中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

白馬岳・大雪渓ルート

2012-05-05 22:27:37 | 山スキー

★2,012年5月5日(土)

 

◆目的地:白馬岳・大雪渓ルート(2,932.2m、長野県白馬村)

◆メンバー:hitoshiさん、中隆

◆コースタイム:5:40猿倉駐車場~11:00白馬山荘~11:25白馬岳山頂11:28~11:36白馬山荘11:47~13:10猿倉駐車場

◆天気:上部曇り・強風、下部晴れ

 

 

【概要】

当初は、5月4日~5日で、蓮華温泉泊で朝日岳往復の予定だったが、

天気が悪いため、昨年5月14日に途中敗退した

「猿倉~白馬大雪渓~頂上宿舎~頂上小屋~柳又谷源頭滑降~三国境~瀬戸川源頭滑降~小蓮華岳~金山沢滑降~猿倉」

周回コースのリベンジをすることにする。

しかし、稜線付近はアイスバーンであり、かつ、強風のため、

周回コースをあきらめ、大雪渓で白馬岳を往復する。

大雪渓は、例年になくデブリも少なく滑り易かった。

 

【コース概要】

大雪渓→白馬山荘→白馬岳の往復

 

【山行概要】

5時に猿倉の駐車場に到着。駐車率は8割。

少し雨がパラついていたが、天気は回復基調との天気予報を信じてスタート。

林道は駐車場から雪が付いており、シール登行開始。

 (猿倉駐車場)

 

林道は長走沢で割れていたので、板を脱ぎ石の上を渡る。

 

大雪渓上には先行者が結構いる。

デブリはそれほどひどくはない。

 

(大雪渓入口) 

 

上空にはヘリコプターの音がする。

5月4日に遭難した6人グループの救助である

(稜線上は5月4日の午後からは雪が降り、6名全員低体温症で死亡)。

 

雪渓下部は晴れきた、稜線上はまだ曇っている。

去年の敗退が頭をよぎる。

(大雪渓上)

 

(大雪渓途中で下を振り返る)

 

(少し晴れ間も見えるが、風が強そう)

 

 途中から板を背負い、アイゼンで登る。

 風も強くなるが、去年よりは強くない。

 なんとか頑張って登る。

 

(板を担いで登る)

 

頂上宿舎を過ぎ稜線に出ると、風は更に強くなり。

(頂上宿舎を左に見ながら頑張って登る。右奥は爺ヶ岳)

 

石や植物が氷化している。ストックが刺さりにくい。

凄い世界である。

(氷化している植物)

 

稜線からは予定の柳又谷源頭部が見える。

次回のリベンジを心に誓う。

(左が旭岳、真ん中の谷が柳又谷)

 

白馬山荘着。板のみをデポ。

強風で吹き飛ばされそうになりながら、頂上までひと頑張り。

 

頂上着。

視界はない。写真を撮り直ぐに出発。

 

(強風、カチカチの頂上)

 

白馬山荘に戻り小休止。

(白馬山荘、上には白馬岳の頂上)

 

シールを剥がしアイゼンで下山、2,750m辺りから板を履く。

(白馬山荘、白馬岳頂上を振り返る)

 

相変わらず大雪渓は上部は曇り、下部は晴れである。

しかし、天気は回復基調である。

(大雪渓上部(小雪渓))

 

hitoshiさんいわく、「デブリが余りなく、近年で最も良い状態かも」とのこと。

しかし、やはりこの時期、下部に行くほど雪は腐っている。

贅沢は言えないが・・・。

(大雪渓上部)

 

(彼方には、焼山、火打山、黒姫山、戸隠山が見える)

 

大雪渓を過ぎ、予定の金山沢を左手に見ながら進む。リベンジ×2。

(右側の白い沢が金山沢)

 

長走沢は行きの渡渉地点より上部で雪が繋がっていた。ラッキー。

 

今回は、予定の周回コースは回れなかったが、白馬岳山頂を踏んだので良しとしよう。

コメント (2)
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