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先行き見えない福島原発事故

2011-03-19 | つぶやき
事故発生から1週間が過ぎたが未だ先行きが見えない。昨日、今日と3号機の貯蔵プールに向けて放水が行われたが、効果については定かでない。並行して、外部電源の復旧工事も行われている。冷却装置が正常に機能すれば、最悪事態は回避できそうだが、現時点ではその保証はない。●心配なのは4号機だ。東電と政府は4号機の貯蔵プールには水が入っていることを確認したと発表しているが、素直に受け取れない面がある。4号機の建屋の外壁は大きく崩れ、火事もあった。この原因は燃料棒の露出による水素爆発と推測されていた。また、今日、東電の試算で4号機の使用済み核燃料の熱エネルギーは3号機より10倍も高いことが分かったという。(今頃?という感があるが) 1000トンの水を数日で沸騰させ、約10日で完全に蒸発させることができるという。実際、地震から2日後の13日には4号機の貯蔵プールの水温が85度に上昇(平常は25度)と発表していた。また、米原子力規制委員会(NRC)や国際原子力機関(IAEA)も4号機に最も懸念を示している。4号機の貯蔵プールへの注水が手遅れにならなければ良いが。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110318-OYT1T00861.htm
●地震発生直後、米政府から技術支援の申し出があったが、日本政府は断ったという。その理由として、政府筋は、東電側が諸外国の協力は不要と判断していたことを明らかにした。この政府の初動対応により対応が数日遅れたと民主党幹部から批判する声が出ているそうだ。米政府の技術支援は廃炉を想定したものだったようだが、結局、廃炉を覚悟で海水を注入する事態に至った。東電は民間企業であるから、対策判断に事業への影響のバイアスがかかることは十分に考えられることであり、東電の判断を鵜呑みにした政府の対応が問われることになるのだろう。政府主導を標榜する民主党政権ならなおさらだろう。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110318-OYT1T00578.htm
(関連:2011/3/16マイブログ)

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