足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1685 ~ 平年より遅い紅葉 ~

2019年12月17日 | 植物

観察月日  2019.12.3.晴 10℃

観察場所  厚木市 不動尻

 「今年は各地の紅葉が1週間程遅れている」と言われているので、

「山の神沢を行く林道の終点〝不動尻“でも紅葉が見られるのでは

ないか」と急遽入ってみる事にした。

 広沢寺の駐車場に車を止め、林道を行くと、マス釣り場があり川岸

から伸びているイロハモミジは真赤に色付いている。やがて弁天の

森への道と別れ進むと、女性だけの山岳会“エーデルワイス・クラブ

”を創立した坂倉登喜子さんの本「関東周辺、山と地酒の旅」の中に

ある、“鐘が岳を背景に建つ茅葺き屋根の小屋”の写真が、風景とし

て広がっている。ただし、過ぎた時間は埋める事は出来ず屋根はトタ

ンに変わっているが。

 山の神隧道前で以前を思い起しながら、“とらや”の羊羹を食べて小

休止。隧道を潜り抜けると尚も視界は広がり、川筋は谷太郎川となり、

遥か底から川音が聞こえて来る。

 目の前は三峰山が造る広大な壁、赤と黄金の色で塗り潰されている。

赤はイロハモミジ、では黄金色は?あたりを探すとコナラが黄金に輝い

ていた。

 「緑が何かと思ったら、カントウミヤマカタバミだわ、12月なのに、元気

だわ」とRさんがしゃがみ込んだ。高木の枝を絡めて降りて来る長い蔓に

大きめの赤い実、アズマイバラを避けながら、帰路を急いだ。

不動尻の紅葉を見たい。

三峰山の山は 紅葉真盛り。

 

赤は イロハモミジ。

黄金は コナラ。

台風の被害。

ミヤマカタバミ。

アズマイバラ。

ほおじろ 。


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