昔々 誰が祭ったんだろう
刺を刺した犯人は その花
茎や葉には刺毛が
葉腋には むかごが
丹沢山域では見ない イラクサの仲間だ
ススキの穂を思わせるが イラクサの仲間だ
こんな刺に刺されたら 大変だ
刺をよく見ると 注射器だ
ミヤマイラクサ 上の穂状が雌花 下の集まりが雄花だ
観 察 月 日 2013 9.11.曇 25℃
観 察 場 所 群馬県 水上町
「痛い!これは何だ」Yさんが小声で呟いた。
アウトドアーの専門家なのだが、つい草を手で撫でてしまった
のだろう。
見ると、ムカゴイラクサであった。小穂状に伸びた花の集まりは、
刺状のもので囲まれて見えたが、これは雌花の柱頭で、茎や葉
に刺毛があるので、そこに触れたのだろう。葉腋には5mm程の
“むかご‘がある。
ムカゴイラクサは、丹沢山麓でも普通に見掛けるが、この林道に
は、丹沢山域で見た事のない、気になるイラクサの仲間の植物
があった。
草丈80cm、ススキの穂を思わせる花、雌雄同株で先端は開いた
穂状の雌花、雄花は下部の葉腋に多数集まっている。ミヤマイラ
クサだ。
長い穂状の雌花から目線を下げて、茎の部位を覗いて見ると、そ
こには手を触れたらさぞ痛そうな刺毛が生えていた。刺毛の数は
おびたたしい。
忘れた位以前、我武者羅にブッシュの中を歩いていて、イラクサ
の刺毛に見舞われた事があった。刺毛の先はガラス様で、刺さ
ると折れて中にある蟻酸が注射され、傷みが走った。
その痛みの状態は人により違う様で、イラクサの仲間には注意
が必要だ。
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