★2015年12月26日(土)~27日(日)
◆目的地:甲武信岳(日本百名山、2,475m)
◆メンバー:M松さん、O川君、中隆
◆コースタイム:【1日目】8:17雁坂トンネル料金所横駐車場~8:53林道終点~10:53雁坂峠~雁坂小屋~12:30雁坂峠~15:05破風山避難小屋(泊)
【2日目】8:00破風山避難小屋~9:03甲武信小屋9:16~9:30甲武信岳~9:42甲武信小屋10:00~12:37西沢渓谷駐車場
◆天気:【1日目】晴れ 【2日目】晴れ
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【概要】
今年は山で忘年会をやりたいと思った。
楽でもなくハード過ぎないコースで、美味しいものを食べ飲みたいと思った。
2010年11月に、西沢、東沢渓谷周回コースをやった時に、
ストーブのある破風山避難小屋を見て、いつかは泊まってみたいと思っていた。
今年は異常気象というほどの暖冬であり、稜線上の積雪は例年に比べて少なく、
忘年会の条件にはぴったりだった。
雁坂峠から破風山避難小屋までの稜線の雪はそれほどではなく、アイゼンも使用しなかった。
静かに忘年会ができると思っていた小屋は、我々3人以外に6人の利用者がいてびっくり。
美味しい料理とお酒を堪能して楽しい忘年会になった。
【山行概要】
(1日目)
車を1台西沢渓谷駐車場にデポして、
雁坂トンネル料金所の道路を挟んだ向かいの駐車場にもう1台の車を止める。
駐車場から舗装した林道を進み(車は通行止め)、林道終点を過ぎ、登山道に入る。
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キンと引き締まった冷涼な空気の中、落ち葉の敷かれた登山道を進む。
気持が良い。
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(雁坂峠直下。真ん中右が黒金山、その左が乾徳山)
日本三大峠の雁坂峠に到着。 ※他の二つは、三伏峠と針ノ木峠
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(雁坂峠。右一番奥が金峰山。左奥のとんがりが黒金山)
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(上の写真の左側、真ん中が世界文化遺産富士山)
破風山避難小屋では水場まで20分とあるが、
沢の上部の水場になりどこまで水が出ているか不明のため、
また、水場までの道の状態が分からないので、
峠から10分ほど埼玉県側に下った雁坂小屋の水場で水を採ることにした。
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(雁坂小屋(閉鎖中、一部開放)
小屋の水場は止まっているので、小屋から1kmの豆焼沢まで行くことになる。
小屋から水場までは結構雪が積もっていたが、ほぼ平らな登山道で助かった。
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(豆焼沢)
水を補給し、雁坂峠に戻り、破風山避難小屋に向けて出発。
奥秩父のこの辺りは立ち枯れの樹木がやたらに目につく。
雪もあまりなく締まっていたので、アイゼンやスパッツも必要なかった。
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(真ん中奥が木賊山、その右のとんがりが甲武信岳)
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(来た道を振り返る。真ん中が雁坂嶺。右が水晶山)
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(富士山)
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(埼玉県側。一番奥の白い山は谷川連峰)
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(鞍部に破風山避難小屋がある。正面が木賊山、その右が甲武信岳)
破風山避難小屋に着くと先着者がいて、煙突から煙が出ていた。
12月初旬のヤマレコの記録に出ていた小屋の「主」がこの週末も滞在していた。
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ストーブには周辺の枯れ木で作った薪があり、
「主」が薪を割ってストーブにくべてくれていた。
最終的に小屋は、単独行が2人、2人パーティーが2組、我々3人と、合計9人になった。
「主」はこの小屋が気に入り、人がいない時期を見計らって、
千葉から週末に結構来ているらしかった。
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(小屋から見た破風山)
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(小屋から見た富士山)
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(夕焼けの富士山)
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さあ、我々は忘年会を開始。
最初は定番になった「キャベツと塩昆布の胡麻油混ぜ」である。
次は、水餃子とワンタンスープである。暖かいスープが五臓六腑に沁みる。
メインは、すき焼き忘年会バージョン(高級国産和牛使用)である。
甘いタレに生卵が絡み絶品である。
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お酒はビールにワインに焼酎。
今日のお酒のメインは、O川君の持参した名酒「獺祭(純米大吟醸)」。
噂には聞いていた日本酒を山の中で飲め最高に美味しかった。
本物の証明と雰囲気を重視して、ペットボトルに入れ替えず瓶のまま持ってきたO川君。
ありがとうございました。
(2日目)
今回の山行は忘年会のため全体に余裕がある。
朝も6時起床である。
朝食は昨夜の〆のうどんの残りと、
国産牛肉アンド野菜入り豪華醤油ラーメンである。
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朝一の木賊山までの登りが一苦労だった。
甲武信小屋ではマイナス8度。
小屋は一部開放してあった。
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(甲武信小屋)
荷物をデポし、甲武信岳頂上に向かう。
頂上は風が強いので写真を撮ってすぐに出発。
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(一番奥に金峰山)
甲武信小屋から木賊山までは少し雪が多かったが、アイゼンもスパッツも使用しなかった。しかし、ダブルストックは大いに役に立った。
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(右が甲武信岳。木賊山に向かう急登)
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徳ちゃん新道を下山。
今日は4時間ちょっとの行動だったが、それなりに適度に疲れた。
4時間でも疲れ、12時間近くも歩ける(前回の黒法師岳)、まあ、こんなもんですね。
下山後は、甲州市塩山の「そばまる」でおそばを食べて解散。
そば湯も非常に美味しく、この山行、最後まで二重丸でした。