とニューヨーク・タイムズがバレンタインデーを前にチョコの値上がりを報じたそうだ。(キスは米大手チョコメーカー・ハーシーの人気商品にかけている)日本でもブランドチョコの約3割が値上がりしたり、内容量が減っているそうだ。●チョコの原料のカカオの市場価格は昨年は1トン当たり3000ドルを超え、2005年の約2倍で高止まりしているそうだ。最大の要因は新興国の需要急増という。チョコの消費量はインドで過去5年間で3.6倍、中国で1.8倍に増加しているそうだ。一方で、ガーナなど西アフリカの生産国(世界の生産量の7割を占める)では土地が痩せてきてカカオの実りが悪くなっている地域があるそうだ。ガーナのカカオの生産量は10~11年度の100万トンから14~15年度は85万トンに落ち込む見通しという。ガーナ政府は従来の3倍の収穫量が見込める「ハイブリッドカカオ」を品種改良で開発したが、苗木から育てると収穫までに時間がかかるため、切り替えに消極的な農家が多いそうだ。 ⇒ 2/14読売新聞