中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

丹沢縦走(丹沢主稜~丹沢主脈)

2016-12-29 22:44:10 | その他の山関係

 

20161229日(木)

 

◆目的地:丹沢主稜~丹沢主脈(檜洞丸~蛭ヶ岳~丹沢山(100名山)~塔ノ岳)

◆メンバー:M松さん、T中さん、Naka-Taka

◆コースタイム:5:35西丹沢自然教室駐車場~8:15檜洞丸8:359:43臼ヶ岳9:5010:55蛭ヶ岳11:2512:36丹沢山12:5513:53塔ノ岳14:0016:10大倉山の家駐車場

◆天気:曇り後晴れ

 


【概要】

山梨に隣接しているが遠いイメージのある丹沢山系。

夏はヒルがいて行く気がしないので、数年前から冬を考えていた。

今回は二日前に雪が降っていたので、冬の丹沢を堪能できた。

 

当初は、M松さんと二人で、

大倉山の家から入山し、今回の逆ルート(丹沢山~檜洞丸)で縦走し、

西丹沢自然教室からバスで新松田駅、新松田駅から電車で渋沢駅まで行き、

渋沢駅北口からバスで大倉山の家駐車場に戻る計画だった。

 

山の忘年会の席で、T中さんにこの計画を話したところ、

私も一緒に丹沢山に登りたいので、

西丹沢自然教室で二人を下ろし、

私は大倉山の家から丹沢山を往復するとのこと。

 

この嬉しい提案があり、今回の縦走は、

バス~電車~バスの時間約2時間分を短縮できた。

ありがとうございました、T中さん。

 

 

さて、朝3時半にT中さんの車で、

東富士五湖道路経由で西丹沢自然教室に向けて出発。

515分くらいに駐車場に着。

6時出発の予定を早め、535分に出発。

それではT中さん、後ほど会いましょう。

(登山道入口)

 

ゴーラ沢出合いまでは緩やかな登山道。

出合いまでくると少し明るくなってきた。

                                                       

ゴーラ沢を渡渉すると少し急な登山道になる。

途中の展望園地からは富士山が見えた。

(富士山)

 

ここを過ぎると少しずつ登山道に雪が出てきた。

雲行きも怪しくなり、風も結構冷たい。

(長い霜柱)

 

檜洞丸への登りになると雪も深くなり、ガスって来た。

西丹沢自然教室駐車場に2台車が停まっていたが、

その先行者のトレースがあり助かった。

 

檜洞丸着(1601m)。

一面真っ白。

(檜洞丸頂上)

 

ちょっと下ったところにある青ガ岳山荘で休憩。

山小屋には珍しく「準備中」の看板。

さらに小屋の外の庇の下の休憩は300円とのこと。これにはびっくり。

中に人がいる気配もないが、庇の下には入らず、外で休憩。

軽アイゼン、カッパの上、厚手の手袋を装着して出発。

 

下りの階段でアイゼンの爪が引っ掛かり、転倒。2回転。

左の脛を擦りむき、右ふくらはぎが痛かったが、歩くと大丈夫だった。

 

臼ヶ岳を通り過ぎ、

蛭ヶ岳への最後の登りは辛かった。

天気は青空も見え始めたが、まだまだだ。

(蛭ヶ岳への登り)

 

蛭ヶ岳山頂着(1673m)

神奈川県の最高峰であり、天気が良ければ展望が素晴らしいとのことだった。

 

頂上すぐ下に小屋に移動。

丹沢山系は山頂とほぼ同じところに小屋がある。

他ではあまり見られないことだ。

この小屋は部屋に入って休憩すると200円とのこと。

庇の下の休憩は無料。青ガ岳山荘よりはましである。

休んでいる間に天気が回復してきた。

見る見るうちに周りの景色が見えてきた。




 

元気が湧いてきた。丹沢山に向けて出発。

(正面のちょっと左側の山が丹沢山。その右の少し尖った山が隣の塔ノ岳)


(振り返る。右側に蛭ヶ岳。左奥に檜洞丸)


(一番左が丹沢山。一番右が塔ノ岳)


(正面が丹沢山)

 

丹沢山到着(1567.1m)。

ここでアイゼンをはずす。

小屋すぐの所にある百名山の標識からは、

富士山や聖、赤石岳が見えた。絶景である。


(富士山の右奥に赤石岳、聖岳)

 

丹沢山から塔ノ岳に向かう登山道は木道や石道が多いこと。

自分のリズム歩けず、段差も大きいので疲れることこの上ない。

丹沢は霜柱が多くて、温度が上がるとどろどろになるので、

その対策と植生の保護のためと思うが、自然に手を入れすぎである。

(山の向こうに海が見える)

 

塔ノ岳着(1491m)。

写真を撮り出発。

この先でT中さんと会えるはずだ。


 

ここからも木道等が多くて、足腰に響き、うんざりである。

T中さんとは中々合流しない。

駐車場で会うのと登山道で会うのでは感動が違う。

休まず足腰に鞭打って進む。

(正面に塔ノ岳)

 

残り40分くらいの休憩スペースでお饅頭を食べているT中さんを発見。

やったー。

これまで山の話は数限りなくT中さんとしているが、

一緒に山に行ったことはなかった。

今回、途中からでもご一緒できてうれしかった。

もらったミカンがとても美味しかった。

(休憩場所から)

 

登山道を進み、舗装道路を進み駐車場着。

久しぶりの長時間登山。疲れました。

 

