中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

富山ブラックラーメン

2016-08-11 06:26:39 | 飲食関係

2016年8月11日、12日


■目的地:元祖富山ブラックラーメン 西町太喜

 

仕事で富山県に行ってきた。

初の北陸新幹線。

 

富山といえば、剱岳、立山等の山に加え、

薬、刺身・寿司が有名である。


 

が、もう一つ有名なのが富山ブラックラーメンである。

ラーメン好きのnaka-takaとしてはこの機会に行くしかない。

 

ということで、昭和22年創業の

元祖富山ブラックラーメンの老舗である西町大喜に行ってきた。

 

とにかく濃い口醤油味のスープがしょっぱかった。

 

通常のラーメン屋では、スープや油の濃さはお好みで普通、濃い(多い)等であるが、

ここは薄い、普通、濃いであった。

 

薄いというお好みがあるのが、濃いというかしょっぱいスープの証拠である。

 

結局、スープを飲み干すことはできなかった。

 

 

また、子どものころ温泉に行くとよく見かけた「ケロリン」の桶が、

駅前の地場産品を取り扱っている所に売っていた。

 

ケロリンは富山に本社がある内外薬品(株)の薬の名前である。

子どもが上に乗っても壊れないので「永久桶」とも言われているらしい。

懐かしいので即買ってしまった。

 

コメント (2)
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南アルプス縦走(北岳~笹山~伝付峠)

2016-08-11 06:08:17 | 南アルプス

2016811日(木)~13日(土)

 

◆目的地:南アルプス北部~南部縦走(北岳~間ノ岳~農鳥岳~笹山~伝付峠)

◆メンバー:M松さん、中隆

◆コースタイム:【1日目】6:42広河原~8:44二俣~10:50八本歯ノコル~12:04北岳山頂~12:55北岳山荘13:1813:55中白根山~14:55間ノ岳~15:55農鳥小屋

【2日目】5:05農鳥小屋~5:55西農鳥岳~6:34農鳥岳~7:49広河内岳~9:09大籠岳~9:55白河内岳~11:01笹山(北稜)~11:11笹山(南陵)11:3012:46ルートミスにより再度笹山(南陵)~15:54奈良田越~18:03伝付峠

【3日目】4:55伝付峠~6:15保利沢小屋~8:27伝付峠駐車場~8:50新倉湧水(県道との合流地点)

◆天気:【1日目】晴れ時々曇り

    【2日目】晴れ時々曇り

    【3日目】晴れ時々曇り

 

 

【概要】

・山梨県の背骨とも言える北岳から笊ヶ岳の南アルプス北部から南部への大々縦走

・昨年度までの岩稜系バリエーションルート縦走から今年は長時間修行系縦走に変更

・1日目は、広河原から農鳥小屋まで、2日目は農鳥小屋から伝付峠、3日目は伝付峠から笊ヶ岳の予定。

・しかし、Nakaaka2日目に木の枝により目を負傷したので、伝付峠から新倉に下山

・少し悔いは残るが、2日目までの縦走でも満足度は高かった。

 

1日目】

2時に豊富道の駅西のセブンイレブンでM松さんと待ち合わせ。

 

一路早川町や向かい、戸屋集落から戸屋林道を進む。

M松さんの事前のリサーチにより、林道の最新データを得ていたので安心していたが、

暗闇の細い林道には本当に心細かった。

舗装終了地点から100m程進み路肩が少し広くなっている地点に1台車をデポ。

 

もう1台で、マイカー規制のある県道南アルプス公園線の無料駐車場に向かう。

300台駐車できる広大なスペースである。

4時半に到着したが、既に7080台が駐車している。

バス停にザックを並べ、5時半の始発を待つ。

 

登山者が多く、バスは2台発車。1台に30人くらいの乗車である。

 

40分で広河原に到着。結構な人出である。

広河原山荘で登山届けを提出。

大樺沢ルートを進み、左俣コースを登りあげ、八本場のコルに出るルートをとる。

 

