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国際機関がバイオ燃料に「待った」

2012-08-15 | つぶやき

米国などの記録的な干ばつの影響で穀物の収穫量減少、国際価格が高騰する中、国連食糧農業機関(FAO)はバイオ燃料が食料や飼料の減少に拍車をかけるとして、バイオ燃料の利用義務の速やかな緩和もしくは凍結を求めたそうだ。米国やEUは地球温暖化対策としてバイオ燃料利用を義務付けている。米国では、ガソリンに混ぜるバイオエタノールの総量を2012年は約130億ガロンまで引き上げることを義務付けており、そのためには、原料のトウモロコシは国内収穫量の40%を充てなければならない計算になるそうだ。EUでも輸送用燃料の再生可能エネルギー比率を20年までに10%に高める目標だそうだ。食料・飼料の減少に加え、穀物価格上昇に拍車をかける可能性が高い。尚、FAO、世界銀行、IMFは昨年6月、食料市場に関する提言をまとめ、主要20カ国・地域(G20)に対し、バイオ燃料の生産・消費を義務付けたり、助成したりする政策を止めるよう勧告したそうだ。 ⇒ 8/15読売新聞
地球温暖化の影響で洪水・干ばつの発生が増加し、食料・飼料供給に深刻な影響が懸念される中、食料や飼料になる穀物をバイオ燃料に利用する政策は適切とは言えないであろう。
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