中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

某所、某沢、某山

2009-05-31 14:10:39 | 長野の山

★2009年5月23日(土)~24日(日)

◆目的地:某所、某沢、某山
◆メンバー:I顧問、Y隊長、Komaさん、U-chef、Buttiさん、Muraさん、Teraさん、Hitoshiさん、中隆
◆コースタイム:【1日目】のんびり山菜を採りながらキャンプ地を探す
     【2日目】6:40キャンプ地発~10:20某山頂上~11:55キャンプ地着~12:45キャンプ地発~15:00頃駐車場
◆天気:【1日目】晴れ時々曇り、【2日目】曇り

今回は、山菜&岩魚での宴会がメインの山行でした。
いやー、癒されましたー。

【1日目】
朝8時頃に目的の駐車場に到着。
この駐車場にも途中にも車が結構あった。この時期だからみなさん山菜ですかね!?

さて、重い荷物を背負い、心は軽く出発。
ところどころ雪が残っている山道を、山菜を探しながら進む。
私は「たらのめ」以外ほとんど山菜については分からないので、諸先輩方に教えてもらいながら山菜を集めた。勉強になりました。


雪の多い山域、沢もまだ雪で覆われたいて、なんとか渡れた。落ちやしないかとドキドキしたが。


テントを張るのに手ごろな場所が見つかり、お宿は決定。
まずはビールで乾杯、美味い!!
テントを設営したら、釣り組みと宴会準備組みに分かれ行動開始。


私は宴会準備班。
しかし、最初は釣りも見たいので、Buttiさんにお供した。
雪解け水の冷たく水量の多い沢、はたして釣れるのかと思ったが、あっという間に岩魚2匹を吊り上げた(最終的には4匹)。さすがButtiさん。


さて、宴会準備に入る前に、今日の山菜を並べて写真撮影。

(左から、「うど」「行者にんにく」「うとぶき」「こしあぶら」「雪ざさ」)

他の釣り班もまずまずの釣果。特にKomaさんは尺岩魚をゲット。
ペットボトルと比べると大きさが分かった。これは刺身用だとか。


宴会班のリーダーはU-chef。山菜の下ごしらえ等全部一人でやってしまう。すごい人である。感謝です。

さて、岩魚の刺身、山菜のおひたし、うどのキンピラ、豆腐、お酒の準備が完了。
まずはビールで乾杯!!うまいです。
「なぜ山に登るのか?」「それはおいしいビールを飲むためです」

(真ん中が岩魚の刺身、その隣のコッヘルが「うど」のキンピラ、その上に「行者ニンニク」「雪ざさ」「うど」のおひたし)

美味い酒(ワイン、日本酒、ウイスキー、ビール)にうまい料理、天国です。

(雪のテーブルがいいですね)

途中から山菜の天ぷらが登場。揚げたては最高!!
「こしあぶら」「うど」特に最高!!

宴はさらに盛り上がる。


さてさて、岩魚の塩焼きもいい色になってきましたよ。


この後、岩魚を食べ、岩魚の骨酒まで飲み、もうたまりませんです。幸せ過ぎます。

最後は山菜天ぷら丼、U-chefにはまいりました。感謝感謝。


日が暮れるまで料理とお酒を楽しみ、最後は焚き火の周りでまったり。

【2日目】
今日の天気は曇り、山登りのモチベーションはあまりあがらない。
そこで、山菜班と登山班に分かれて行動開始。
私はこの山は初めてなので登山班に志願。

I顧問を先頭に、雪渓の上をアイゼンを付け登って行った。


上に行くと視界が悪くなるが何とか頂上に到着。結構寒い。
山頂付近にはなんと雷鳥がいた。記念撮影をしてとっとと退散。


帰りは登山靴を上手く使い滑り下りる。しかし、この斜面、山スキーで滑ったら最高の斜面である。

12時前にテントに戻ってくると、U-chefが、山菜蜂の子炊き込みご飯を作ってくれていた。最後までまいりました。完璧ですね。

楽しいときはあっという間、無事駐車場に着き、解散。
いやー、癒されました。




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雨乞岳

2009-05-05 22:28:46 | 山梨の山

★2009年5月1日(金)