登山道は多くの登山者で賑わっており北岳の人気の高さがうかがわれた。

(広河原山荘の少し上)

 

 

久しぶりの重い荷物に苦しみながら、二俣到着。

ここから左俣コースを進むが、こちらは登山者がぐっと少なくなる。

(二俣)

 

前方には北岳のバットレスがそびえ、

振り返ると、甲斐駒、鳳凰三山、八ヶ岳の勇姿が疲れた体を元気づけてくれる。

八本歯ノコルまでは、結構新しい木製の階段があり、斜度もかなり急でまいりました。

(後ろは鳳凰三山)

 

(北岳バッドレス)

 

(左奥は八ヶ岳)

 

(八本歯)

 

八本歯ノコルから北岳への稜線まであと一踏ん張り頑張る。

合流地点に荷物をデポして北岳頂上を目指す。

 

360度のパノラマで大感激。

しかし、先が長いのですぐに出発。

天気は少し曇り気味。

 

 

(右奥に見えるのが北岳山荘)

 

北岳山荘着。

通常はここで1泊だが、今回はさらに農鳥小屋のテント場が目的地だ。

ネットによると、農鳥小屋の主人は、客が15時以降に到着すると激怒するとのこと。

それが気になっていた、疲れた体にむち打って先に進む。

(北岳と北岳山荘)

 

(右奥に北岳)

 

 

15時台には農鳥小屋に到着したいと思っていたが、

何とか1550分に到着。

若い兄ちゃんが受付をしてくれたが、主人は現れず文句も言われなかった。

 

テン場には、既にテントが10張り程度あった。

テントを張り、ビールで乾杯。

M松さんが凍ったペットボトルを入れた保冷バックで持ち上げた

「エビスビール」の美味しいことこの上なし。

 

おつまみ①

自家製きゅうりのもろきゅう(味噌付け)。

 

おつまみ②

ザーサイとカイワレ大根とネギの和え物。

バーミヤンのおつまみメニューを参考にしたもの。

 

ワインは、フジクレールのマスカットベリーA(赤)です。

やはりフジクレールのワインは美味しいです。

 

メインは、豚バラ、ワンタン、白菜、ネギ、ニラのコンソメスープ鍋+うどん

3,000mのテント場は風が冷たく、温かい鍋は最高です。

 

 

【2日目】

3時に起床。

満天の星空。天の川も見える。

 

朝食は昨日の残りにもう一つうどんを加える。

 

日の出が近づく。

眼下に雲海が広がっているのが分かる。

素晴らしい景色である。

 

 

5時に出発。

最初から西農鳥岳へ向かう急勾配が続く。

 

(右奥に笊ガ岳)

 

西農鳥岳到着。

360度の素晴らしい景色が展開している。

遠くには笊ヶ岳が見える。本当に遠い・・・。

(真ん中最奥が八ヶ岳、その左が北岳) 

 

農鳥岳到着。

(右に北岳、その左に間ノ岳)

 

 

(真ん中が大門沢降下地点)

 

大門沢降下地点到着。15年ぶりくらいだ。

 

ここから先が未知の世界。

 

広河内岳(2,895m)、大籠岳(2,767m)、白根河内岳(2,813m)を

アップダウンを繰り返しながら進む。

 

(広河内岳から先)

 

(大籠岳より先)

 

白河内岳からの下りは途中から樹林帯に入る。

 

黒河内岳(笹山(北峰) 2,733m)到着。展望は良い。

山梨100名山の標柱は笹山(南峰 2,717.6m)にあるが、こちらは展望がきかない。

 

 

笹山(南峰)発。

しかし、ここで痛恨のミス。

「奈良田」という矢印があり、当然「奈良田越」と思って矢印のとおり進む。

 

