マイブログへようこそ

気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

「京」で世界最大の脳神経シミュレーションに成功

2013-08-03 | つぶやき

理化学研究所は独ユーリッヒ研究所などと共同でスパコン「京」の全計算ノード(82,944個:約70万個のCPUコア)を使って17億3千万個の神経細胞が10兆4千億個のシナプスで結合された神経回路のシミュレーションに成功したそうだ。従来の記録を神経細胞数で6%、シナプス数で16%上回り、世界最大という。今回の神経回路はマーモセットなどの小型のサルの全脳の規模に匹敵し、人の脳に対しては1%程度に過ぎないそうだ。ソフトは「NEST」と呼ばれるパソコンからスパコンまで利用可能なオープンソースの脳神経回路シミュレータを「京」向けに最適化して使用し、実際の脳では1秒間に相当することの計算に「京」では40分かかったそうだ。動物を用いた実験的基礎研究と、シミュレーションの積み重ねを通して、最終的には人の脳の仕組みの解明につながることが期待できるという。また、人の脳全体の本格的なシミュレーションに向けた今後のスパコン設計に役立つ指針が得られたという。尚、「京」はメモリ容量の点では現在でも最高水準(CPUコア当たり2GB)であり、脳神経回路のシミュレーションには適しているそうだ。 ⇒ http://www.riken.jp/pr/topics/2013/20130802_2/#fig2

 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。