◆目的地:雨乞岳(2,036.8m 北杜市白州町 山梨100名山)
◆メンバー:M松さん
◆コースタイム:6:25登山口~8:40雨乞岳頂上~9:25頂上発~10:40登山口
◆天気:快晴

雨乞岳は、サントリー白州工場近くとヴィレッジ白州近くの二つの登山口があり、今回はヴィレッジ白州近くの登山口から登った。

北杜市白州町の国道20号沿いのセブンイレブンで買い物をしたついでに、ヴィレッジ白州への行き方を聞いた。
鳥原の信号から入りサントリーの工場を右に曲がる道は分かりにくいので、もうちょっと行ったところにある塩原温泉看板を左折して林道(雨乞尾白川林道)を行った方が良いとのこと。

昭文社の地図にはPのマークはないが、登山道入り口の前には10台ほどの駐車スペースがある。

林道はよく整備されていて、最初の30分くらいは遊歩道のような道を歩く。
登山道全般にどこも分かりにくいところはない。
1時間くらい歩くと、甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山、鋸岳が白い雄姿を現す。この時期来た甲斐があるあったとうれしくなる。特に鋸岳は昨年の10月に行ったばかりなので(詳細はこのブログの鋸岳参照)うれしくなる。

(左が甲斐駒ケ岳 右が鋸岳)

頂上に近くなると、地図に笹ノ平とあるように笹が密集している場所が何箇所かあった。今の時期は良いが、夏になると笹がうるさいと思われる。

頂上に到着。まだ8時40分、通常なら仕事が始まったばかりの時間である。


頂上からは甲斐駒ケ岳等に加え富士山も八ヶ岳も見える。北西方面の樹林の間からはかすかに北アルプスも見ることができる。
ここから見る甲斐駒ケ岳は、甲府盆地から見ることができる雄姿と違い左右対称のどっしりとした山容である。どちらも素晴らしい。本当に良い山である。

(甲斐駒ケ岳の雄姿)

(左が鳳凰三山 右が甲斐駒ケ岳)

下りでは、登山道最後にある丸太を使った階段は歩きづらかった。

ところでこの山は雨乞岳であり、昔は雨乞いが行われていたらしいが、今年は雪不足なので、雨乞いならぬ雪乞いを行ってもらいものである。

お昼は韮崎市の国道20号沿いの「長浜ラーメン」に行った。
ラーメンと替え玉、旨かたい!!


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北ノ俣岳

2009-05-05 02:01:43 | 山スキー
★2009.04.28(火)~29(水)

◆目的地:北ノ俣岳(2661.2m 岐阜県旧神岡町と富山市との県境)
◆メンバー:hitoshi515さん
◆コースタイム:(1日目)9:00飛越トンネル~12:25寺地山~13:35避難小屋
     (2日目)5:35避難小屋~7:00北ノ俣岳頂上~7:35頂上発~8:10避難小屋~13:00避難小屋発~16:05飛越トンネル
◆天気:快晴

久しぶりの山スキーである。
今回の目標は黒部五郎岳である。
昨年ゴールデンウィークに双六小屋をベースキャンプにし、黒部五郎岳を目指したが、あと一歩のところでタイムアップ!!今回は反対方向からのリベンジの意味もあった。

ETCの早朝割を使い、朝6時20分に波田町役場に集合、安房トンネルを抜け、一路岐阜県旧神岡町(現飛騨市)へ向かう。
ところで、高速が土日休日1000円になった今、安房トンネルの600円(軽自動車)は割高である。

双六渓谷沿いに山吹峠を経由し林道を進んでいく。
hitoshiさんがネットで検索したところ、駐車地点から飛越トンネルまで40分歩いたという先週の記録があったとのこと。
さてさて今日はどこまで行くことができるのか・・・。
結果は、終点のトンネル手前の駐車スペースまで行くことができた。しかも、終点の手前50mくらいから雪が現れ、トンネル前は一面の銀世界だった。

4月27日の上高地開山祭も雪の中だったので、ここも雪が降ったのだ。今日の山行が期待できる。

トンネルの左側(1,450m)から、雪は付いているが急登なので板を担いで登る。
稜線に出てからも板を担いで歩き、送電線辺りからシールで登り始めた。

久しぶりにシールで登っていく感触が良い!ちょっと息が切れるが、それもまた楽しい(今日の目的地の避難小屋は標高2,035mなので高度差がそれほどなく助かった。気温もそれほど上がらないので雪も良いので助かった。)!!

