足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1670 ~ 玄倉だより 9月 ~

2019年09月26日 | 昆虫

観察月日  2019 9.08.晴 29℃

観察場所  山北町 玄倉

 秋は抜ける様な青空に、繋がりながらスイスイ飛ぶアカトンボ

が良く似合う。

 246号線を走っている車からは、富士が視界からは見出る程

に見えたが、玄倉では雲に覆われ隠れてしまった。元センターの

前庭では穂を出したススキの葉に、アカトンボが休んでいた。

 「このアカトンボは・・・・・」と、私の顔を見るなり声を掛けて来た。

「このアカトンボは・・・」とは、“どんな暮らしを?”、“人との関わりは

?”等々を、指しているのだろうか。殆ど全部は“何アカトンボ?”で、

名前が解ればそれで満足、一件落着である。「これでいいのか」私

の頭を横切る。

 明治に入り、我が国にも西洋の文化が押し寄せた。近代国家を

目指す日本は、西洋に追い付け、追い越せと進んで来た。その余

韻が私達の脳裏に残っているのかもしれない。

 ところで、そのアカトンボ名が知りたい。現在は、いい図鑑がある、

スマホがある。ページをめくれば、指先で流せば、アカトンボの種

類がズラー…と並んでいる。北から南に棲息している種類が並ぶ。

だが見方を学ばないと特定できない。

 私が子供の頃の図鑑は、簡単でアカトンボは数種で、突き合わせ

た。ハイ・アマチュア対称には、天然色印刷の立派な図鑑もあった。

第一、ネットで採集して、ゆっくりと調べたものだ。

 ところで、そのアカトンボ、正面に回って顔を見たら、おでこに眉が

2個、マユタテアカネの雄であった。

 現在は、お金だ、経済成長だ、の掛け声が高い。でも、環境が破壊

されたら元に戻れない。

 アカトンボを見たら、名まえもいいが、何を見、何を考えるべきだろう。

元センターの 前庭に、アカトンボが飛んでいた。

前に廻って見たら ”アラ ラララララ”

毎月第2日曜日 10時 玄倉バス停に集まる。 待ってます!


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