30分したところでM松さんのヤマップで、

数年前に整備された笹山ダイレクト尾根コースを下っていることが判明。

200m下ってしまった。

このまま下山したいと思う気持ちを抑えて、必死で登り返す。

笹山に登り返してもう一度見たが、頂上からは本当に分かりにくい。

ダイレクト尾根コースが載っている新しい地図があれば間違えはしなかったかな。

往復で1時間20分ほどロスした。

 

奈良田越に向かう笹山からの下りは、一般登山道でないのでやはり分かりにくい。

基本稜線を進むことになるが、たまにあるピンクリボンを目印に進むが途中で道がなくなる。

樹林帯であり尾根も顕著でないので中々難しい。

ただでさえ時間をロスしているので焦る。

結局GPSを見て強引に稜線に戻り登山道に合流。

ここでも30分くらいロスした。

 

その後も木の枝が張っている登山道を進む。

木の枝を押しのけ下っていたが、木の枝が手からこぼれ右目に直撃。

眉毛の下の骨にも当たったので目への衝撃はある程度軽減できたが、

右目がかすんでよく見えなくなった。

 

精神的にも肉体的にも疲れが溜まっていったが、

白剥山(2,237.2m)を越し、何とか奈良田越(1,970m)に到着。

 

ここからは林道なので平らで楽をできると思ったが、

奈良田越が最低鞍部なので伝付峠に向かう林道は約8割がダラダラした登りで、

かつ距離も非常に大変だった。

 

 

結局、13時間かかって伝付峠に到着。

重荷を背負ってまだ13時間歩けたので、少し自信になった。

 

さて、10年前に、M田君と、

新倉~伝付峠~荒川三山~赤石岳~椹島~笊ヶ岳~老平の2泊3日の縦走をしたときには、

伝付峠からちょっと下ったことろに十分な水量の水場があったのを記憶していた。

しかし、水場まで下ってみるとチョロチョロとしか流れていない。ちょっとショック。

(次の日に分かったが、さらに10mくらい下ったところにホースから十分な水が流れていた)

 

この水場の脇にはテントスペースがあることがネットの記録にはあったが、既に先客がいた。

しかし、峠まで登り帰る元気もなく、水を汲んで峠に戻ると真っ暗になるので、

隣の少し狭いスペースにテントを張らせてもらった。

 

ビールをチョロチョロの水場で冷やし乾杯。

チョロチョロでも結構ビールは冷え美味しかった。

 

行動食を食べて寝たくなったが、明日の活力のためにはきちんと食べることが必要。

今日は、夏野菜とスパムのカレー(ジャワカレー)である。

しかし、スパム缶詰のプルアップがとれてしまい、缶切りもないのであきらめた。

今日はついていない。

しかし、スパイシー夏野菜カレーも美味しく元気になった。

右目は相変わらずかすんでいて明日が心配だった。

 

【3日目】

起きると、右目は昨日より少し良くなった気がするが、まだかすんでいて痛みも少しある。

最悪のことを想定すると早く眼科で診てもらうに限る。

また、今日のランカン尾根をこの目で下るのは危ない。

 

M松さんには申し訳ないが、このまま下山し新倉に向かうことにした。

 

伝付峠からの下りは登山道も不明瞭で荒廃してもいる。

 

昭文社の地図には

「保利沢小屋~伝付峠入口間は廊下状の川の脇を歩く。

73本ある桟橋の中で数本は崩壊している」とある。

前回通った時は、まあこんなものかと特に困難は感じず、サクッと伝付峠に登れた。

 

しかし、今回は、この73本の桟橋を全て高巻き、

一本南の沢に降りるルートができていた。

このルート、こんな急な登山道ありかとういう所もあり、

これでは新倉から伝付峠に行くのは非常に体力を消耗するだろう。

 

田代発電所から、林道を進み、伝付峠駐車場を過ぎ、県道まで林道を進む。

(駐車場を過ぎた発電所手前の駐車スペース)

 

県道からは奈良田の駐車場まではバスで行かなければならないが、

次のバスは3時間後の12時半である。

 

