中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

焼山~昼闇山

2013-05-05 22:24:05 | 山スキー

★2013年5月4日(日)~5日(土)

 

◆目的地:焼山(2400.3m)~昼闇山(1840.9m)

◆メンバー:hitoshiさん、中隆

◆コースタイム:【1日目】6:45キャンプ場駐車場~10:07焼山北面大地テント場(2300m)11:00~14:40焼山頂上~15:45テント場

        【2日目】6:45テント場~9:50昼闇山頂上10:15~11:45テント場12:40~13:40キャンプ場駐車場

◆天気:【1日目】晴れ時々曇り、【2日目】快晴

 

 

【概要】

ゴールデンウィーク前半は天気が不安定で白馬大雪渓で雪崩もあった。

最近というかここ2年間程、hitoshiさんとの山行は天気が悪いことが多かった。

今回も1日目は、全体的には好天だったが、焼山頂上では天気が崩れ、「またか」と思ったが、

2日目は終日快晴で、これで「2人揃うと天気が良くない」の長いトンネルを抜けたのではと思った。

最近雪が降ったようで、山は純白の装いをしていた。

雪質もフィルムクラストで良好。

 

【コース概要】

【1日目】笹倉温泉先キャンプ場駐車場~アマナ平~焼山北面大地テント~焼山頂上~テント場

【2日目】「テント場~北面大地~昼闇山東尾根~昼闇山頂上」の往復~アマナ平~駐車場

 

【山行概要】

《1日目》

笹倉温泉の先のキャンプ場駐車場には、10台近くが駐車してあった。

駐車場横の橋を渡ったところから始まる林道は何とか道脇に雪がついていてシール登行開始。

 

(キャンプ場横の橋を渡った林道。翌日にはここは板を外して歩いた)

 

重い荷を背負っている身には難所である九十九折を何とか通過すると、展望がひらける。

 

(九十九折の林道、眼下の水田には水が張ってある)

 

(左が焼山、その右の白い頂上が高松山、右端が昼闇山)

 

この辺りで昭文社の山と高原地図18「妙高・戸隠・雨飾」の調査執筆をしている築田さんという方に会う(hitoshiさんが顔を知っていた)。

 

その後も地図上では林道になっている焼山川沿いに進みアマナ平に出る。

昨年行った高松山が見えてくる。

高松山の取付きの少し手前で左の斜面に取付き焼山北面大地を目指す。

 

(アマナ平。左が火打山、真ん中が焼山、右端が高松山)

 

北面大地に登りあげると、焼山の雄大な姿が全容を現す。

焼山の左には影火打、火打山も見える。

うーん、凄い景色である。

 

(焼山北面大地。左から火打山、影火打、右端が焼山) 

 

先行2人組みが北面大地の登り上げから少し行ったところでテントを張ったので、

我々は更に200m程前進しテントを張る。

 

(テント場、正面に焼山)

 

ビールも冷やしたことだし頂上を目指すとする。

 

 (焼山)

 

(振り返ると北面大地が広がっている)

 

焼山に向かって直進し、途中で右に進路を変え、その後左に方向転換し、直登していく。

 

 

(正面の木の連なりが切れる辺りでスキーをデポ)

 

結構な急斜面である。右にトラバースする所でスキーをデポする。

アイゼン・ピッケル装備で登って少しすると、

この頃からというかこの高度から天気が怪しくなる。

 

ガスと風が強くなる。時々青空が見える。

 

(頂上直下の岩場、一瞬の晴れ間)

 

頂上直下の岩場を何とかクリアし、頂上到着。

視界は悪く、強風のためすぐ退散。

 

(頂上直下で風をよける先行者、その先が頂上)

 

 

焼山頂上付近は滑るには適していないので、スキー板のデポは正解であった。

後はテント場まで北面大地を豪快に滑る。

 

(hitoshiさん)

 

(中隆)

 

テント場到着。まずは「BAR 北面大地」(命名hitoshiさん)でビールによる乾杯。

美味い、本当、この瞬間はたまりません。

今日はサプライズはhitoshiさんが旬の蛍イカを冷凍して持ってきてくれたこと。美味です。

 

(BAR 北面大地)

 

 

ビールの後はワインを飲み、寒くなってきたので、テントで焼酎・日本酒を飲む。

今日の料理のメインはキムチ鍋。中々上手にできました。

 

7時半頃には就寝。

 

 

《2日目》

朝起きると雲一つない晴天。昨日以上である。

 

キムチ味噌ラーメン・うどんに餅を入れた朝食を食べエネルギー充填。

昼闇山東尾根に取付くまでには北面大地には幾つもの谷が刻まれているが、

かなり上のほうまで登っていったので、最後の一つの谷(水無谷!?)を超えただけだった。

 

(今日も焼山が素晴らしい)

 

尾根はアップダウンもあり結構時間がかかるかと思ったが、

四方の絶景を楽しみながら思ったよりすんなり昼闇山に近づいて行った。

 

(昼闇山の東尾根、左端が昼闇山)

 

(途中で振り返ると焼山、火打山が大迫力)

 

(焼山ズーム)

 

(地図上1787m地点。右端が昼闇山、左が雨飾山、その向こうに白馬の山々が見える)

 

昼闇山頂上到達。絶景かな絶景かな。

今日は風もなく、雲一つない快晴である。

今年一番の好天気。

 

(頂上1、焼山、火打山方面)

 

(頂上2、雨飾山、白馬方面)

 

(頂上3、海谷山塊方面)

 

(頂上4、一ノ倉川方面)

 

テント場への帰りの滑りはフィルムクラストの雪を堪能する。

 

(中隆)

 

(中隆)

 

(焼山をバックにhitoshiさん)

 

テントを片付け帰路に着いたが、アマナ平先で熊に遭遇。

山で熊を見たのは初めて。熊は斜面を登って逃げていった。

 

(腹ペコ熊ちゃん、昨日は北面大地に来てくれなくてありがとう)

 

それにしても今回は天気に恵まれ最高であった。

コメント (1)
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