中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

白沢天狗尾根2063mピーク

2009-01-22 22:22:34 | 山スキー
★2008年(平成19年)1月17日(土)

◆目的地:白沢天狗尾根2063mピーク(長野県大町市 爺ヶ岳白沢天狗尾根)
◆メンバー:Y隊長、I顧問、komaさん、N村さん、buttiさん、K原さん、hitoshi515さん、中隆、ようさん一家4人(弓さん、W辺さん、N沢さん、T村さん) 計12名
◆コースタイム:8:00爺ヶ岳スキー場第2駐車場~9:00矢沢最終堰堤~13:20白沢天狗尾根2063mピーク着~13:40白沢天狗尾根2063mピーク発~14:40矢沢最終堰堤~14:55第2駐車場
◆天気:曇りのち晴れ

今日は朝5時に山梨を出発した。
車中、「昨日寝たのは深夜0時半、今週は残業続きであった、今日は山スキーの後、雪崩に関する講習会、その後山好同好会(一時的に命名?)恒例の新年会でタフな1日になるなー」なんて思いながら集合場所の爺ヶ岳スキー場の第2駐車場に向かう。
約2時間半の道のりである。

今回は山好愛好会とようさんファミリーとの合同山行である。
総勢12名の大所帯であるので、ようさんファミリーの4名とhitoshiさんと私が先発隊となり道を切り開き、諸先輩方の後発隊がそれに続くという陣容である。

爺ヶ岳スキー場の第2駐車場前の車道を20mほど鹿島槍方面に歩き、ガードレールが切れた車道左側からシールを付け、矢沢沿いの林道を最終堰堤まで向かう。
最初は踝ラッセルなので交代でラッセルすればそれ程大変ではない。ちょうど良いウォーミングアップである。


2段になっている最終堰堤は左岸側から乗っこす。


すぐさま矢沢を右岸に渡り、そのまま枝尾根に取り付く。
ここからは斜度が急になり、脛ラッセルであり、大変であった。それでも先頭を順次交代しガンガン登っていく。
天気は曇りであるが、先週の乗鞍の雪&強風に比べると天国である。


12時頃、Y隊長から、山スキー後の講習会もあるので、後続隊は12時半までの行動とする、先発隊も13時までの行動とするようにと命令が下された。
5年前、まだ山スキーを始めたばかりのころ、別ルートで白沢天狗山を狙ったが途中で撤退であった。今回の白沢天狗山(2036m)上の2063mピークはリベンジの意味もありぜひ登りたい。


天気も回復してきて青空が見えてきた。ラッセルにも気持ちが乗る。
しかし、13時にはまだ2063mピーク直下にいた。あと15分か20分くらいかのところなので、隊長の命令はあったがぜひ行きたいと思った。
この想いが通じたのか、先発隊のリーダーhitoshiさんは力強く登っていく。



ついにピークに到着。リベンジ成る。
爺ヶ岳が雪煙の向こうにかすかに見える。
昨年の4月大町アルペンルートの○○沢から爺ヶ岳頂上に登り、頂上直下の北東斜面を下って、白沢天狗尾根のコルに出て、矢沢沿いに滑ってきたが、そのコースが見渡せた。
【当時の記録(2008.4):6:00扇沢(爺ヶ岳柏原新道入口から)~三俣~10:30爺ヶ岳南峰山頂~白沢源頭~白沢天狗尾根2205m地点~矢沢~13:30車デポ地点】

その意味からも感慨深いものだ。
写真を撮り、さっそくパウダーをいただくことになった。


I顧問とhitoshiさんは、白い粉(激パウダー)の中毒に冒されどんどん滑っていってしまった・・・。
二人の後を二人に汚されていない純白の斜面を探しながら、激パウダーを求め滑った。

(写真はK原さんの華麗な滑り)

最高に気持ち良かった。特に上部は藪も少なく最高である。時々、自分の滑ったあとを見てニヤリ。


途中から後発隊の滑降痕も加わり雪上は賑やかになってきたが、誰も滑っていないところを探し、パウダーを堪能した。
かなり下に行ったところで白い薬の効力が切れたのか二人が休んでいた。天気も良く、快適ランの後で充足感に満ちているようだ。


後は矢沢まで滑り降り、最終堰堤を乗っ越し、登りのトレース跡を滑り、グリコ。

講習会までに汗を流すため、大町温泉郷の薬師の湯に向かった。
薬師の湯の露天風呂からは、白沢天狗山と2063mピークが見える。
風呂に浸かりながら先程登った山を見るのは至極幸せである。

さて、今日の第2部の講習会(お勉強会)は、NPO法人ACTの代表を講師にむかえ、雪崩についてである。
山スキーは体力だけではなく雪崩等雪山に関する知識も必要不可欠である。が、私はちとその辺がおろそかであるので、眠気と格闘しつつ、しっかり(?)聴講した。
「雪崩について研究しても、5年で分かってきた気がする、8年でちょっとまてよと思い、10年でやっぱよく分からない」というようになるので、雪崩はいつどこで起こるかもしれないので十分注意する必要がある、というのが結論だったように思う。

さて、さて、第3部は某所での恒例の新年会である。いつもは雪上テントであるが、去年と今年はインドアでの開催であう。k
omaさんの瓶酒をはじめ、有志からの各種酒の差し入れにより、しこたま飲んでつぶれてしまった。

翌朝の天気は雲一つなく最高であった。(写真は爺ヶ岳、鹿島槍方面 朝7時ころ)










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする