中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

薬師沢左俣~北ノ俣岳

2023-08-11 22:31:58 | 

★2023年8月11日(金)~12日(土)

 

◆目的地:薬師沢左俣~北ノ俣岳(2,661.3m 北アルプス)

◆メンバー:M松さん、Naka-taka

◆コースタイム:《8月11日》7:30折立駐車場~11:03太郎小屋11:30~12:30薬師沢左俣出合12:45~13:40テント場

     《8月12日》5:30テント場~10:42北ノ俣岳~11:43太郎小屋~14:09駐車場

◆天気:《8月11日》快晴、《8月12日》快晴、午後曇り

 

 

◆概要

【1日目】

山の日を絡めた3連休、

連日の猛暑日を凌ぐため、北アルプスの楽園、

薬師沢左俣にいくことにした。

 

このエリアの沢は13年前の赤木沢以来である。

この時は2日目に、薬師峠のテント場をスタートし、

赤木沢遡行、黒部五郎岳、北ノ股岳、薬師峠と、

今思えばかなりハードだった。

 

今回は、沢に一泊し、美味しい料理とお酒、焚き火を楽しみ、

翌日下山という大人の休日である。

 

折立の正規または臨時の駐車場に駐車できるかが今回の核心部分である。

止められないと、折立駐車場まで歩いて1時間30分かかる

第2、第3駐車場に止めなければならない。

 

折立駐車場には有峰林道を通っていくが、

北側と南側の料金所が朝6時にならないと開かない。

北側の料金所の方が30Kmぐらい遠いが、

料金所から降り立て駐車場までは早く到着する。

 

今回はオーソドックスに南側の料金所から行くことにしたが、

駐車場に止めることができるかどうか心配だった。

 

朝2時に山梨を出発し、松本、平湯を過ぎ、

有峰林道南側料金所に5時55分に到着すると、ゲートが開いている。

料金所のおっちゃんに聞くと、5分前に開け、4台通過していったとのこと。

 

この5分が今日の駐車場争奪合戦に影響すると思った。

 

折立駐車場に着くと、既に正規の場所はいっぱい。

登山口から300mの臨時駐車場に、軽自動車だからということで入れてもらえた。

ラッキー。

 

さて、登山開始。

今回は沢の一泊と言うことで、

通常のテント泊と違って、沢靴と沢装備を持つので大変である。

更に、病み上がり最初の山行ということもあり、少し大変である。

 

しかし、今日は天気が良い。雲一つない快晴である。

が故に暑くもある。

(真ん中少し右が剣岳)

 

(少し左に白山、右下は有峰湖)

 

(正面奥が薬師岳)

 

(太郎小屋手前)

 

一歩一歩着実に歩き太郎小屋到着

一杯1,200円の生ビールが美味しそうだった。

 

(薬師岳)

 

(右奥が黒部五郎岳、左奥が鷲羽岳)

 

(左奥に水晶岳)

 

さあ、薬師沢に向け下っていく。

しっかりした橋の3つ目が薬師沢左俣出合である。

 

 

(入渓ポイント)

 

沢の準備をして遡行を始める。

今日も下界は猛暑日なのでこの辺りも結構暑いので、

積極的に水流を絡めて進む。気持ちいい。

 

 

 

少し行くと少し広くなっている場所があったが、

「ぶなぱう」の記録にあるテント場が見つからない。

 

少し先に行くとHitoshiさんの「山遊びの日々」の記録にあるテント場が見つかる。

記録には少し斜めで下が湿っているとあるが、

最近雨が降っていないのか、湿っている場所はあるが、

湿っておらず平らな場所があったので、ここをテント場とした。

 

今回は、場所が狭そうなのでタープではなくテントにしたが正解だった。

さて、テントを設営し、薪集めをする。

周辺には薪があまりなく、少し足を伸ばして何とか集まった。

これでは足りないかと思ったが、寝るまで問題なかった。

 

先ずはビールで乾杯。至高の一時である。幸せ。

 

今日は350mlビール4本、

山梨県産ワイン(サドヤのミュールシャトーブリアン赤)である。

おつまみは、冷や奴(ネギ、生姜)、枝豆、チーズ、スナックである。

 

 

焚き火も申し分のない燃え方である。

今日のメインの鍋はキムチ鍋。ビールに良く合います。

 

 

暗くなっても焚き火にあたっていた。

 

満天の星空。

20時頃就寝。

 

 

【2日目】

 

朝3時起床。

途中で朝食を食べることとし、軽く行動食をとり出発。

最初は少し寒いので、水に入らず遡行する。

 

途中から幾つもの滝が出てくる。

直登するもの、高巻くもの色々である。

 

 

 

 

 

 

一か所高巻きで、ルートが不明で高巻き過ぎたところがあったが、

ロープを使わず何とか河床に戻ることができた。

 

 

まだまだ登る。

 

 

 

だんだん天国の源頭部が近づいてくる感じだ。

 

ついに来ました天国の源頭部。

こういう源頭部は初めてであり、天国と言われるのも頷ける。

 

 

 

大休止で朝食のラーメンを食べる。

昨日の野菜と肉を入れた具たくさんラーメンである。

 

更に源頭部を進む。

 

途中のガレ場が少し辛かった。

 

 

そこを過ぎると草原(いわゆるハイジ)である。

 

 

 

 

最後の一息で、北ノ俣岳手前の稜線に到着。

※「ぶなぱう」に載っていた

赤城山と北ノ俣岳のコルに出るコースも良かったかもしれない。

 

後は登山道を進み、北ノ俣岳を通り、太郎小屋で小休止をし、下山。

途中は曇りで幾分暑さが和らぎ助かった。

 

※帰りに、ひらゆの森で汗を流そうとしたが、

駐車場に入る行列であり断念。

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多摩川水系 小菅川本谷

2022-08-11 10:45:20 | 

★2022年8月11日(土)

 

◆目的地:多摩川水系 小菅川本谷

◆メンバー:M松さん、NAKA-TAKA

◆コースタイム:8:02小菅林道終点駐車スペース~12:20山道交差地点(1690m)~13:04フルコンバ(登山道)~14:17駐車スペース

◆天気:晴れ

◆距離:距離9.3㎞、登り990m、下り995m

 

 

【概要】

今シーズン初の沢登り。

当初は、恋ノ岐川や湯檜曾川東黒沢、薬師沢左股等の沢中一泊を考えたが、

各地の豪雨や、その後発生した台風の影響を考慮して、県内日帰りに変更。

昨年のお盆期間も豪雨の影響で沢を中止し、山にも行けなかったので、

今年はそれでもまあ良かったです。

 

小菅林道は最初と最後は舗装されているが、

途中が舗装されておらず結構凸凹もあった。

 

林道終点の5,6台の駐車スペースには、

既に3台駐車してあった。

一台は釣り人であり、先着がいるということで引き返していった。

 

最初から沢装備を付け、

駐車スペース先の「釣り人の皆様へ」の看板のところから、

踏み後をたどってトラバース気味に河原に下りる。約10分。

 

この沢は、1級上の初級コースであり、久しぶりの沢にはちょうど良いレベルである。

 

最初の堰堤は左側から登り、

堰堤向こう側に板が掛けてあったので、それを足場に下りる。

 

天気も良く、最近は猛暑日が続いていたので今日も既に暑い。

積極的に沢を絡めて登っていく。

沢上は涼しい風が吹いていて最高である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(奥の二俣)

 

「東京起点 沢登りルート」の遡行図を見ながら登るが、

直登や巻き道を使うかは現場で判断する。

 

小菅川最大の滝である二股先の12mの滝は、

右側壁を登らず、その右の斜面を巻くとあったが、

落ちても危なくない高さだったので、

岩場をチャレンジして見事クリア。

こういう積み重ねがレベルの向上には役に立つと思う。

 

その後いくつかの滝を超え、

遡行終了地点の山道との分岐まで顕著な滝がなくなったところで昼食とする。

今回もそうめん。ミョウガとツナ薬味とする。

冷たい沢の水で食べるそうめんは最高である。

 

遡行終了地点の山道との交差地点にはピンクリボンがあった。

遡行終了地点から登山道まではちゃんとした踏み後があり、15分程度だった。

 

 

(なんと、沢から歩いてきた山道も標識がある)

 

この登山道を登ると大菩薩峠に着くが、

これまで何度も行っている上、大菩薩のピークでもないので、

何となく積極的に登る気が起きず、下山することとする。

 

この登山道非常に整備されていて歩きやすかった。

それ程人気のあるコースとは思えないが、東京都所有の水源涵養林だからだろうか。

 

やはり下山は暑かった。

夏は沢登りが最高です。

 

帰りは小菅の道の駅に寄ったが県外の車でほぼ満車であった。

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和名倉沢(~和名倉山)

2020-08-15 19:59:00 | 

★2020年8月15日(土)~16日(日)

 

◆目的地:荒川水系 大洞川 和名倉沢

◆メンバー:M松さん、NAKA-TAKA

◆コースタイム:【1日目】6:52駐車スペース~7:27和名倉沢入渓~11:04大滝~15:12ビバーク地

【2日目】7:15ビバーク地~10:02和名倉山頂上10:30~14:16国道278号~14:56駐車スペース

◆天気:【1,2日目】晴れ

◆活動時間:【1日目】8時間20分、【2日目】7時間40分

 

 

 

【概要】

沢の焚き火が恋しく、また、猛暑日続きで通常の山は厳しいので、

今年の夏のメイン山行は、

日本200名山の和名倉山に登りあげる和名倉沢に行くことにした。

 

【1日目】

長い長い雁坂トンネルを抜け、国道140号を進み、

県道278号と雲取林道との分岐の駐車スペースにジムニーを停車。

 

県道278号を150mぐらい戻り、3つ目のガードレールの切れ目から沢に下る。

 

踏み跡はしっかりついているが、最後が不明瞭であり、

大洞川の河原に降りてしまった。

左上に見える吊り橋を渡るのが正解であるので、

ちょっとだけ登り返し、通行止めの橋を恐る恐る渡る。

 

橋を渡り仮のアルミ製の橋を渡り、和名倉川方面に進むと、

大洞川との出合の少し上流に到着。

沢の準備をし入渓。

(入渓ポイント)

 

奥秩父の沢は緑に囲まれ少し薄暗いイメージがあるが、

今日は、日差しも強いが、緑のカーテンにより暑くもなく、快適だ。

滝の直登や高巻きをしながら、快適に遡行していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

大滝到着。

しぶきが気持ちよい。

 

 

遡行記録の中には、1,380m地点にビバーク適地がるとの記述もあったが、

テント2張り程度の広さであった。

もう少しだけなら頑張れそうなので、1,470mのビバーク適地に向かう。

 

1,470mのビバーク適地到着。

こちらはテント3張りぐらいできる広さがある。

今日は、テントではなくタープである。

この辺りは夕立が多かったので、木々が湿っていて焚き火には苦労した。

 

 

火がついたところで、枝豆をゆで、ビールで乾杯。

その後は牛肉と豚バラの焼き肉。

中伊豆ワイナリーの赤ワイン(メルロー)が良く合う。

火を囲みながらの至高のひとときが過ぎていく。

 

今日の締めはカレーうどん。これも絶品。

 

8時就寝。

夜も、雨が降らず、虫もいなく快適だった。

 

 

【2日目】

起床し、火を熾し、

一息ついたところで、

昨日の残りの野菜を使い味噌ラーメンを食べる。

 

さあ二日目出発だ。

今日も快晴だ。

快適に遡行していく。

 

 

 

バイブルの遡行図にある最上部のビバーク適地はテント一張り程度だ。

 

更に進む。

(シャワークライム 1)

 

(シャワークライム 2)

 

(二俣)

 

 

 

源流部で水を取り、最後の登りを頑張る。

藪がなくうれしい。

 

稜線着。

少し進み登山道に合流し頂上を目指す。

 

和名倉山頂上着。

遙かなる和名倉山に来たことに感動。

 

下りは、所々分かりにくいところもあり、少し迷ったが、

基本ピンクリボンがある。

 

急登や、長い長い軌道跡のトラバース道を過ぎ、

最後は九十九折りの道を、歯を食いしばり下り、秩父湖の吊り橋に到着。

 

 

最後は県道278号を駐車スペースまで空身で約30分歩く。

久しぶりの重い荷物で猛暑の山行、疲れました。

 

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南アルプス 尾白川 鞍掛沢(~乗越沢~日向山)

2020-08-09 07:31:25 | 

★2020年8月9日(日)

 

◆目的地:南アルプス 尾白川 鞍掛澤(~乗越沢~日向山)

◆メンバー:Hitoshiさん、M松さん、NAKA-TAKA

◆コースタイム:6:24尾白川林道矢立石登山口駐車スペース~8:20鞍掛沢出合~10:43乗越沢出合~12:38鞍掛山北のコル~14:39日向山~15:48駐車スペース

◆天気:晴れ

◆活動時間:9時間23分

◆活動距離:13.2km

◆累積標高上り/下り:1,305m/1,309m

 

 

【概要】

今年の梅雨はよく雨が降り、平年より11日遅い8月1日が梅雨明けであった。

そのため、コロナウイルスの影響もあり、5月から山に行けなかった。

 

さて、山の日に絡めた3連休、Hitoshiさんから沢のお誘いがあり、

尾白川渓谷駐車場に前泊し(宴会)、翌日鞍掛沢に行くことになる。

 

白州道の駅に隣接するセルバに集合、買い出しし、

尾白川渓谷駐車場に行くと、売店前の舗装駐車場だけでなく、

手前の砂利の終車場にもかなりの数の車が止まっていた。

今年は北岳や富士山がコロナウイルスのため登山禁止であり、

この山域に人が集まっていること、

また、この駐車場の先にキャンプ場があることが理由と考えられる。

 

舗装駐車場の一番奥辺りに2台駐車し、その車の間で宴会を開始。

NAKA-TAKAは、HitoshiさんにPRするため山梨県の新魚「富士の介」、

そして、マグロ、鰹の刺身を買ってきた。

Hitoshiさんは、焼き鳥だ。

お酒は、ビールに加え、いつもと同じく、

NAKA-TAKAが山梨ワイン、Hitoshiさんが日本酒だ。

いつものとおりちょっと飲み過ぎの前夜でした。

(朝食後の一時、車の間と軽トラの上でテント泊、三蜜回避)

 

さて、朝6時にM松さんが合流し、ジムニーで日向山の矢立石駐車スペースに向かう。

錦滝に向かう林道を進む。東屋過ぎ、トンネルを3つ超え、林道終点到着。

 

結構急斜面であり、ヘルメットをかぶる。

残置ロープを使いながら尾白川に降り立つ。

ここで沢装備を身に着ける。

 

 

今日も下界は猛暑日だろう。爽快な沢を軽快に遡行する。

 

 

 

ワイヤー滝のところで、左岸から鞍掛沢が流れ込んでいる。

本流を進むと上級者用の黄蓮谷で、甲斐駒ヶ岳に登りあげることができる。

 

その後も高巻きを交え、無理せず登れる沢は直登する。

鞍掛沢の渓相は結構明るい。岩も明るい色で沢を木々が覆っていない。

 

 

 

 

 

乗越沢の出合いに到着。

左岸側から乗越沢が滝となって合流している。

 

さあ、鞍掛山のコルに向かいスタート。

標高も上がり、気温も下がり更に快適に遡行する。

 

 

沢の最上部で水を確保し、最後の登りと下山に備える。

 

更に進むと岩場のルンゼになる。右側の岩の間を抜ける。

と、また岩のルンゼが出てきたが、これは抜けられないほど狭く、

仮に抜けられたとしても、上は更に険悪な感じである。

 

詰めは、藪こぎもなく快適と記録にはあったのでおかしい。

ルンゼを戻り周りを見渡すと、右岸側にトラバースできそうな踏み跡がある。

そこを渡ると反対側には快適な笹原が広がっている。

まさに天国と地獄である。

 

鞍掛山北のコルに到着。

風の通り道なのか、心地よい風が吹いている。

 

今日は鞍掛山頂上には向かわず、帰路に着く。

(コルから登り上げた稜線)

 

日向山到着。

今日は猛暑日だからか、登山客がいない。珍しい。

 

最後は快適に登山道を下りてゴール。

やはり真夏は沢ですね。

 

 

 

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笛吹川水系東沢 釜ノ沢東俣

2019-08-18 04:16:35 | 

★2019年8月18日(日)

 

◆目的地:笛吹川水系東沢 釜ノ沢東俣

◆メンバー:M松さん、NAKA-TAKA

◆コースタイム:5:18西沢渓谷駐車場~8:42金山沢出合~8:48魚留の滝~9:44両門の滝~12:28木賊沢出合~13:13甲武信小屋13:46~16:16駐車場

◆天気:晴れ後曇り後雨

◆活動時間:10時間58分

◆活動距離:18.1km

◆累積標高上り/下り:2,486m/2,488m

※写真はすべて、M松さん提供

 

 

【概要】

一昨年の夏、雨で流れた東沢釜ノ沢東俣。

台風の影響の増水リスクを避けるため、土曜日を一日延期して決行。

天気予報では午前中は何とか天気がもつ予定。

結果的には、沢中では青空が見え、

雨も甲武信小屋に着いたところで降り出し、一昨年のリベンジができた。

 

5時10分、西沢渓谷駐車場到着。結構車が停まっている。

 

昨日、ホラ貝のゴルジュで一人行方不明になっていたので、

西沢山荘の前に警察がいた。

 

鶏冠尾根の登り口で渡渉し、登山道を進む。

ホラ貝のゴルジュでは、警察官が10数人捜索していた。

我々も今日の遡行は気をつけねばと心に誓う。

さらに進んで、山の神でも今日の安全遡行を祈願する。

 

さて、山の神の少し先の沢に下り、沢装備を装着。

青空が見える。モチベーションは高まる。

 

しばらくはゴーロを歩く。

釜の沢に左右から流れ込んでくる乙女ノ沢、東のナメ沢、西のナメ沢が素晴らしい。

 

(乙女ノ沢)

 

 

(東のナメ沢)

 

 

 

(西のナメ沢)

 

 

金山沢と釜の沢の分岐を右に進む。

(金山沢出合)

 

魚留の滝到着。

 

ここを左側から登る。

すると絶景で有名な千畳のナメが現れる。

自然が作り出す絶景。人の手では到底作り得ない神の領域の代物。

台風の影響か、前回釜の沢西俣の時より水量は多い。

 

 

 

 

 

天気が心配で先を急ぐ。まだ青空は見える。

 

両門ノ滝到着。豪快な滝が左右から流れ落ちてくる。

右側の滝の左岸灌木帯を登り、東俣に入る。

 

 

薬研(ヤゲン)の滝、8m斜滝を越え、

今日の核心部分はほぼ終わったので、昼飯のそうめんにする。

400gのそうめんをネギとミョウガを薬味に食べる。

普段なら食べない量だが、沢の水で冷やしたそうめんは絶品であり、

あっという間にたいらげてしまった。

旨い。やっぱ暑い夏はそうめんだな~。

 

更に先を進む。一瞬雨がぱらっときた。

 

沢から一段高いテン場適地がいたるところにあり、焚き火の後がいくつもある。

ただ、人気の高い沢で多くの沢屋が泊まっているためだろう、薪はあまりなかった。

 

更に進む。

ミズシ沢との出合を過ぎ、ゴーロや小さな滝を越え、

木賊沢との出合に到着。

(奥が釜ノ沢、手前が木賊沢)

 

釜ノ沢と木賊沢との間の灌木帯を少し登り、

釜ノ沢に下りると70mの大ナメ滝の途中に降り立つ。

ここから大ナメ滝を登るが非常に長く、疲れた体には応えた。

 

 

甲武信小屋に送水するポンプ小屋到着。

 

後は稜線まで整備された登山道を歩く。

 

稜線着。

少し下って甲武信小屋着。

バンザーイ。リベンジ大成功。

 

 

まさにその後すぐに、

時雨が降り始めてきたので屋根がある休憩スペースに避難。

 

カッパの上だけ着て下山する。

途中一時的に雨がやんだが後はずっと雨だった。

 

駐車場着。

雨が降ったが想定内であり、満足がいく沢だった。

 

 

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中央アルプス 正沢川本谷

2019-08-11 06:15:02 | 

★2019年8月11日(日)~12日(月)

 

◆目的地:中央アルプス 正沢川本谷

◆メンバー:hitoshiさん、NAKA-TAKA

◆コースタイム:(1日目)8:43林道終点駐車スペース~12:53キャンプ地

     (2日目)6:55キャンプ地~11:22稜線~16:28駐車スペース

◆天気:二日間とも晴れ

◆活動時間:13時間58分

◆活動距離:14.1km

◆累積標高上り/下り:1,995m/1,977m

 

 

【概要】

6年前(2013.7.13~14)に、正沢川細尾沢を遡行したが、

今回は前回と同じ細尾沢合流点でキャンプし、本谷を遡行した。

 

【1日目】

前回と違い、林道終点駐車スペースには一台も停まっていなかった。

100mくらい手前の駐車場には、10数台停めてあったが、

これは木曽駒ヶ岳に登る人達だろう。

北アルプスの山や有名な沢は混雑しているようだが、

やはり、ここはマイナーな中央アルプスの沢、

静かな沢登りや大自然に囲まれたキャンプ+お酒が楽しめそうだ。

 

沢装備を装着し出発。

(沢登りコースではなく、左の茶臼山コースを進む)

 

林道を30分ほど歩き入渓ポイント着。

最近は猛暑日が連続し、暑さにやられていたので、

渓流上を流れる風の涼しさが体にも心にも優しく気持ちいい。

 

今日も暑い、下界は猛暑日だろう。

風が涼しいといっても、やはり沢も暑いので水にどんどん入っていく。

気持ちいいー。最高だ。やはり夏は沢だな。

 

 

 

 

水は非常に澄んでいて、底が見えるが、魚影はない。

途中でhitoshiさんが竿を出すがあたりもない。

 

さらに進む。

たまに沢脇を軽く巻く。 

 

 

今回の沢は1日間の行程は短い。

それほど疲れずキャンプ場所に到着。

本谷と細尾谷の合流点。6年前を変わっていなかった。

 

Hitoshiさんがタープを張り、NAKA-TAKAが昼飯のそうめんの準備。

冷たい天然水で作ったそうめんは最高。

 

キャンプ用の流木は近いところで集めることができた。

やはりあまり人が入っていないようである。

 

焚き火に火がつき乾杯。

今日のアルコールは、

ビール4本、赤ワイン500ml、白ワイン500ml、日本酒900ml。

 

 

まずはビールと枝豆。

沢の水でゆでたての枝豆は最高にビールに合う。

自家製のキュウリに味噌をつけて食べるが、これも最高。

それから、豚バラと自家製のナスとピーマンを焼く。

 

 

ビールの後は、ワインと日本酒。 

NAKA-TAKAプロデュースのワインは、

白は、イケダワイナリーの樽熟甲州、

赤は、ダイヤモンド酒造のますかっとベーリーA PLUS。

hitoshiプロデュースの日本酒は大雪渓。

最高でした。

 

 

今日のメインは担々鍋。最後の締めはうどん。

2時から8時まで飲み大満足。

 

夜は涼しい風が吹いていて、

寒くもなく暑くもなく、虫もいず、熟睡できました。

 

 

【2日目】

朝5時にhitoshiさんに起こされた。熟睡だった。

既に火をおこしてくれていた。ありがとうございました。

 

野菜味噌ラーメンを食べ、7時に出発。

 

最初は綺麗な渓相だった。

 

 

 

しかし、途中から倒木がいたるところに現れちょっと興ざめである。

 

 

この沢のハイライトは15m大滝である。

ものの本では、15m大滝は左岸を高巻くとあったが、

その手前の滝の左岸の草付きを高巻かなければならなかった。

しかし、この草付きの高巻きは結構スリリングであった。

(この先の右の草付きを登る)

 

草付きの高巻きを過ぎると、15m大滝の高巻きにつながる。

そこでオオサンショウウオを発見。貴重だ。

(15m大滝)

 

 

何とか15m大滝も高巻き、先を進む。

上部は倒木も少なく渓相も素晴らしい。

 

 

 

(後ろに見える山は御嶽山)

 

 

最後のガレ場は結構いやらしかった。

 

ガレ場を過ぎると藪漕ぎである。

久しぶりの藪漕ぎは本当に疲れました。

 

(下に見えるは遡行してきた沢)

 

稜線着。

右に木曽駒ヶ岳、左に将棋頭山が見える。

(木曽駒ケ岳方面)

 

 (将棋頭山)

 

将棋頭山から茶臼山を経由して下山する。

 

 

 

上部はちゃんと整備されていたが、下部は廃道っぽくなっていた。

この登山道は、入渓ポイントに到着するが、橋がなく渡渉するしかない。

橋が復活しないかぎり利用する人は少なく廃道に近づくだろう。

 

久しぶりの山、またすごく久しぶりの沢は、本当に疲れました。

でも充実した濃密な2日間でした。

 

今回のお風呂は、信州きそふくしま代山温泉「せせらぎの四季(とき)」でした。

夕ご飯は、またも長野市篠ノ井の名店永楽の辛麻婆ラーメンと餃子でした。 

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大幡川四十八滝沢

2017-08-20 05:13:40 | 

2017820日(日)

 

◆目的地:大幡川四十八滝沢~三ツ峠山(山梨県都留市)

◆コースタイム:10:20三ツ峠北口登山道入口駐車スペース~12:50沢終点~13:42三ツ峠山~15:25駐車スペース

◆メンバー:M松さん、中隆

◆天気:曇り


 

