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世界中で高まる老朽化原発への依存

2011-09-09 | つぶやき

福島第1原発事故を受けて老朽化原発への依存が世界中でかつてないほど高まっているそうだ。原発への反発が強まり、新規原発の建設が難しくなっているからだ。米国では104基の原発の2/3が当初40年の運転許可期間を既に20年延長しているという。内9基は福島原発事故後に認められたという。フランスでも原発の寿命を60年まで延長する計画を進めているという。米原子力規制委員会(NRC)は延長申請を1度も却下したことがないという。認可申請では詳細な老朽化管理計画の策定を必須条件としており、原発を60年以上運転できない理由はないと主張しているという。世界中で40年以上稼働している老朽化原子炉は英国に4基、スイスに3基、ロシア、日本、カナダ、インド、パキスタン、スペインに各1基存在するそうだ。中国、インド、アルゼンチン、ブラジルなどは、かつて一度も原子炉を停止したことがないという。●原子炉の認可方法は2種類あり、米国やフィンランドなどでは、新規の原発に40年の運転許可を与え、後で延長を認める方法を採用。一方、日本、フランス、オランダ、英国などは無期限の認可を与えた上で、定期的な安全審査を義務付ける方法を採用しているという。 ⇒ http://jp.wsj.com/US/Economy/node_303334

福島第1原発事故が世界中で老朽化原発の寿命延長の動きをもたらしているとは皮肉なことだ。老朽化が原因で大きな原発事故でも起きない限り、懲りないということだろうか。