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北極圏の永久凍土から大量のCO2が放出

2012-08-30 | つぶやき

地球温暖化の影響で北極海氷が史上最少を記録したというニュースを取り上げた(8/26マイブログ)ばかりだが、今度は、北極圏の永久凍土から大量のCO2が大気中に放出されているというニュースだ。ストックホルム大学の研究によると、シベリアの北極海北東部沿岸の「エドマ」と呼ばれる永久凍土中に凍結されているCO2が、温暖化や海岸浸食によって氷の蓋が融け、従来の想定の10倍の年間4000万トンもの炭素が放出されているそうだ。そのうち、1/3は上層の海洋海洋堆積物の層に捕捉されるが、2/3はCO2として大気中に放出されているという。この量は、米国の自家用車500万台が放出する量に相当するそうだ。しかも、CO2放出→温暖化促進→CO2放出促進の悪循環も起きているという。尚、北極周辺では世界平均の約2倍の速さで気候温暖化が進んでおり、また、地球上の土壌に貯留されている炭素の約半分が、北極周辺の永久凍土に閉じ込められているそうだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2898157/9437180
今後も地球温暖化の影響を取り上げたニュースは増えることであろう。但し、地球温暖化のテーマは往々にしてセンセーショナルに発信されがちなので、我々としては温暖化の影響の全体像について、客観的な知識を持っておくことは、ニュースなどに接する際に役に立つ。最近、技術評論社から出版された「地球温暖化はどれくらい「怖い」か?(温暖化リスクの全体像を探る)」という本は、そのような目的に適しており、時宜を得た1冊と言えそうだ。(読者の1人としての感想)


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