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世界最高水準の省エネ火力発電施設

2013-01-14 | つぶやき

東京電力の川崎火力発電所は発電効率が59%と世界最高水準のLNG(液化天然ガス)コンバインドサイクル発電施設で、原発1.5基分の相当する150万kWの電力を発電しているそうだ。LNGでガスタービンを回した後の排熱を回収して蒸気を作り、その蒸気で蒸気タービンも回すため、発電効率が上がるが、同社が「MACC」と呼ぶ最新型は、ガスタービンの耐熱材料や蒸気冷却の技術革新によって、ガスの燃焼温度を1500度級まで高めたことで、59%の最高水準の発電効率を達成しているそうだ。2月には新たに50万kWが稼働を始めるそうだ。さらに、2016~17年度には発電効率約61%の1600度級「MACCⅡ」(71万kW×2)が稼働予定で、川崎火力の総出力は342万kWになるそうだ。●日本エネルギー経済研究所によると、火力発電の割合が高い中国(81%)、インド(84%)、米国(69%)の石炭火力発電所を日本並の発電効率に改善するだけで、日本の年間CO2排出量に匹敵する13億トンの削減効果があると試算されるそうだ。日本も大震災以降、原発停止に伴い、火力の割合が79%と高くなっており、CO2排出量も11年度は前年度の3億7400万トンから4億3900万トンに大幅に増えたそうだ。火力発電の発電効率を高めることは、国内的にも重要になっているし、その技術を世界に広めていくことは、日本の経済力を高めるとともに、世界のCO2削減にも貢献できるため、積極的に推進することが期待される。 ⇒ 1/14読売新聞
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