは無くCANONですね。
接続方法は下記HPに解説されていました。これだとスピコンプラグを使っていて、どうやら改造されていたCANON-3Pは、これの代用だった気がします。
スピーカーケーブル解説ページ
写真にDIN 3ピンが見あたらないので。
スピーカー接続にDINを使うことはないです。電力的に無理があります。
フランジが四角い金属の大きな3ピンコネクタはCANON(キャノン)です。
プロ用機器では定番のコネクタで、LINEレベル以下ではバランス接続(差動)になっています。
釈迦に説法でしたらお許しを。
もしかして、写真は陸式ターミナルに交換した後で、交換前は6.3φ PHONE(TRSとも呼びます)ジャックだったのでしょうか? 入力のUNBALANCEと同じタイプ。
これでしたらあり得ます。スピーカー接続にはTRSかスピコン(ロック付きの丸形コネクタ)が使用されますので。
コネクタの名称で私が勘違いしておりました。
DINでは無くて、ご指摘通りCANONですね。
ヤフオクでの掲載写真を載せました。
この様にスピーカー端子を外しCANON-3Pコネクタに改造されていました。
PA機器ユースでは、こんな使い方もあるんでしょうか?
SP接続にCANONを採用しているのはマイクケーブルと共用できるからでしょう。本当は良くないのですが、マイクケーブルの線は思いのほか太いので、100W程度なら通せるようです。
CANONはご存知の通り堅牢で引っ張っても抜けません。現場では接触不良や外れが致命的ですので。付け外しも早いので現場では重宝します。
現在はスピコンと呼ばれる専用コネクターになったので、CANONをSP接続に使用されることは少なくなりました。