これでは今日中に眼科下に行くことができないので、

早く降りてきた意味がなくなってします。

縁あって、親切なH沢さんという某会社の若者が、

奈良田の駐車場まで乗せていってくれた。

戸沢林道のデポ車を回収し、12時半には自宅に到着。

 

眼科に行ったところ、軽傷で来週には治るだろうとのこと。

 

M松さんには申し訳ないが、

無理をせず、引き返す勇気を持つことが山では必要だが、

今回はそれが実践できて良かった。

 

伝付峠~笊ヶ岳~ランカン尾根はできなかったが、

2日目までの北岳~伝付峠が歩けて結構満足だった。

しかし、3日目もそれなりに大変で、今回は本当に疲れました。

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千曲川源流~甲武信岳

2016-08-07 23:13:49 | 長野の山

★2016年8月7日(日)

 

◆目的地:千曲川源流~甲武信ヶ岳(2,475m)

◆メンバー:Naka-Taka

◆コースタイム:6:25毛木平駐車場発~8:25千曲川源流~9:10甲武信ヶ岳頂上~9:35三方山頂上(2,483m)~11:33十文字小屋~12:36駐車場着

◆天気:晴れ時々曇り

 

 

【概要】

夏のメインイベントの前哨戦。

以前から気になっていた千曲川源流から甲武信岳に登り、

甲武信岳から北に延びている尾根を進み、

三方山、十文字峠経由で駐車場に戻るという周回コースに行ってきた。

 

これまで西沢渓谷や東沢渓谷から甲武信岳に登るたびにこのコースは気になっていた。

また、私の山友であるT中さん(今まで一度も一緒に山に行ったことはない)から、

千曲川源流の辺りは雰囲気が大変良いと聞いていたので、

ぜひ行きたいと思っていた。

 

なお、千曲川は長野県内での呼び名であり、新潟県に入ると信濃川となる。

日本一長い川であり、その源流は以前から気になっていた。

 

長野県川上村を横断するような形で駐車場に向かうが、

レタス等の高原野菜用の珍しい大型のトラクターが沢山あった。

 

駐車場は60台くらいとめられトイレもある。

 

登山道は千曲川沿いにあり、時々川から離れた登山道になるが、

すぐに川沿いに戻ってくる。その繰り返しである。

T中さんに教えてもらったとおり、この登山道は素晴らしかった。

苔むした雰囲気の良い林の中を、日本一長い川の源流に向かうこの登山道は、

視覚的にも精神的にも癒やされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

登山道も上りやすくあっという間に千曲川源流に到着。

全長367kmの千曲川のスタート地点がここである。

水を汲み飲んでみたが、まろやかな美味しい水だった。

 

(ここから千曲川が始まる)

 

ここから、稜線までが少し急だが。

あっという間に到着。

そのまま甲武信岳の頂上に向かう。

ここもあっという間に到着。

西沢渓谷から甲武信岳に登ると距離が長いということで、

このコースをとる人がいるということもよく分かった。

 

(左奥に富士山)

 

(真ん中奥が金峰山)

 

甲武信岳から北に向かう登山道に入る。

見通しはよくないが、こちらも雰囲気が良い道である。

 

三方山到着。

展望はきかない。

 

武信白岩山到着。20mくらいの岩である。

岩に×印があり、地図にも危ないようなことが書いてあったが、

下から見たところ特に問題がなかったので登ってみた。

でも一般的には登らない方が無難である。

 

(武信白岩山頂)

 

 

(武信白岩山からはこんな感じの登山道)

 

十文字小屋着。

甲武信岳からここまで1人の高齢の女性と会っただけだった。

小屋にも誰もいない。人気がないコースなのか。

  

駐車場に戻ってくると暑かった。

今日も全国的に猛暑日が多いのだろう。

 

帰りは信州峠から増富温泉に向かい、

日帰り温泉の「増富の湯」に入る。

源泉掛け流しの茶褐色お湯である。

市外は820円で少し高い。

 

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