★2017年9月16日
⬛目的地:火打山(100名 2,461.8m)
⬛メンバー:単独
⬛コースタイム:5:28笹ヶ峰駐車場~7:21高谷池ヒュッテ~8:37火打山頂上~10:55焼山頂上~12:10富士見峠~15:08杉野沢橋~15:46笹ヶ峰駐車場
⬛天気:曇り
今年は天候不純のため夏の恒例の縦走もできなかった。
9月の連休でテント泊縦走を考えたが、台風のため難しい。
何とか初日だけは、しかも、長野、新潟方面は良さそうなので、火打山に行くことにする。
この山域は、山スキーでは良く行くが、夏は15年ぶりぐらいである。
さて、ただ火打山だけでは物足りないので、
焼山を縦走し、富士見峠から 真川沿いを下るコースをとり、
最後は林道を歩く周回コースとした。
笹ヶ峰の駐車場は、上の方はいっぱいだったので、
下の駐車場に停めた。登山届を提出しスタート。
最初は木道を進む。
その後十二曲がりを登り富士見平に到着。
ここから黒沢岳をトラバース気味に進む。
この辺りは山スキーでも良く通るので何となく覚えている。
(正面に火打山、その左に影火打、焼山)
高谷池ヒュッテ到着。
紅葉はまだだが、湿原は秋めいている。
(正面に火打山)
(左に見えるのが高谷池ヒュッテ)
天狗の庭の湿原も素晴らしかった。
(正面が火打山)
(逆さ火打山)
最後の急登を頑張り頂上到着。
台風の影響かく雲が多かったが、まだ雨が降る気配はない。
(正面奥が妙高山、その右が黒姫山)
(右が焼山、左奥が白馬連峰)
(焼山北面台地)
(白馬方面)
さて、焼山の向けて出発。
影火打を過ぎ踏みあとの薄くなった道を進む。
昭文社の地図では破線である。
(影火打から焼山への縦走路)
焼山へ向かうにつれ藪が濃くなってくる。
これは下山して分かったことだが、
焼山周辺1㎞は、噴煙が少し高くなったということで規制されていたみたいだ。
私が持っていた地図は2009年のもので規制の記述はなかった。
どうりで登山道が籔化しているわけだ。
(影火打(裏から))
特に焼山のコルの辺りから焼山の登りの途中までの道が不明瞭で、
引き返そうと思った時もあった。
木や草をかき分け、木をつかみ体を持ち上げ、
時には引き返し、それでも何とかルートファインデョングし切り抜けた。
(焼山)
途中からは藪がなくなり草、砂・岩となり、
登山道も少し分かりやすくなった。
(影火打と火打山)
稜線到着。非常に疲れました。
噴煙は特に上がっていなかった。
(稜線)
(日本海が見える)
(裏金山、金山。右奥に雨飾山)
先は長く、この先の藪も心配なので、
少しだけ休憩し出発。
頂上はからは砂と岩のミックスした砂礫地帯を抜けると
また草ヤブ地帯になるが、笹倉温泉登山道分岐点まではピンクテープがしっかりついていた。
途中で泊岩があったが、岩をくりぬいて泊まれるようにしたものだった。
泊岩分岐地点に到着。
ここから富士見峠までが今回一番ルートファインディングが難しかった。
稜線に向かいちょっと進みすぐトラバースするが、その先が不明瞭この上なく、
昭文社の地図では10分とあるが全然着かず、分岐点に引き返そうとした。
が思いとどまり、地図とコンパスと辺りの地形で確認し、
この道が正しいと確信しその先に進み何とか富士見峠に到着。
GPSを持ってこなかったことは反省だ。
(地獄谷源頭)
富士見峠から杉野沢橋への下山道も不明瞭だったが、
わずかだが木が切ってあったりして整備しているようであった。
火山の規制が終わるまでなにもしないと登山道は消えてしまうので、
少しでも整備している人でもいるのだろうか。
(一応登山道)
しかし、草は登山道を覆っていて、
地面の凹凸が見にくく慎重に下らなければならなかった。
沢の渡しょうも4回あり、2回は靴を脱いだ。
やっとこさ杉野沢橋到着。
ここに登山規制の看板があり、火口から1㎞圏内は2015年から規制中とのこと。
地図は新しいものでの確認が必要と思った。反省。
最後は林道を歩いて駐車場まで戻った。
久しぶりの長時間山行、完全燃焼でした。
※このまま規制が続くと廃道の恐れがあります。