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ヒッグス粒子の探索が最終段階

2012-04-22 | つぶやき

CERNのLHC(大型ハドロン衝突型加速器)を使って世界最高の8兆電子ボルトという高エネルギーで陽子を衝突させてヒッグス粒子の痕跡を探る実験を予定通り今月から開始しているそうだ。ATLAS(日本人研究者が数多く参加)とCMS(米研究者などが参加)の2グループが発見競争を繰り広げており、昨年の実験では、ATLASは99.4%の確率で、CMSは99.7%の確率で1250億電子ボルト前後(陽子質量の約130倍)の質量のヒッグス粒子を見つけた結果になっているが、素粒子実験では99.9999%以上の確率でないと「発見」とは結論できない。8兆電子ボルトの実験が順調に進めば、データ量は6月半ばまでに昨年の2倍になり、10月の運転休止までには約3倍になり、「発見」と宣言できるまでに確度を高められるそうだ。ヒッグス粒子の探索は過去40年でさまざまなエネルギーの粒子について探索はほぼ終えており、残っているのは今回の1250億電子ボルト前後だけだそうだ。もし、ヒッグス粒子が見つからなければ、素粒子の標準理論が覆されることになり、物理学にとってさらには宇宙論にとって、今年は重要な年になるようだ。 ⇒ 4/22読売新聞
●99.9999%以上の確率、即ち、結論が正しくない確率が1/1000000以下とは、サイコロで例えてみると、サイコロを8回振って、偶然に全て1が出る確率=1/1679616にほぼ相当し、コインの場合は、20回投げて偶然に全て表が出る確率=1/1048576にほぼ相当する)
(関連:2011/12/14マイブログ


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