寺地山先で休憩。正面には北ノ俣岳の大斜面が広がる。避難小屋は稜線より右側にあるため見えない。

(正面が北ノ俣岳 左奥が黒部五郎岳)

寺地山からシールを付けたまま下り、その後登り返す。広々とした雪原に出るが小屋は見えない。稜線から少し左側(岐阜県側)に小屋はあった。

避難小屋には誰もいない。当初はテントの予定だったが、貸切であったので小屋を使うことにした。7人~10人の広さで結構きれいである。

しかも、小屋の前には誰かが掘り起こしたのだろう、水場があるではないか。ありがとうございます、と一杯いただく、美味い・・!!

さて、まだ時間もあることなので北ノ俣岳まで行くことになった。
しかし、今回の私はちと違った。4月の初めに腰をちと痛めてしまっていて、ちと無理をしないようにとのお達しが出ていたのだ。
そのため、hitoshiさんが頂上まで行ったのに、私は2,400mくらいまで登り写真を撮り、小屋に戻った。

(北ノ俣岳の大斜面 奥は黒部五郎岳)

(正面の白い山が笠ヶ岳)

(雪原上からの避難小屋 樹林帯の端にある)

hitoshiさんが頂上から帰ってきてので乾杯!!この一瞬が最高ですね。山でビールを飲んだいる人を見るたび、「皆さん、いい顔して飲んでいますねー」と思っているが、山屋とビールはCMに使えると思いますよ。


今日の夕食は、去年10月の鋸岳と同じでスープカレー。この時期だとスーパーにも鍋の元の種類がなくて・・・。
でも今回の中辛スープカレーはスパイスが効いていて美味い。体も温まる。
最後は加ト吉冷凍うどん。これも美味かった。
  

翌朝は、カレー汁にアルファ米を入れ、カレーおじやでパワーアップ。

余計な荷物は小屋の隅に片づけ荷を軽くし、昨日登った斜面をひたすら登っていく。風が少し強く寒かったが、天気は最高。
稜線に出ると、黒部源流の壮大な景色が目に飛び込んできた。スゴイ!!

(正面が北ノ俣岳 奥が黒部五郎岳) 

稜線のカリカリの雪(氷!)を進み、頂上到着。感無量です。

(左奥に槍ヶ岳 正面には黒部五郎岳 右奥には笠ヶ岳)

(右奥に槍ヶ岳 正面奥に鷲羽岳 左奥に水晶岳 正面手前に雲の平)


本来ならばこのまま黒部五郎岳に行く予定だったが、私は腰の大事をとってここで引き返します宣言。hitoshiさん頑張ってください。


登ってきた斜面を滑降していく。どこまでも広がる大斜面にシュプールを描く。最高です。
登りは少し腰が痛かったが、滑るとあら不思議まったく痛くなくなった。
黒部五郎岳に行けば良かったかなと思ったが、まあしかし、今後のことを考えると大事をとって正解でしょうと自分に言い聞かす。

(北ノ俣岳大斜面)


hitoshiさんが帰ってくるまで、小屋でシュラフに入り一休み。

お昼過ぎにhitoshiさんが帰ってくる。タフな人だと感心する。

帰路は、前日と違って気温が上がり、雪が重かった。
最後の方は前日の雪が融けてしまっていて板を担いで下りた。
ゴールデンウィーク後半に来る人は結構歩かなければならないでしょう。

お疲れ様でした。
駐車場にはほとんど雪は残っていなかった。
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