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海洋の酸化、過去3億年で最速ペースで進行

2012-03-04 | つぶやき

米、英、西、独、蘭の国際研究チームが、これまでに発表された古海洋研究、数百件あまりの調査を基に、海洋の酸化が5600万年前の10倍以上、少なくとも過去3億年で最速ペースで進んでいると、米サイエンス誌の発表論文で指摘したそうだ。5600万年前のPETM(Paleocene-Eocene Thermal Maximum)と呼ばれる時期には、CO2の放出が倍増した(原因は諸説あるようだ)結果、地球上の気温が約6度上昇し、海洋生物が大量に死滅したと考えられているそうだ。海洋が酸化するのは空気中の余分なCO2を吸収するためだが、海洋が酸化するとサンゴや軟体動物、貝類など礁に棲む生物が死んでしまうそうだ。論文の主著者は、「CO2排出が現在のペースで続けば、サンゴ礁やカキ、サケなどの生物を失う事になるだろう」と警告しているそうだ。国連環境計画(UNEP)の2010年の報告書でも、人類の活動によるCO2排出による海洋酸性化の進行は非常に危険な段階にあり、防止対策が必要としているそうだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2862206/8583849

過去の生物大量絶滅(地球史上5回あった)に繋がるような大規模気候変動は、小惑星の地球衝突や火山爆発など不可避の事象が原因であったが、現在の気候変動は人類の活動によるCO2排出が原因であり、防止可能な訳だから、手遅れになる前に対処すべきであろう。


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