【概要】

前回の東沢渓谷釜の沢東俣は雨で敗退だった。

それから1週間経ったが天気はイマイチ。

 

しかし、今日は曇り模様であり、

近場であり前から行きたかった四十八滝沢に行くことにした。

この沢は岳人20117月号に載っていた沢で、

名前の通り滝、滝、滝の滝登りであった。

 

宝鉱山バス停そばに駐車場があるが、

林道はその先に続いている。

沢の本には四駆以外は通行不可とある。

今年から愛車になったジムニーはまだ悪路踏破の経験がないので、

このような悪路を走るのが楽しみである、

今回この沢を選んだ一つの理由でもある。

 

実際、道は悪く、四駆以外では難しいと思ったが、

登山道入口に到着すると、フィットが停まっていた。

うーん、すごい勇気であると感心した。

(登山道入口)

 

さて、最初は北口登山道を進む。

三ツ峠をこのルートから登ったことはなかったが、

緑が濃く、大木も至る所にあり、癒し系の登山道であった。

 

40分ほど歩き、登山道が四十八滝沢の

三段の滝の二段目を横切るところから入渓。

(入渓点)

 

最初の滝であるが、指をひっかける所が中々見つけられず、

目いっぱい手を伸ばすとやっとわずかな窪みが見つかった。

M松さんが最初に突破。

最初からシャワークライムである。

でも非常に爽快だった。

(流木も使い登る)


少し進むと本日のメインイベントの20m大滝が現れる。

結構高度感がある。

岳人でもこの大滝をロープを使用して登っている写真があり、

「初心者はロープを使用とガイドブックにある。

中級者や上級者はフリーソロできなくてはいけないのだろうか」とある。

中段までは特に問題がないので、まずはフリーで登る。

左から取り付き、中段で水流を右に横断する。

最後は、水流右を直上するが、

ここも、初心者でなければ特にフリーで問題はなかった。。

全身ずぶ濡れのシャワークライムである。最高。

(大滝全景)


(中段を濡れながら横断。その後右を直上)

 

その後も、七福の滝、白竜の滝という大物の滝があったが、

その間にも38mの滝が連続する。

沢登りというより滝登りである。

平地はほぼなく、四十八滝沢の名前のとおり滝、滝、滝・・・である。






最後の二俣は、左の方が水は流れていないが広く本流のようであるが、

右の水が流れている方に入る。

(二俣)


(二俣右。清涼感たっぷり)

 

この沢の水源は湧き水というか、斜面から流れ出ていた。

ここが終了点である。

(源流点その1)


 (源流点その2)


後は、ガレ場を左上に進み、支尾根に乗り上げ、

支尾根を進むと、登山道にぶつかる尾根に合流する。

その尾根を進むと電波塔に到着する。

 

登山道を歩き三ツ峠山到着。

展望はきかない。

しかし、沢を登るというのがメインであるので、

展望のないのは全く気にならなかった。

 (三ツ峠頂上)


下山は、北口登山道である。

この登山道沿いが四十八滝沢であるが、

沢と同様この登山道も急だった。

 

途中、白竜の滝、大滝を登山道から見たが、

垂直のように見え、よく登れたなあと思った。

 (白竜の滝)


入渓点を過ぎると少し斜度が緩くなる。

 

駐車スペース到着。

全部の滝が直登でき、会心の沢登りで、大満足でした。

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東沢渓谷釜の沢東俣(途中敗退)

2017-08-13 22:54:49 | 

2017813日(日)

 

◆目的地:東沢渓谷釜の沢(途中敗退)

◆コースタイム:9:15西沢渓谷駐車場~11:00山の神11:2012:40西沢渓谷駐車場

◆天気:曇り後雨

 

【概要】

今年の夏は天候不順だった。

山の日の3連休は、盆地は猛暑だが山は雨であったところが多かった。

 

そうは言ってもということで、

当初は天候が良さそうだった13日、14日で、

東沢渓谷釜の沢東俣で沢泊をすることにした。

 

しかし、西沢渓谷へ向う途中に雨になり、

駐車場に着くと晴れ間も出てきた。

この夏の不安定な天候を象徴している天気である。

 

途中で雨になったら、最近の天気ではゲリラ豪雨も想定されるため、

引き返すことを頭に入れながらスタートした。


 

鶏冠谷出合のちょっと上で東沢を徒渉する。

後は左岸の登山道を進む。

(鶏冠谷出合)


(出合すぐ上の徒渉地点)


(登山道9

 

途中から雨。


 

山の神まで来ても降っている。

上を見ると、雲が垂れ込めていて見えない。

沢の水量も多いので、潔く撤退することとした。

(山の神)


(山の神下の入渓地点)

 

帰路は、東沢を徒渉した後は、登山道ではなく河原を歩いた。

こちらの方が楽だった。

 

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湯俣川~弥助沢~伊藤新道

2015-09-20 05:24:16 | 

★2015年9月20日(日)~22日(火)

 

◆目的地:湯俣川弥助沢~三俣山荘~伊藤新道

◆メンバー:hitoshiさん、M山プロ、中隆

◆コースタイム:【1日目】6:10高瀬ダム~8:20晴嵐荘対岸~8:35湯俣川河原9:00~12:24ワリモ沢出合~13:34赤沢手前テン場

【2日目】6:40テン場発~9:32弥助沢出合~11:28 2,536m地点付近稜線~11:35三俣山荘12:00~14:55テン場

【3日目】7:20テン場~11:00湯俣川河原(噴頭丘)11:30~13:30高瀬ダム

◆天気:【1日目】晴れ

    【2日目】晴れ

    【3日目】晴れ

 

 

【概要】

【1日目】

・5連休のシルバーウィーク。

・長野への帰省とhitoshiさんの計画が合い、念願の伊藤新道を踏破。

・しかも、弥助沢で三俣山荘まで登りあげての帰り伊藤新道である。大満足である。

・伊藤新道の下部は湯俣川であり、かつては吊橋が5か所あった。

・現在は、所々に吊橋の残骸があるが、こう崩れてしまうと復活は難しいだろう。

・湯俣川は噴頭丘から第1吊橋後の辺りまでは徒渉を繰り返し河原を歩く。

・第1吊橋後から先がゴルジュ帯であり、巻きが2回あり、渡渉も困難を極めた。

・特に第3吊り橋先の徒渉が最難関だった。

・先週までの長雨で湯俣川の水量は多く、腰上、へそ上の徒渉が何度となくあった。

・水量があと少し多ければ敗退だった。

実際単独のおじさんが、水量が多いということで途中撤退してきた。

・伊藤新道との合流地点である赤沢出合手前をテン場とする。

・今回はnaka-takaが食担。1日目は、ほうとう。

・焚き火の夜を久しぶりに堪能。

 

【2日目】

・テン場をそのままにして最小限の荷物で出発

・湯俣川の渡渉も特に問題がなかった。

・湯俣川は硫黄谷からの硫黄成分のためお魚はいない。しかし、弥助沢に入ると魚影が出てきた。

・弥助沢を詰め上げると、カール状になっていた。紅葉も始まっていた。

 ・三俣山荘は非常に混んでいた。連日の混雑でビール・ジュースは売り切れだった。

 ・帰りの伊藤新道は誰にも会わず静かな山行を楽しめた。

 ・三俣山荘の地図にある展望台まではちょっと道は悪いが特に問題はない。

 ・展望台から先はところどころにロープがあり結構難易度は高い。

 ・湯俣川との出合から200mくらい上流の赤沢に合流。

 

【3日目】

 ・晴天が続き水量の減少を期待したが、1日目と変わっていなかった。

 ・しかし、1日目でへそ下までの水量に慣れていたので特に問題はなかった。

 ・荷物も軽くなり1日目より1時間ほど早く噴頭丘に着いた。

 

 

【山行概要】

(1日目)

朝5時に大町合同庁舎に集合。

七倉ゲートのオープンは6時半だが、

この連休、七倉からの高瀬ダムまでのタクシー非常に混雑しているとの情報が入ったので、

当初の集合時間を30分早めた。

 

やはり、七倉ゲート前の駐車場は満車で、駐車場下まで路駐してある始末。

我々は、結局、混雑時に使用されるダムへの道の途中にある臨時駐車場に駐車し、タクシーを拾った。

 

高瀬ダムから入渓地点まで約9.5kmの林道を歩く。

(高瀬ダム、その向こうは不動岳、船窪岳方面)

 

(正面は北鎌尾根)

 

荷物は思いが結構なペースで晴嵐荘へ渡る吊橋に到着。

 

(右は晴嵐荘)

 

しかし、今回は晴嵐荘には寄らずそのまま湯俣川の入渓地点に向かう。

 

湯俣は、5年前、hitoshiさん、M松さんと、

針ノ木谷~烏帽子岳~竹村新道経由で来た以来である。

 

河原からは温泉の湯気が上がっている。

久しぶりに温泉成分の沈殿物が河床に堆積して盛り上がる「噴頭丘」にご対面。

以前は、「噴頭丘」の近くの湯俣川の中にチビ噴頭丘があったが増水で流されたようだ。

(天然温泉)

 

(噴頭丘)

 

さて、遡行開始。

最初は徒渉しながら河原を進んでいく。

第1つり橋跡手前からゴルジュ帯が始まり、高巻き2回、へそ下の徒渉を繰り返す。

2,3日前まで雨が降っていた影響か水量は多い。

hitoshiさんがストックで水深を測りながら進んでいく。

 

 

 

途中単独のおじさん(私より)が第3つり橋付近で徒渉を断念して戻ってきた。

大丈夫かと不安が頭をかすめる。しかし、行くしかない。

途中水深が深い場所はラグビー日本代表張りの3人スクラムを組んで徒渉。

 

さあ、問題の第3つり橋跡に到着。

三俣山荘マップにも載っている

「雨天時勇気を持って引き返せ!」と書いた大岩があった。

 

ここを少し過ぎたところで行き詰る。

距離はないが流れが速く水深も結構ある微妙な徒渉可能点が1点あるのみである。

悩む。とその時M山プロがジャンプ。本当ですか?!と驚く。

Mプロは、一番水深が深いところを超えて少し浅くなったところに着地。

しかし、ちょっとよろめき中心部にオットットなるが何とかセーフ。

中隆とhitoshiさんは、

水深の一番深いところを挟んでM山プロと二人スクラムを組み何とか突破。

  

ワリモ沢との出合にある第4つり橋跡、第5つり橋後を超えて更に進む。

湯俣川には全部で5か所つり橋があるが、両岸の崩壊状況を見ると復活は困難である。

 

(ワリモ沢との出合。右上に見えるのはつり橋のケーブル)

 

伊藤新道の降下地点である赤沢との出合手前にテン場適地を見つける。

テントを張り、ビールを冷やし、明日の下見ということで、硫黄沢まで探索。

 

硫黄沢はその名のとおり硫黄成分で沢が乳白色になっていて、所々で温泉が湧いている。

 

 

テントに戻り薪を集め宴会準備。

 

(今日のメニュー)

・オクラ、シソ、ミョウガの鰹節あえ

中隆が育てたオクラを茹で、シソ(中隆家産)とミョウガと鰹節を混ぜ、醤油をかける。

・キャベツの塩昆布、胡麻油和え。

・焼き芋

・豚バラの焼肉(ほうとう用の肉の一部)

・カボチャほうとう

 

今日のワインは、

国産ワインコンテスト2015甲州辛口部門金賞・ベストコストパフォーマンス賞受賞ワインの

森田甲州ワイナリーの「甲州シュール・リー 2014」。美味しかったです。

  

 

【2日目】

朝食に卵・餅入り野菜うどんを食べて出発。

 

 

 

 

何回か徒渉を繰り返し、硫黄沢、モミ沢を過ぎ、弥助沢出合に到着。

(弥助沢出合)

 

弥助沢に入るとイワナの魚影が出てきた。

湯俣川は硫黄谷の硫黄成分が濃いためイワナが生きていけない川である。

しかし、弥助沢には硫黄はないのでイワナが生息していて、水も飲める。

簡単な滝をいくつか超えて上流部に進む。危険個所はない。

 

弥助沢最上部はカール状になっている。

紅葉も始まっていた。中々の景色である。

 

(来た道を振り返る。奥に北鎌尾根と槍ヶ岳が見える)

 

三俣山荘と鷲羽岳を結ぶ稜線の登山道には多くの登山者が歩いていた。

 

稜線到着。登山道をちょっと歩き三俣山荘着。

非常に多くの人がいる。

hitoshiさんの持参したビールは1本だけで、三俣山荘でビールを補充するつもりでいたが、

何と「ビールとジュースは売り切れ」と書いてある。

連日の混雑で補充が追い付かないのだ。

hitoshiさんショック。※中隆とM山プロは500mlを2本持ってきていた。

 

 

さあ、帰りは待望の伊藤新道を下るだけである。

鷲羽岳への登山道を途中から右に入り、伊藤新道となる。

(正面が鷲羽岳)

 

(真ん中右に延びるのが伊藤新道)

 

 

(弥助沢最上部。左奥には三俣蓮華岳)

 

最初は草付きのトラバースになり、30分くらいで庭園と呼ばれる広場になる。

 

庭園から展望台と呼ばれるところまでは鷲羽岳の原生林を進む。快適である。

 

展望台からは、槍ヶ岳、硫黄尾根が望める。

硫黄成分の乳白色と赤茶けた岩肌の織りなす景色は、

地球以外の惑星にいるかのような気分にさせてくれる。

(右奥に槍ヶ岳)

 

 

(湯俣川。真ん中のちょっと広くなっている所がテン場)

 

ここから赤沢までは結構な急坂であり要注意である。

 

赤沢到着。名前のとおり赤茶けた沢で荒々しい。

(赤沢)

 

赤沢からテン場まではあっという間。

昨日集めた薪があるので、すぐに宴会。

 

ビールで乾杯(仲良く3人で2本だよ)。

(今日の料理)

・枝豆

・キャベツの塩昆布、胡麻油和え

・焼き芋

・具だくさん(野菜、スパム)カレー

 

2日目のワインは、山梨県産ベリーAとカベルネの赤ワイン。

 

今回は、1日目に①オクラとかぼちゃを茹で、②ほうとうを作り、

2日目に③枝豆を茹で、④カレーを作った、ため、ガス缶が空になってしまった。

中隆が明日の朝食のことを心配していると、

hitoshiさんが、「焚火の火で湯を沸かせばいい。沢屋は本当はガスを持ってこない」とのこと。

果たして大丈夫か?

 

 

【3日目】

結構手こずったが焚火で湯が沸き餅入りラーメンを食べられた。

コッヘルは少し黒くなったが勲章である。

 

晴天が続いたので沢の水量が減ったかなと期待していたが、

ほとんど変わっていなかった。

しかし、へそ下までの徒渉には慣れたので、

帰りは特に問題もなくズンズン進む。

第3つり橋跡付近の難所も帰りはスクラムを組み徒渉。

 

 

(高巻き)

 

 

 

 

無事噴頭丘に到着。ただいま。

 

帰りも晴嵐荘には寄らず高瀬ダムを目指す。

最後の林道歩きは疲れました。

 

今回の下山後の温泉は、「温宿かじか」(800円)でした。

 

 

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某所・某沢

2014-06-29 01:17:35 | 

★2014年6月28日(土)~29日(日)

 

◆目的地:某所・某沢

◆メンバー:Y隊長(+源太)、M山さん、hitoshiさん、teraさん、中隆

◆コースタイム:【1日目】曇り、【2日目】晴れ

 

【概要】

山好き同好会の、この時期恒例の山の幸を楽しむ会には、本当に久しぶりの参加となった。

Y隊長の愛犬「源太」とは初対面。

 

今回は、山料理の鉄人U-chefと狩猟・焚き火のプロkomaさんが不在であり少々不安であった。

しかし、Y隊長、hitoshiさんを中心に、山菜、イワナをゲット。

料理も担当制で、ジンギスカン焼き肉(T)、山菜天ぷら(M)、

イワナのお刺身&塩焼き(Y+H)、根曲竹と鯖缶の味噌汁(N)

を作り、満足がいくものができた。

 

焚き火を囲んでの宴会は15時から19時まで、命の洗濯ができました。

 

【山行記録】

朝、7時信濃町道の駅に集合。

 

山菜を採りながら、某橋から約2時間ほどの所で草を刈り整地してテン場とする。

 

ブルーシート2枚をつなげたタープ。

夜の天気は雨かもしれないので、ガムテープで入念に目張をする。

 

さあ、お魚班、山菜班、薪班に分かれ宴会の準備に入る。

イワナや山菜が採れないと、イワナのお刺身・塩焼きや山菜の天ぷらができない。

結構悲惨な目に遭うことが分かったので、お魚班の検討を祈る。

 

しかし、さすが、Y隊長、hitoshiさん、イワナを2匹ずつ釣ってきた。

特にY隊長は尺超えを2匹である。すごい。

 

山菜も十分集まったので、火を熾し、ビールで乾杯。

 

第一の料理人はteraさん。

料理はジンギスカンの行者ニンニク炒め。

手間はかからないが行者ニンニクが味に深みを与え美味しい。

 

第二の料理人はM山さん。

料理は山菜の天ぷら。

揚げたての天ぷらは本当に美味しい。M山さんの揚げ加方も最高。

プロ顔負けの味でした。

 

第三の料理人は、Y隊長とhitoshiさん。

料理はイワナの刺身と塩焼き。

刺身にはわさび醤油が合いました。

 

 

第四の料理人は中隆。

料理は根曲り竹と鯖缶の味噌汁。

イワナの残りで出汁を取ります。

結構美味しかったです。

 

(最後におじやを食べたが誰が作ったかは不明。)

 

お酒は、ビール、山梨産の赤ワインと白ワイン(甲州種)、日本酒。

 

最後はY隊長と二人で、Y隊長持参のウイスキーとゴディバのチョコレートで2次会。

雨が降ってきたので30分でお開きとなる。

 

夜はずっと雨が降っていた。

 

 

【2日目】

朝起きると雨は止んで、晴れ間が見える。

 

火は消えていたが、なんとか復活。

 

朝食はウド入り醤油ラーメン(ラ王)と山菜のおひたし。

これも美味しかったです。

 

早めに下山し、10時前に駐車スペースに着く。

 

苗名の湯に入り、山好き同好会の「山の幸を味わう会」終了。

大満足でした。

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梓川二ノ俣谷~大天井岳

2013-09-21 00:22:40 | 

★2013年9月21日(土)~22日(日)

 

◆目的地:梓川二ノ俣谷~大天井岳(2,921.9m)

◆メンバー:hitoshiさん、中隆

◆コースタイム:(1日目)4:35沢渡駐車場~5:25上高地フインフォメーションセンター~6:45徳沢~7:37横尾~8:37二ノ俣谷入口~12:52二俣幕営地

           (2日目)6:30二俣幕営地~8:10三俣~10:28大天荘~11:00大天井岳~11:13大天荘~14:32燕山荘~15:38中房温泉

◆天気:(1日目)快晴

      (2日目)晴れ時々曇り

 

 

 

【概要】

【1日目】

・静かな山行を求めたhitoshiさんセレクトの二ノ俣谷。

・遡行中は誰にも会わず、ビバーク跡もなく今シーズンを通しても誰も遡行していないと思われる。

・1日目には特に技術を要する滝もなくのんびり遡行する。癒し系の沢である。

・二股のテン場は、過去の記録や地図上からの想定よりも快適だった。

・マキも豊富にあり、盛大な焚き火の下、お酒も料理も十分堪能。

・虫もほとんどいなく快適だった。

 

【2日目】

・二股の先は、滝の高巻きでロープを2カ所出した。

・久しぶりのロープワークの練習。ハッキリいってほとんど忘れている。練習あるのみ。

・沢の詰めはガレとハイ松が少しあったが、全体的にすっきりしていた。

・大天井岳や表銀座は結構込んでいた。

・特に燕山荘から中房温泉まではツアー客が多く渋滞気味。やはり登山ブームか!?

 

【山行記録】

【前日】

 21時に有明温泉某所で待ち合わせ、

車を一台燕岳の駐車場にデポし、一路沢渡を目指す。

 それにしても有明温泉から中房温泉までは長いな~。

 沢渡に24時過ぎに到着。駐車場にテントを張り、ビールで軽く乾杯し、直ぐに就寝。

 

【1日目】

 今日、いかに効率的に上高地に入るかが、今回の沢行の核心部の一つである。

朝4時起床し、4時30分に乗り合いタクシーで上高地に向かう。一人900円。

なお、バスは一人1,000円。

 

上高地の入口「釜トンネル」ではトンネルが開くのを待つタクシーが約10台。

10分程待ち釜トンネル入口が開く。

 

上高地インフォーメーションセンター着。朝食を食べ出発。

結構寒いので、カッパの上着を着たまま歩く。

 

(明神岳)

 

左手に明神岳を見ながら、明神、徳沢を過ぎ、横尾着。

結構な人数がいる。大部分は涸沢に向かうと思われる。

 

(横尾にて。明神岳)

 

横尾を過ぎ、一ノ俣を通過して少し行くと二の俣。

明るい沢である。少し右岸を歩き直ぐに入渓。

 

(二ノ俣谷)

 

 

今日は特に難しい場所もないので、沢で大人遊びをしながらゆっくり進む。

それにしても最高の天気である。

 

 

途中、常念小屋へ直登する一ノ俣谷へ行ける渋沢との合流点に到着。

この辺りは広河原になっている。

昔、深田久弥は、常念から一ノ俣谷を遡行し、渋沢経由で二ノ俣谷に抜けたそうだ(hitoshiさん談)。

 

(正面に大天井岳)

 

二股をテン場と決めていたが、それ以前でもテン場を物色。しかし、良い物件はなかった。

 

二股到着。右岸に適地発見。マキも多い。

何を置いてもまずはビールを冷やすことが大事。

それからタープ&ツェルトを設置しマキを集めにかかる。

 

 

焚き火はマキが乾燥していて一発点火。

さて、少し早いがビールで乾杯。至福の時である。

 

 

今日の料理は、次のとおり。

①「キャベツの塩昆布・ごま油混ぜ」、キャベツのシャキシャキ感が最高です。

②hitoshiさんが持ってきた「ウインナーソーセージの手作りの串での焚き火焼き」、食感が最高。

③「ウインナーソーセージとジャガイモのカレー風味炒め」、スパイシーさが最高

④「キムチ鍋」、エバラのキムチの素は辛さが最高、豚バラのコクも最高。

⑤「キムチ鍋+うどん+生卵」、キムチの辛さがまろやかーになります。

 

 

 

 

お酒は、ビール、山梨県産ワイン、焼酎、日本酒。十分過ぎです。

前日余り寝ていないので夜の7時過ぎには就寝です。

 

 

【2日目】

翌朝は野菜たっぷり餅入り塩ラーメンを食べ出発。

 

二俣の左に進み、少し遡行すると5m滝が出くわす。

右岸の傾斜の強い草付きにhitoshiさんが取り付く。

途中でザックをデポし、カラ身で右にトラバースし、木で確保後ロープを出してくれる。

中隆がhitoshiさんのザックを拾い無事登攀成功。

なかなか手強かったです。

 

 

(上の岩場下に荷をデポし、右にトラバース)

 

その後7m滝は右岸を草付きを、最初からロープを出して巻いた。

確保のやり方、結構忘れていました。練習あるのみである。

この滝の上部は2条のトイ状ナメ滝となっていてきれいであった。

 

(7m大滝)

 

(2条トイ状ナメ滝)

 

その後も滝があったが順調に高度を稼ぐ。

 

 

 

(正面小ピークが大天井ヒュッテ上部で、右上が大天井岳)

 

 

 

詰めのガレ場は結構長く、その後はちょっとしたハイ松漕ぎ。

槍・北鎌尾根や穂高等の景色を楽しみながら高度を稼いでいく。

 

(正面稜線が喜作新道、その向こうに槍ヶ岳が頭を出している)

 

 

(右に槍ヶ岳)

 

 

(これまで登っていたガレ場。左奥の雪渓が涸沢、右奥に槍ヶ岳、その右に北鎌尾根)

 

少し右に振っていたので、途中でハイ松帯を横断し、大天荘直下の登山道に出る。

登山道を1,2分歩いて大天荘着。

 

(登山道から一枚)

 

沢装備を解除して、空身で大天井岳の向かう。

 

頂上着。結構混んでいます。

頂上からは8月に縦走した北鎌尾根の雄姿が見え、その時の感動がよみがえります。

 

(頂上。槍をバックに)

 

(頂上から、二ノ俣谷全景)

 

大天井岳からは表銀座を快適に飛ばし、燕岳はパスし、中房温泉にまっしぐら。

途中、クラブツーリズムの20人、40人パーティがいて渋滞していたのにはまいりました。

 

 (結構混んでいます。紅葉も始まっています)

 

下山後の温泉は「国民宿舎 有明荘」。600円。

内風呂と露天風呂が一つずつ。ひなびた感じが結構◎でした。

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中央アルプス・正沢川 細尾沢~木曽駒ヶ岳

2013-07-14 00:08:01 | 

★2013年7月13日(土)~14日(日)

 

◆目的地:中央アルプス・正沢川 細尾沢~木曽駒ヶ岳(1,850m)

◆メンバー:hitoshiさん、中隆

◆コースタイム:【1日目】11:40幸ノ川橋~15:00細尾沢出合

        【2日目】6:15細尾沢出合~10:15木曽駒ヶ岳~14:15幸ノ川橋

◆天気:曇り

 

 

【概要】

【1日目】

・山梨では猛暑が続いている中、涼を求めて今年最初の沢。

・食担の中隆は食料準備でちょっとミスをしてしまったが、何とかリカバリー。

・タープを設営し、薪を集め終わった後、激しい夕立が1時間程度あり、沢は大増水。

・集めた薪は木の下の高台に避難しておいたので何とか無事。

・hitoshiさんの点火テクニックで何とか薪に火を付けることがで、沢の最大イベントを堪能できた。

【2日目】

・午後には天気が崩れる予報であったので、早めに行動開始。

・2,300m付近から雪渓が出てきて、本来のナメ滝を堪能できなかった。

・木曽駒山頂は千畳敷カールからの登山者でごった返しだったが、帰りの福島Bコースは4,5組に会っただけ。

・車に到着ちょっと前に雨がパラパラ降ってきた。車に乗るとザーザー降り。危機一髪。

 

【山行記録】

【1日目】

 木曽駒高原スキー場先の林道終点(幸ノ川橋)に駐車し、出発準備。

 中隆は今回食担。最後に食料を点検すると、

今日の夜のメイン料理の鳥塩鍋の固形スープの素(今回の秘密兵器)がない。

さらに、翌日の朝の塩ラーメンがない、ない、ない。

 

 これでは料理が展開しない(大げさ)ので、木曽福島のイオンにスープの素とラーメンを調達しに行く(片道20分、合計約1時間のタイムロス)。

 しかし、今は鍋の時期でない。山梨にあった鳥塩鍋の固形スープの素は見つからない。

 そのまま使える鍋のスープはあるが重くて担ぐ気になれない。

そこで、乾燥野菜スープと鶏ガラで代用することにする。多分大丈夫でしょう・・・。

 

さて、林道終点(幸ノ川橋)に戻ると駐車スペースは一杯なので、

50m程度下の駐車スペースに車を駐める(翌日の雨を考えると結果的にこれが正解)。

 

最初は林道を少し歩き、途中適当な所で正沢川に入渓する。

ネットでは魚情報はなかったが、hitoshiさんが小型を2匹釣った(リリース)。

 

 

 

約3時間で、細尾沢出合いに到着。

出合いから1m程細尾沢に入った左岸に適幕営地を見つける。

 

 

タープを張り、ビールを冷やし、薪を集め終わったところで雨が降り始める。

最初は高をくくっていたが、細尾沢は茶色に濁り水量がみるみるうちに増えるので焦る。

 ビールも流されそうになったが間一髪セーフ。ひやひやものでした。

 

 

あと少し水量が増えればタープを撤収するところだったが、

1時間程度で夕立は止み、水量はみるみる減ってくる。

 

薪は木の下の高台に避難しておいたので無事だが、濡れた薪に火がつくかが問題。

そこは、komaさん直伝のテクニックで、hitoshiさんが無事にファイヤー成功。

 

後はビールで乾杯。今日のお酒はワインと日本酒です。

今日の料理は、先ずはキュウリ(味噌付き)。

それから茹でたての枝豆。

オイルサーディーン。

どれもビールに合います。

 

 

メインは、鳥塩鍋。

お湯に鶏ガラスープの素を入れ、野菜、鶏肉(もも)を入れ、最後に乾燥野菜スープを入れる。

お味は、グー、結構いけます。やはり山系料理は鍋等のスープ系が最高!!

最後はうどんを入れ、明日への活力は充填完了。

今回は夕立の影響で宴会開始が遅かったので、就寝は夜の9時過ぎ。

 

 

 

【2日目】

翌朝は鳥塩鍋の残りに、野菜、塩ラーメン、餅を入れて力塩ラーメン。

 

今日の細尾沢の水量は昨日の昼のそれに戻っていた。

 

少し行くと大滝がある。

左岸のガレ場を高まわり、大滝をクリア。

 

 

 

 

大滝を超えると、直登できる美滝が出てきた。これからがこの沢の核心部分である。

 

 

 

 

 

しかし、快調に滝を昇っていたが、約2,300m付近から雪渓が出てくる。

ちょっとした雪渓かと思ったが、それからずっと続いている。

本来のナメ滝の美渓が十分には堪能できなかった。

 

 

 

 

最後は少し藪こぎをし、玉ノ窪小屋の東の稜線に出た。

さらに少し歩き木曽小屋に到着。近くに荷物をデポし、木曽駒ヶ岳まで約5分歩く。

 

木曽駒ヶ岳頂上は、千畳敷カールからの登山者で溢れていた。

写真を撮り、さっさと退散。

 

 

帰路の福島Bコースは登山者も疎ら。4,5組にしか会わなかった。

 

車まで数十メートルの所で雨がパラパラ降り始め、

車に乗り込んだところで大雨が降り始めた。

初日の買出し前に駐車した幸ノ川橋のたもとであったら雨に濡れてしまったかも。

今回は結果的に良かったことが多く助かった。

でも料理については結果オーライはNGだなと反省。

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中ノ岐川・灰ノ又沢~荒沢岳

2012-10-06 22:47:41 | 

★2012年10月6日(土)~7日(日)

 

◆目的地:中ノ岐川・灰ノ又沢(奥只見水系、新潟県)~荒沢岳

◆メンバー:hitoshiさん、中隆

◆コースタイム:【1日目】7:50雨池橋~8:35灰ノ又橋(入渓地点)~10:48裏荒沢出合い~12:50テン場

     【2日目】7:25テン場~7:33二俣~10:13稜線~10:30荒沢岳10:50~13:40荒沢岳登山口駐車場

◆天気:【1日目】曇り、【2日目】曇り

 

【概要】

去年の9月17日の北ノ又川白沢は、

本来、今回の中ノ岐川・灰ノ又沢を遡行する予定であったが、

天気と道路事情のため変更したものである。そのため、今回は前年のリベンジになる。

 

1日目は、1日中曇りであったが、沢の醍醐味である焚き火は十分堪能でき、

雨は就寝降り始め起床前に止んでいた。

2日目も1日中曇りであり、駐車場着5分前にパラパラと雨が降るという具合であり、

2日間とも雨はぎりぎりセーフ。

荒沢岳からの眺望を除き、大体満足でき、去年のリベンジが成った、かな!?

 

【山行記録】

朝6時に道の駅「ゆのたに」集合し、奥只見シルーバーラインで荒沢岳登山口に向かう。

荒沢岳登山口に車を1台デポし、雨池橋を目指す。

雨池橋の手前の駐車スペースに駐車し、入渓地点の灰ノ又橋まで歩く。

 

灰ノ又橋を渡り、右側から沢へ降り、入渓。

 

 (灰ノ又橋から)

 

小粒だかきれいな淵のある滝が続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

去年の白沢に比べると滝の難易度は少し低いが、

1泊の荷が重いので、総合的には難易度は同じくらいであった。

1か所ロープを出しただけである。

 

 (1日目の最難易度の滝、念のためロープを出す)

 

(F5 12m  右側を登るが、ロープを出し確保の練習)

 

F5、12mを超えるとビバーク適地が現われるが、

時間も十分あるため二俣まで最適地を探し、二俣まで8分の所に落ち着く。

 

 

 

 

草を刈り、テントの下に敷き、テン場は完成。フカフカです。

薪を集め、火をつけ、焚き火は完成。ポカポカです。

 

枝豆をゆで、それではビールで乾杯です。美味ーい!!

今日のメイン料理は焼肉(カルビ、豚バラ)とほうとうです。

それに豚バラの野菜炒めを追加します。

 

 

 

 

飲み物はビール、ワイン、ウォッカ、焼酎です。

 

 

十分飲み食いし、寝ようとしたとき雨がパラパラ。

夜は雨がザーザー降っていたが、明け方に止んでいた。

 

【2日目】

朝はほうとうの残りにご飯を入れて雑炊。

前夜のほうとうが上手にできたので、雑炊も美味しかった。

 

最初の二俣を右に行く。

 (右又の最初の滝)

 

今日も美瀑が続く。

 

今日も1か所難易度が高い滝があったが、

空身で登り、荷を引き上げクリア。

 

 (空身で登り、荷を引き上げた滝)

 

(奥の二俣、 これも右を行く)

 

 

(正面に荒沢岳)

 

 

源頭部先は草付き、岩稜地帯と中々難易度は高かった。

 

 (結構急)

 

何とか稜線着。

 

(稜線上は紅葉していた)

 

荒沢岳頂上で沢装備を解く。

 

 (頂上)

 

荒沢岳からは下るだけと考えていたが、この山侮れませんよ。

写真にはないが、鎖場の長いこと、険しいこと。

南アルプスの鋸岳と同程度かそれ以上の難易度。

昭文社の地図上は実線ですが、破線の方が良いと思います。

去年の白沢の遡行日に1人亡くなっていたのも頷けました。

 

 

(正面に荒沢岳、稜線右が蛇子沢、深い沢だ)

 

日頃の運動不足と久しぶりの沢で疲れました。

 

下山後の温泉は去年と同様、白銀の湯でした。

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北ノ又川白沢【只見川水系】+越後駒ケ岳+青島食堂(生姜ラーメン)

2011-09-17 21:20:47 | 

2,011917日(土)~18日(日)

 

◆目的地:北ノ又川白沢(新潟県魚沼市)+越後駒ケ岳(100名山)+青島食堂(新潟県長岡市)

◆メンバー:hitoshiさん、中隆

◆コースタイム:【1日目】6:00石抱橋左岸駐車スペース発~6:50入渓~11:57稜線(1,630m)~13:05越後駒ケ岳頂上13:20~17:35駐車スペース着

◆天気:曇り(夕立あり)

 

 

【概要】

もう少し高度があればロープが出していたと思われる難易度が高い滝が多く、

最後は久しぶりの藪こぎもあり、沢の総合力が試された充実した沢になった。

沢終了後は、百名山の越後駒ヶ岳(2,002.7m)に登り、行動時間は11時間半と、

久しぶりにタフな山行になった。

宴会及び2日目の生姜ラーメンで有名な青島食堂にも満足でした。

 

【山行記録】

前日夜8時に家を出発。

待ち合わせ場所である道の駅までの距離は約300km。

眠気との戦いである道の駅までの移動が今回の核心かもしれなかった。

 

11時半、眠さでフラフラの状況で道の駅に着いたが、

明日の計画を話し合うため、車内で宴会。

12時の天気予報では土曜日は曇り、日曜日は降水確率70%であり、

一泊二日の中ノ岐川灰ノ又沢を止め、日帰りで同じ只見水系の北ノ又川白沢+越後駒ヶ岳に変更した。

 

(結果的には土曜日に夕立があったが、日曜日は晴れたので、灰ノ又沢も天気だけ見れば可能であった。

しかし、灰ノ又沢に入る国道352号が奥只見湖入口の銀山平キャンプ場先で通行止めになっていたため、

そもそも灰ノ又沢は無理であった。どうも7月の新潟県・福島県の豪雨のため通行止めになっていたようである。)

 

5時道の駅を出発。

6時石抱橋の駐車スペースを出発、最初は登山道を進む。

橋が落ちていたり斜面が崩れている。この先不安である。

(後で分った7月の豪雨の影響と思われる。)

 

沢は最初こそ単調であったが、

次第に滝、淵が出てきて、目や手足を楽しませてくれる。

今までの沢と違って、沢が細く深い印象である。これが越後の沢なのか。

 

もっと高度があればロープで確保する必要がある難易度の高い滝が多かったが、

先頭のhitoshiさんを参考にし、何とかすべてロープなしでクリア。

 

(石抱橋からの越後駒ケ岳)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ここは特に難しかった)

 

(きれいな淵)

 

(ウオータースライダー)

 

 

 

(難易度高し)

 

 

 

 

 

(難易度中程度)

 

 

 

(難易度高し)

 

 

上流部は水量が少なかった。

ガイド書にはシャワークライムが楽しめるとあったが、それは水量が多い8月くらいまでかもしれない。

水量があれば適度に難しいが楽しめそな滝が続いた。

 

 

 

 

稜線に出る最後の30分は、久しぶりの藪こぎで四苦八苦した。

 

(藪こぎ)

 

 

何とか稜線に出て、不要の荷物を登山道脇にデポし、頂上を目指す。

 

越後駒ケ岳、中々立派な山容である。

 

(頂上から続く稜線。頂上はこの右)

(越後駒ケ岳頂上)

 

頂上からは越後三山である八海山や中ノ岳が見渡せた。

 

 

(頂上直下から。奥只見湖が奥に見える。手前は駒ノ小屋)

 

 

結局11時間半以上の山行、特にラスト2時間は夕立であり、

中々タフな山行であった。

 

 

下山後、白銀の湯で疲れを流したが、

この温泉は湯もさることながら管理人夫妻の心温かさが素晴らしかった。

お世話になりました。

 

当初泊まる予定の銀山平キャンプ場は、

受付時間終了とのことで泊まることができなかった。 

その代わり某所駐車場の隅を拝借したが、ここが大正解。

 

ビールで乾杯。ワインと日本酒が続く。

沢でのバーベキュー用の肉で焼肉をし、

再度はマルタイ棒ラーメンで〆。

 

(今回の宴会で飲んだワイン。山梨県開催日本ワインコンクール入賞ワイン)

 

 

【二日目】

以前から気になっていた長岡市の生姜ラーメンで有名な青島食堂に向かう。

11時開店で10分前に行くと既に行列だが、何とか一回戦目で食べることができた。

 

(この店構えが素晴らしい)

 

スープから生姜の香りがする以外は普通のラーメン。

でもその普通さと生姜の意外性が長年飽きずに愛され続ける理由なのかも。

美味しかったです。

 

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小仙丈沢【早川水系 野呂川】

2011-08-16 13:52:04 | 

★2,011年8月16日(火)

 

◆目的地:小仙丈沢(南アルプス、山梨県)

◆メンバー:M松さん、中隆

◆コースタイム:4:57南アルプス市市営駐車場発~6:50広河原発~7:09野呂川出合下車~7:37小仙丈沢入渓点7:55~8:45大滝(1番目)~9:35大滝(2番目)~11:05沢源頭部(2,650m)11:30~12:00稜線(2,887m)~12:30仙丈岳頂上12:50~15:04北沢峠

◆天気:晴れ後曇り

 

 

【概要】

連日猛暑日が続き、職場の冷房温度も29度設定であり、これまででも最も暑さ対策が必要な今夏、

暑い盆地から抜け出し、涼を求めて、南アルプス・仙丈岳に突き上げる小仙丈沢に向かった。

大滝が二つ、その他大小の滝が連続し、藪漕ぎもなく、快適な沢であった。

 

【コース記録】

朝5時10分に南アルプス市芦安の市営駐車場を出発する広河原行きの始発に乗るため、

4時40分に市営駐車場に到着。

お盆から入山している人の車が多かったが、何とか第一駐車場に停めることができた。

乗合タクシー運ちゃんが「片道1,100円、バスと同じだよ」と声をかけてくる。

バスよりも早い時間にスタートできるので、乗合タクシーに乗り、5時前に出発。

夜叉神峠のゲートでは、ゲートが開くまで待たなければならない。

我々のタクシーの前には乗合タクシーが7台いた。

 

広河原では、北沢峠行きの始発バスまで時間があり、野呂川出合まで歩こうか地図を見たが、

バスで行くほうがかなり早く着くので諦める。

北沢峠行きのバスは何台もスタンバっていたので、

市営駐車場5時10分発のバスでなく、次のバスでも大丈夫かもしれなかった。

 

野呂川出合で下りたのは、我々以外に、登山者1名、釣師1名、キノコ採り1名、工事作業員(?)2名。

小仙丈沢手前から今日のルートが良く見えた。

 

(正面の「くの字」が小仙丈沢、稜線最低部は仙丈岳と小仙丈岳の間のコル)

 

さて入渓点到着、早速準備をして出発。

(明るい入渓点)

 

少し行くと滝がお出迎え。このころは天気も良い。待ってて仙丈岳。

 

 

さらに進むと地図にも出ている大滝(一つ目)である。

ここは一番上の滝下まで行き、右側から巻く。

(一つ目の大滝)

 

この後も滝は続く。

(気持ちいい滝が続く)

 

そして2番目の大滝。見事です。

ここも一番上の滝の下まで行き、右側から巻く。

ちょっと上部はいやらしかった。

(大滝全景)

 

(大滝の一番上の滝下、マイナスイオンいっぱい)

 

この後も滝は続く。がんがん高度を稼いでいく。

 

さて源頭部が近づいてきた。天気も曇り気味。急ごう。

 

この少し先で水が切れ、登山靴に履き替える。

残り200m。

 

少し登ると小仙丈沢カールに到着。

雄大です。

(中央ハイ松の左を登る)

 

ハイ松の切れ目を探し、藪漕ぎなしで稜線へ到着。

結局誰にも会わなかった。

 

後は登山道を頂上へ。

 

さて後は登山道を北沢峠まで帰るだけ。

(小仙丈岳手前から、カール全景)

 

 

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