大倉山の家から近くに「なんつっ亭」というラーメン店の本店がある。

この店は、かなり昔、

東京ウォーカーのラーメンランキングで1番だったことがある。

遠くて本店には行けず、人気が出てから各地に支店ができ、

私も池袋店で食べてことがある。

その伝説の店に今回行くことができた。

当時は豚骨+まー油でこってり系の代表格であったが、

今はこれ以上のこってりも当たり前で、

また、今の流行りの味ではないが、青春時代の味ということで満足でした。

 

お風呂は「秦野天然温泉 さざんか」という日帰り温泉施設。750円。

 

帰りは圏央道~中央道で帰宅。

行き帰りで丹沢山系をぐるっと一周でした。

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山梨県産ワイン 5

2016-12-28 23:49:26 | 飲食関係

20161228

 

■山梨ワイン

 

2010年に、甲州種が

ワインの国際的な審査機関であるOIVOffice International de la vigne et du vin

国際ブドウ・ワイン機構 本部:フランス)において品種登録された。

 

このOIVに品種登録が認められなければ、

「甲州」と名前をラベルに記載してEU内で販売を行うことができない。

どんなに良い甲州ワインを生み出したとしても、

「日本産白ワイン」というような表記となってしまう。

 

さらに、2013年にはマスカット・ベーリーAOIVに品種登録された。

 

OIVに登録された意義は、次のとおりである。

①日本固有の甲州やマスカットベリーAが、

ワイン醸造用のブドウ品種として世界に認められたこと

②ワインのラベルに甲州(koshu)やマスカットベリーAと記載して、

 EUに輸出することができるようになったこと


【前回から飲んだワイン】











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山梨県産ワイン 4

2016-12-19 21:38:45 | 飲食関係

20161220

 

■山梨県産ワイン 4

 

平成25716日、

ぶどう酒(ワイン)における地理的表示「山梨」が

国税庁告示により指定された。

 

これは、国が山梨県ワイン酒造組合の申請に対し、

山梨県産ワインの品質や評価が主に山梨県という生産地に由来することを認定し、

またワイン産地たる山梨を法律(※1)で保護することを決定したもので、

ぶどう酒(ワイン)としては「山梨」が初の指定。

 ※1「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」(酒類業組合法)


(ラベルの下のほうに、地理的表示「山梨」の表示が輝いている)

 

これにより、「山梨」と表示されたワインは原産地とその品質が保証され、

今後ぶどうの品種や醸造方法、品質等に関する条件(※2)を満たしたワイン以外は、

「山梨」という表示が禁止されることとなる。

 ※2「山梨」と表示できる条件

  山梨県産のぶどうを原料とし、山梨県内において発酵させ、かつ、

  容器詰めしたものでなければ「山梨」の産地を表示する地理的表示を使用してはならない

 (アルコールを添加したものを除き、補糖したものについてはアルコール分が14.5度以下のものに限る。)。

  ただし、原料とするぶどうは、

  甲州、ヴィニフェラ種、マスカットベリーA、ブラッククイーン、ベリーアリカントA

  甲斐ノワール、甲斐ブラン、サンセミヨン及びデラウエアに限る。 

  品目 果実酒

 

この地理的表示の指定により、

海外においても、テーブルワインではなく「地理的表示付きワイン」(※3)として、

より価値の高いワインとしての流通が可能となるなど、

国内外においてワイン産地山梨のブランド力がよりいっそう増していくことが期待される。

 ※3原産地呼称(AOCなど)に登録されているフランスの産地名

 (ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュなど)がその代表例


(ラベルの上に「G.I. Yamanashi 」の表示)


【これまで「地理的表示」が認められた酒類】

 山梨 山梨県 ぶどう酒 

 壱岐 長崎県壱岐市 蒸留酒

 球磨 熊本県球磨郡及び人吉市 蒸留酒

 琉球 沖縄県 蒸留酒

 薩摩 鹿児島県(奄美市及び大島郡を除く。) 蒸留酒

 白山 石川県白山市 清酒

 

なお、酒類以外では、この制度を倣い、

農林水産省が、地域ブランドの品質向上と保護を推進するため、

「特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(地理的表示法)」に基づき、

地理的表示(GI)保護制度を、平成27年6月1日から運用開始し、

但馬牛、神戸ビーフ、夕張メロン等が登録になっている。

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岩殿山

2016-12-03 05:52:19 | 山梨の山

2016123日(土)

 

◆目的地:岩殿山(634m)(山梨県大月市) ※山梨100名山

◆メンバー:Naka-Taka、家族

◆コースタイム:11:40駐車場発~12:50頂上手前~14:20駐車場着

◆天気:快晴

 

【概要】

家族ハイキングの第2段。

駐車場から40分で頂上とのことで選んだが、

最初から急登(階段)で結構大変でした。

 

 

何とか頂上手前の山梨百名山の標柱がある広場まで到着。

(あと5分だが)頂上はあきらめランチをとり下山。

 

岩殿山には、ちょっとした縦走コースもあり、

兜岩の鎖場や稚児落としというスリリングな場所もあるみたいなので、

頂上と合わせ次回にとっておくことにする。

 

なお、岩殿山は、戦国時代には、

武田氏の重臣、小山田信茂の難攻不落とうたわれた岩殿城があった山。

標高は634mで、東京スカイツリーと同じである。

 

帰りに、大月市猿橋にある、「猿橋」を見学。

「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋のひとつである。

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