観察月日 2019.12.13.曇 5℃
観察場所 清川村 宮が瀬
「ルリビタキの声がするわ」とRさん。双眼鏡で木々の枝先を
探している。私もカメラのレンズを向けて見るが空を覆う雲が
乱反射してまるで墨絵の世界を眺めている様だ。鳥の姿は捉
えたものの黒く潰れて色は見えない。
「腹の黄色がキレイだったので、ルリビタキの♂だと思うわ」と
双眼鏡で追っていたRさんの呟き。私にはよく解らなかった。
林道を左から右に、斜めに飛び、ブッシュから突き出たオオイ
タドリの先端近くに止まった。胸の羽毛が黄緑と美しく、暗い茂
みにそこだけ明りを付けた様な、アオジだ。
山の崩れを止めた石垣の上はオオイタドリが続く。普通は本州
の日本海側を歩くと見掛ける植物で、以前は宮が瀬にはなかっ
た。目立つようになったのは、ダムが出来、沿って走る林道が出
来てからだ。
アオジは翼の広い種を一枚?づつ摘まみ、時には束ねてくわえ
振り落として食べ、長い時間食事に費やした。
「このアオジさん、ゆっくり見せてくれて、いい子ね」とは、Rさん
のことば。お陰で私も、ゆっくりカメラに記録する事が出来た。
10m先に「今日は寒いですね」と親しく挨拶を交わした人がい
て私に手招きをする。そこには、アカマシコの♂と♀が餌を食べて
いるのを教えてくれたのだ。
人は、挨拶一つで、心が通い、友になれる!
やっと カメラで捕まえた ルリビタキ。
「いい子ね」のアオジ。
束をくわえる。
手招き されたそこには。
ナガバノヤブマオの種を 啄ばむ♂。
ベニマシコ ♀。
ツグミ キハダの実を啄ばむ。
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