緑のダムと内川ダム
森林の緑のダムと人工のダムについて、それぞれどの程度の洪水調節機能があるか、簡単に比較することにした。
今回の雨は、前後に降雨がなく、短時間に集中的に降った雨であったので、森林の保水力による流出の調節能力と人工のダムによる洪水調節能力の比較がわかりやすかった。
流域のすべてが森林であり、上流に洪水調節施設がない、犀川ダムと内川ダムについて、総降雨量とダム地点流量(ダム有り、ダム無し)を図示してみた。「ダム有り」はダムによる調節後の流量、「ダム無し」はダム湖へ流入する水量がそのまま流れるものとしダムによる調節が無い流量である。
内川ダムは、図「内川ダム:総降雨量とダム地点(ダム有り、ダム無し)」による。
点線の折れ線は、総降雨量(1時間あたりの雨量に面積を乗じた水量)である。
青線の折れ線は、ダム無しのダム地点流量(1時間あたりのダム湖への流入量)である。ただし、基底流量を除く。
茶色の折れ線は、ダム有りのダム地点流量(1時間あたりのダム調節後の放流量)である。ただし、基底流量は除く。
総降雨量のピーク1,276,500m3/hrとダム地点流量(ダム無し)473,076m3/hrのピークの差は、803,424m3/hrである。63%削減され、37%となっている。
ダム地点流量(ダム無し)473,076m3/hrとダム地点流量(ダム有り)のピーク419,256m3/hrのピークの差は、53,820m3/hrである。総降雨量のピークに対して4%削減され、総降雨量のピークに対して33%となっている。
ピークの差803,424 m3/hrは、223m3/sに相当し、犀川大橋地点(幅60m)で流速3m/sとすると水深124センチに相当する。
ピークの差53,820m3/hr は、15m3/sに相当し、犀川大橋地点(幅60m)で流速3m/sとすると水深8センチに相当する。
森林の緑のダムと人工のダムについて、それぞれどの程度の洪水調節機能があるか、簡単に比較することにした。
今回の雨は、前後に降雨がなく、短時間に集中的に降った雨であったので、森林の保水力による流出の調節能力と人工のダムによる洪水調節能力の比較がわかりやすかった。
流域のすべてが森林であり、上流に洪水調節施設がない、犀川ダムと内川ダムについて、総降雨量とダム地点流量(ダム有り、ダム無し)を図示してみた。「ダム有り」はダムによる調節後の流量、「ダム無し」はダム湖へ流入する水量がそのまま流れるものとしダムによる調節が無い流量である。
内川ダムは、図「内川ダム:総降雨量とダム地点(ダム有り、ダム無し)」による。
点線の折れ線は、総降雨量(1時間あたりの雨量に面積を乗じた水量)である。
青線の折れ線は、ダム無しのダム地点流量(1時間あたりのダム湖への流入量)である。ただし、基底流量を除く。
茶色の折れ線は、ダム有りのダム地点流量(1時間あたりのダム調節後の放流量)である。ただし、基底流量は除く。
総降雨量のピーク1,276,500m3/hrとダム地点流量(ダム無し)473,076m3/hrのピークの差は、803,424m3/hrである。63%削減され、37%となっている。
ダム地点流量(ダム無し)473,076m3/hrとダム地点流量(ダム有り)のピーク419,256m3/hrのピークの差は、53,820m3/hrである。総降雨量のピークに対して4%削減され、総降雨量のピークに対して33%となっている。
ピークの差803,424 m3/hrは、223m3/sに相当し、犀川大橋地点(幅60m)で流速3m/sとすると水深124センチに相当する。
ピークの差53,820m3/hr は、15m3/sに相当し、犀川大橋地点(幅60m)で流速3m/sとすると水深8センチに相当する。