★2019年11月3日(日)~4日(月)
◆目的地:南アルプス深南部 鎌薙山~不動岳~六呂場山
◆メンバー:hitoshiさん、NAKA-TAKA
◆コースタイム:(1日目)7:32駐車スペース~7:54ゲート~10:06不動岳登山道~13:24鎌薙山頂上~14:13鹿の平(テント泊)
(2日目)5:57テント~6:46不動岳頂上~7:26テント~10:16六呂場山頂上~六呂場山先矢筈山への分岐点~矢筈山頂上~14:36林道~14:49ゲート~15:15駐車スペース
◆天気:(1日目)晴れ時々曇り、(2日目)晴れ時々曇り
【概要】
昨年度の11月21日~22日の丸盆岳以来の南アルプス深南部。
これまででは、2015年11月24日の、
黒法師岳(黒バラ平泊)周遊に続いて3回目の深南部。
念願の鹿の平でのテント泊、最高でした。
【1日目】
朝4時、中央道小黒川PAから出た運動公園に集合。
昨年度の行きは、諏訪から水窪ダム先戸中川林道終点まで、愛知県経由で5時間かかり、
帰りは国道152号と148号経由で3時間半前回と大幅に違った。
今回は、前回の帰りと同じ経路をとり約3時間で到着した。
朝、7時半で仮のゲートを出発。
仮のゲート手前の駐車スペースには、7,8台が駐車されていた。
20分歩き、正式なゲートに到着。
ここから、林道を約2時間歩き、不動岳の登り口になる。
なお、ゲートから左に行き、川を渡ったところが逆ルートの登り口である。
昨年度の丸盆岳への登り口を過ぎると、橋がかかった大きな沢があるが、
川までちょっと嫌らしい斜面を上り下りしないと水を取れない。
たまたま、ほんの5メートルぐらい手前の斜面から水が滴っていたので、
そこで共同用の水を一人1.5㍑と各自の行動用の水をとる。
なお、この水は涸れる可能性も高い。
しかし、そこから少し歩くと、小さい沢があり、ここの水は涸れそうになかった。
不動岳登山口到着。
登山道は割とはっきりしている。
紅葉はいまいちである。
最後はこの地方お決まりの笹が出てきた。
(珍しい「火乃要鎮」)
稜線着。
稜線を右に行き鎌薙山に向かう。
左に富士山が見える。
鎌薙山頂上到着。
このまま進むと超危険なかまなぎになる。
いずれ行きたいと思う。
(鎌薙山頂上)
さて、稜線を戻り鹿の平に向かう。
藪が濃い。
遠くに楽園「鹿の平」と不動岳が見える。
(正面が不動岳、その手前が鹿の平)
藪をこぎ、ついに鹿の平到着。
誰もいないので一番良い場所にテントを張る。
天気も明日の方が良さそうなので、
不動岳は明日の早朝に登ることし、宴会を開始する。
まずは、野沢菜の漬物。
次に、昨日コストコで買ったプルコギを焼く。
ビールとよくマッチする。300㌘をペロッと平らげる。
ビールに続き山梨・勝沼のイケダワイナリーの赤ワイン。
Hitoshiさんは長野の銘酒大雪渓。
今日の〆は、地元の会社「はくばく」のほうとうである。
5時半に宴会終了。
夜は、鹿の鳴き声と鹿がテントの周りを歩く音がよく聞こえた。
【2日目】
朝、4時半に起床。
野菜肉味噌ラーメンに、
餅と昨日ほうとうに入れ忘れたかぼちゃを入れ、
豪華な朝食を食べる。
デザートは、コストコで買ったオレンジ。
6時に不動岳に向かう。
最初は笹が濃かったが、途中から笹が引くなり歩きやすくなる。
(正面が不動岳)
不動岳頂上着。
北側に光岳、南西に黒法師岳、バラ谷の頭、丸盆岳が見える。
今回で南アルプス深南部の水窪地区の明峰を大体登ったことになる。
(正面奥が光岳(?))
(正面の奥のとんがりが黒法師岳、その右がバラ谷の頭。手前の左が丸盆岳、その右が鎌薙山)
鹿の平に戻る。
テントを回収して、六呂場山に向かう。
最初は急な下りである。
最初のコルに下りると、水の音がする。
アケ河内の源頭部である。往復で40分くらい歩くと水が採れそうである。
六呂場山到着。
ここは、「耳目は欺かない。判断が欺くのだ」という名言を記した有名な看板がある。
先を進み、矢筈山への分岐に到着。
(矢筈山への分岐、看板には「戸中川林道」と書いてある)
ここから矢筈山までの稜線はなだらかで歩きやすかった。
矢筈山到着。あと少しだ。
ここからの下りは、尾根が顕著ではなく非常に難しく、
山アプリのヤマップのGPSで進路を確認しながら何とか進む。
最後は、ヤマップ上のルートより、ヤマレコ等の記録で紹介されている
最後の尾根を左に行くルートが正解だろう。
ヤマップのルートは林業が盛んな時のルートだろう。
林道着。
少し歩くと、ヤマレコ等で紹介されているルートの取付き点である水タンク(水槽)に着く。
(ゲートを左に行くとすぐに正面の橋がある。青い小屋の右が逆ルートの登り口)
仮ゲート手前の駐車スペースには、4台の車が停まっていた。
昨日は3組に会ったが、今日は一日誰とも会わない静かな山行だった。
南アルプス深南部バンザイ、鹿の平バンザイ。