トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

安価に連続可変電源製作

2016-04-27 17:57:55 | 電子工作

 aitendoで「多回転精密ポテンショメータ」が、なんと200円で発売されていたので購入。
これを利用して連続可変電源を全てaitendo販売品で構成してみた。
電源モジュールは「DC/DC昇降圧モジュール [DSN6000AUD] 」を使用。
これはSEPIC方式で、一種類の電源で入力電圧に関係無く、それより低い電圧から高い電圧まで連続可変出来る特徴がある。
基板上の多回転半固定抵抗(10kΩ)を取り外して、これとポテンショメーターを接続する。
注文時は10kΩが在庫切れで22kΩを入手した。これが検討不足でモジュールを壊してしまった。
ポテンショメーターが途中で33Vになった後も回し続けた(電圧は33Vから上がらない)ら、出力が出なくなってしまった。
ICの手持ちが有ったので交換したが動作しない。仕方が無いので、もう1台のに交換する。
その後の調査で、壊れていたのはスイッチングのダイオード(SS34)で、最大定格40Vに対し、それ以上の出力電圧になった為に破壊したものと思われる。実際、同一品に交換してみたが再現するので100V耐圧のものを使用したところ問題無かった。
ポテンショメーターには15kΩを並列に入れて、モジュールが壊れない様にする。
今日現在では10kΩの在庫が有るので、これを使えば問題無い。
電圧計には「極小電圧表示器 [VM3D-30V-036] 」を使用し、電源と測定電圧端子を分離し、電源は入力に、測定電圧端子は出力に接続する。
今回は青色発光品を使用したが、5Vではちょっと暗くなる。6V以上であれば良い。
見やすい様に偏光フィルムを貼り付ける。
入力電圧は5Vとし可変してみる。
リファレンス電圧1.25Vから33Vまで可変出来る。
入力を12Vにしても、出力電圧の変動は0.1~0.2V程度と安定している。
負荷変動は引き続き調査したいと思う。

まだバラックの状態だが、今後は電流計の回路も追加してケースに入れ、完成させたいと考えている。
【昇圧コンバータをSEPIC方式に改造】
降圧コンバータの手持ちが無くて「DC/DC昇圧モジュール[M6009-S]」が沢山有ったので、どちらにも使える今回のSEPIC方式に改造してみた。
改造は簡単で、カット1箇所、コンデンサとインダクタ各1個追加、配線4本で済む。
コンデンサには10uF/25Vチップ型セラコン4個を直並列にして耐圧を稼ぐ。インダクタは手持ちの56uHチップ?インダクタを使用。
スペースが無いのでチップコンデンサは基板裏面に接着。インダクタは現状のインダクタに2階重ねし接着する。
スイッチングダイオードは100V/3Aのものに交換。
モジュール価格は100円しか差が無いので、最初から購入する方は昇降圧モジュールをお勧めするが。
問題無くSEPIC動作した。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする