中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

五地蔵山

2010-03-22 21:01:25 | 山スキー
★2010年3月22日(月、祝日)

◆目的地:五地蔵山(1,998m、長野市戸隠)
◆メンバー:I顧問、中隆
◆コースタイム:7:20(戸隠)大橋~10:05 1,598mピーク先コル10:25~11:50五地蔵山12:05~13:00 八観音(2,053mピーク)13:30
        ~14:15氷沢川~14:55 1,590mピーク~15:35大橋
◆天気:快晴

3連休、焼岳に続き五地蔵山へ。ここも初めて。
天気、新雪にも恵まれ、ビックデイになった。

朝7時、戸隠大橋駐車スペースには、意外にも新潟ナンバー一台だけ。
この辺りで10~15cmの新雪。
先行者のトレースは黒姫、乙妻分岐方面に向かっていたが、
我々は作業小屋手前を左に折れ、五地蔵山に向かう。

しかし、沢にはスノーブリッジがない。
探し回ったがないので、スキーブーツ、靴下を脱ぎ、裸足で渡渉することにした。
雪解け水は想像以上に冷たかった。凍傷になるかと思った。
この時、デジカメのバッテリー切れであることに気づき、心も寒くなる。
I顧問、今日の写真はお願いします。

さて、気を取り直し、1596m小ピークに続く南東尾根に取り付く。
このあたりで15~20cmの新雪。下りのパウダーが期待できる。

ラッセルは、踝ラッセルが中心だ。
この時期に新雪ラッセルができることは喜ばなければならない。

1,596m先コルで休憩。ブナ林が非常に美しい。


(美しいブナ林、後は小黒姫)

1,596m先コルから先は、20~25cmの新雪。
脛ラッセルが中心だが、所々で膝ラッセルになる。
最後が少し急だが、何とか五地蔵岳到着。

正面には高妻山がそびえている。
西には白馬、北には焼岳、火打岳、妙高岳、東には黒姫の見える。素晴らしい景色である。
晴天でほぼ無風、最高の天候である。


(雄大な高妻山、右手前が八観音)


(白馬方面)


(左から焼山、火打山、妙高山)

さあ、後一踏ん張り。
五地蔵山から一度下り八観音(2,053m小ピーク)へ向かう。
八観音から北東に延びる尾根を滑るためである。

八観音到着。
さあ、写真を撮ったら、パウダー目指して出発。


(八観音頂上)

少し重めのパウダーだが、問題なし、浮遊感がたまらない。
I顧問曰く、「今シーズン、パウダーは打ち止めだな、この時期にパウダーを滑れるとは思わなかった。」とのこと。


(結構な急斜面)

1,826mの小ピークで少し登りがあったが、後は広い尾根を氷沢川に向かいパウダーラン。


(快適な斜面をパウダーラン)

氷沢川からは、東の1,590mコルにシールを付け登り返し、大橋林道に滑り込む。
林道はトレースがあり、あっという間に駐車場。
大満足でした。







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焼岳

2010-03-21 10:13:55 | 山スキー
★2010年3月20日(土)

◆目的地:焼岳(2,393m、上高地) ※百名山
◆メンバー:I顧問、hitoshiさん、ようさん、中隆
◆コースタイム:7:20中の湯温泉~9:20頃旧道との合流地点~10:25稜線コル~10:45北峰直下デポ地点
       ~10:52北峰頂上~11:20北峰直下~12:10中の湯温泉
◆天気:快晴

夏冬まだ登ったことのない焼岳へのお誘いがあり楽しみにしていたところ、
申し分のない天気に恵まれ、山スキービックデイになった。

朝5時半に波田町役場集合。
風は結構吹いている。焼岳上部は強風の可能性が強い。

マイセレナで沢渡タクシー乗り場に行く。
予約しておいたタクシーで中の湯温泉まで行く。
釜トンネルまで2,800円、釜トンネルから中の湯温泉までプラス1,000円、合計3,800円也。

タクシーから板、リュックを下ろし、さあ気分は高まる。
が、私のストックがない。セレナに置き忘れたのだ。
「すみません、ストックを忘れました。」というと、
I顧問も「俺のストックもない。」とのこと。
私が車の鍵をかけるとき中を最終確認しなかったことが原因。スミマセン。

困っていると、タクシーの運ちゃんが、
「7時に沢渡から釜トンネル入り口まで予約が入っているので、
釜トンネルから中の湯温泉までの1,000円でストックを持ってきますよ。」とのこと。
車の鍵を渡して持ってきたもらうこととした(性善説)。

