マイブログへようこそ

気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

ヒッグス粒子の存在を99.98%の確率で発見

2011-12-14 | つぶやき

CERNのの2つの実験グループが発表した。東京大学など日本の15機関も参加する「ATLAS」グループによると、10月末までのデータを分析した結果、126GeV(陽子の約130倍)前後の質量(過去の実験と理論から114~140GeVと予測されていた)を持つ未知の粒子とみられるデータが含まれていることが判明したそうだ。陽子同士を光速に近い速度で衝突させるとさまざまな粒子に混じってヒッグス粒子も誕生するが、その確率は100億回に1回程度のため、実験グループは500兆回分の衝突データを収集したそうだ。ヒッグス粒子は瞬時に壊れて複数の粒子に変わってしまうため、ヒッグス粒子の探索はヒッグス以外の粒子がどれだけできたかを正確に調べることがキーとなるらしい。ATLASグループでは重さ7000トンの巨大検出器を開発したという。その心臓部にあたる高性能センサーの開発に携わったの浜松ホトニクスということで、日本の貢献度も高いそうだ。 ⇒ 12/14読売新聞 

ヒッグス粒子は素粒子に質量を与える素粒子と言われるが、それは、ヒッグス粒子が素粒子と相互作用してエネルギーを与え、そのエネルギーが質量になるということらしい。エネルギーと質量はE=mc2乗(アインシュタインの式)で関係付けられており、素粒子の質量を表すGeV(ギガ電子ボルト)というのもエネルギーの単位である。

(関連:5/21マイブログ2010/7/28マイブログ