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欧州の風力発電

2011-06-29 | つぶやき
デンマークは発電用風車が5100基(日本の約3倍)以上あり、総消費電力に占める割合は約25%で、欧州1位という。同国は1973年の第1次石油危機を契機に自然エネルギーの積極利用に力を入れ、84年には「全量固定価格買取制度」を導入、99年の発電・送電部門の分離と電力市場自由化による環境変化に応じて修正され、現在は、風車の新規所有者は稼働時間22000時間まで、市場価格の1kWh当たり約4.6円に奨励金として約3.8円を上乗せした約8.4円で売却できるという。耐用年数20年の1万kWの風車建設に必要な費用の約1億1500万円は10年程度で回収できるそうだ。一方、奨励金は電気料金に含めて徴収されるため、電気料金は欧州で一番高く、1kWh当たり約30円で、日本(約20円)の1.5倍という。08年の標準世帯での奨励金の負担額は年間約2400円だったそうだ。●ドイツも固定価格買取制度を導入しており、風力発電による電力を1kWh当たり約6~10円上乗せして買い取っており、そのため、電気料金は1kWh当たり約28円で欧州で2番目に高いそうだ。風力発電の占める割合は8.6%で欧州で5位。自動車産業や重工業が集積しているドイツ南部では風力発電は普及していないそうだ。尚、欧州で風力発電が占める割合の2位はスペイン(15.3%)、3位はアイルランド(13.0%)、4位はポルトガル(11.4%)。因みに、日本は僅か0.3%(2009年)でEU平均の5.3%を大きく下回る。 ⇒ 6/29読売新聞

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