7時半くらいには到着と言っていたが、7時15分にタクシー到着。
30分強のタイムロス。

さっそく中の湯温泉のすぐ右脇からスキー装着。
九十九折のカーブを二つショートカットした先を右にトラバースし、登山道(新道)に合流。

後は新道沿いに高度を稼ぐ。
最初がちょっと斜度が急であるが、後はまあまあ。
森林限界近くになると、南峰、北峰、その間の下堀沢が見えてきた。
素晴らしい景色である。圧巻。


(真ん中が下堀沢)


(マイルドセブンの世界)

昨日、上高地は15センチ程の降雪があったとタクシーの運ちゃんが言っていたが、
今日は気温が高く雪が締まっていたので
ほとんどラッセルなし、スキーアイゼンなしで下堀沢も直登できる。


(後方真ん中から右に、安房山、十石山、四ツ岳、乗鞍岳)


(北峰から噴煙)

あっという間に稜線コル。
左に南峰(2,455m)、右に北峰(2,393m)。噴煙がすごい。


(噴煙下を回り込み、北峰頂上を目指す)

噴煙下をとおり、もう一つの北峰直下噴煙噴出孔下でスキーをデポし、頂上を目指す。


(北峰直下の噴出孔)

頂上到着。最高の光景。
北方面から東方面にかけ、黒部五郎、笠が岳、槍ヶ岳、穂高、六百山、霞岳、
南方面に四ツ岳、乗鞍岳が眺望できる。
眼下には上高地(梓川)が見渡せる。
予想外に風もほとんど気にならない程度に弱い。最高の山スキー日和である。


(焼岳北峰頂上)


(左から槍ヶ岳、西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳)


(左端が六百山、右端が霞沢岳)


(乗鞍方面)

さあ、まだ誰も滑っていない下堀沢にドロップ。
雪は少し重いがぜいたくは言えない。気分は爽快。
下から登ってくる人が4人には申し訳ないが、縦横無尽にトレースを刻む。






樹林帯は小ピークをトラバースし、あっという間に中の湯温泉。
下部は重い雪で疲れたが、心地よい疲れである。
少しすると、頂上から電話しておいたタクシーがちょうど来た。

ビックデイ終了。




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放山

2010-03-01 21:58:23 | 山スキー
★2010年2月28日(日)

◆目的地:放山(糸魚川市 1189.5m)
◆メンバー:hitoshi515さん、ようさん、中隆
◆コースタイム:11:30シャルマン火打スキー場リフト降車点~12:25放山頂上13:05~14:00シャルマン火打スキー場駐車場
◆天気:曇り

当初は白鳥山の予定であったが、天気の回復が思わしくなく、
シャルマン火打スキー場でゲレンデスキーをしながら天気の様子を伺い、
天気の回復した時に放山を目指した。

朝3時半に長野市出発。雨がパラパラきた。
朝5時、白馬村役場集合、雨がザーザー。
日本海の方が天気の回復見込みがあるという前日の天気予報を信じ、
予定通り白鳥山を目指す。

小谷村辺りで雪に変わったが、日本海に近づくとまた雨がザーザー。
雨の中登る気はないので、道の駅親不知で、
スピードスケート女子パシュートの決勝を見ながら、作戦会議。
日本残念、しかし銀メダルおめでとう。

この頃から雨が上がったが、白鳥山に行くには時間がないし、
天気の回復程度も不透明なので、シャルマン火打スキー場から放山に行くことにした。

スキー場に着くとスキー場上部から上は濃いガスの中。
これでは駄目と午前券を買い、ゲレンデスキーをしながら様子を見ることにした。
しかし、昨日の雨の中を滑ったスキー跡が凍ったのか、凸凹で滑りにくいことこの上なし。

11時頃から天気が回復してきた。
車に戻り準備し、クワッドリフト終点レストハウスの右端から入山。


(大毛無山)

あっという間に頂上着。
少し青空が現れた。海谷山海等の景色が素晴らしい。


(海谷山塊)


(鉾ヶ岳)

天気が良ければ焼山も日本海も見え、素晴らしいパノラマだろう。残念。

しかし、下山の準備が終了した後、ガスが上がってきてホワイトアウト。
待てどもガスは晴れないので、当初はスキー場の左側を滑る予定だったが、
登ってきたトレースを頼りに下山し、シール装着点からスキー場の右側を滑り、
スキー場下部に合流することにした。


(完全にホワイトアウト)

シール装着地点まで下りてくるとガスも晴れてきた。
しかし、凍った雪の上に重い新雪が乗っている。
が、スキー場のように凸凹でないのでまだ滑りやすい。
新雪なら楽しそうなコース。リフトを使いパウダーが楽しめるのでお手軽である。





最後は柵口温泉センター(300円)で汗を流し、
道の駅「マリンドーム能生」に寄り富山の寒ブリと地のボタンエビを買い、
海山満足の一日でした。
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